株式会社ビィ・フォアード
経済・社会・文化を繋ぐビィ・フォアード流「共創」の戦略
去る8月20日~22日に横浜市で「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」が3年ぶりに開催されました。「インド洋・アフリカ経済圏イニシアチブ」が打ち出され、医療や農業、重要鉱物資源などの分野でインド洋諸国と連携し、日本企業のアフリカ進出を支援する方針を示されました。 今回のTICAD9では、従来の「援助」を中心とした関係から、対等なパートナーとして共に成長を目指す「投資・共創」への転換が強調されており、改めてアフリカのビジネスに注目が集まっています。
株式会社ビィ・フォアード(本社:東京都港区 代表取締役:山川博功 ECサイト:https://www.beforward.jp/ )
は、アフリカとの「投資・共創」を事業の核にビジネスを最前線でけん引してきました。全世界で累計販売台数183万台(2025年8月現在)を誇る中古車越境ECでは、アフリカ56の国と地域に中古車を届け人々の生活とビジネスに欠かせないインフラとして、経済の発展を支え続けています。
また、単に日本からアフリカへ商品を輸出するだけでなく、現地と根差したパートナーシップにより、地元の人たちがビジネスの主役となれるプラットフォームと物流網を構築。現地の雇用創出と経済的自立に貢献すると同時に、アフリカ市場を目指す日本企業の新たなビジネス機会を創出します。
本資料ではアフリカ各国との経済的なパートナーシップ、現地での雇用創出という社会貢献、さらには日本とアフリカの架け橋として、当社が実践するアフリカとの『共創』の形をご紹介します。




<経済>”アフリカと共に成長する“、独自のパートナーシップ
当社の強みは、アフリカ22ヵ国に広がる66社以上の現地パートナー企業や販売代理店との強固な信頼関係です。
彼らは、現地における当社の顔であると同時に、各地域の市場ニーズを深く理解するビジネスパートナーでもあります。
現地パートナーのの育成と成功モデルの確立
当社は、独立したビジネスオーナーである現地パートナーに対し、販売ノウハウやマーケティング手法を提供。彼らが自らの力で事業を成長させ、地域経済の担い手となることを支援しています。これにより、単なる商品の販売に留まらない、持続可能なビジネスエコシステムを現地に根付かせています。
アフリカ諸国での日本車需要と、サービスの利便性により、当社は新興国で抜群の人気を誇り、圧倒的なシェアを保有しています。Googleのページビューランキングにおいて、ビィ・フォアードのサイトは、マラウイ、レソトでは6位※、ザンビアで11位※となっており、フェイスブックやYahoo!、YouTube等の世界的ITサービスと肩を並べるまでの状況となっています。実際にアフリカの新興国では街中でビィ・フォアードのステッカーを貼った車が走っている姿を見ることができます。
※ともに2018年4月時点


決済・通関・配送・受取までワンストップで提供
アフリカビジネスの最大の障壁の一つが、整っていない物流と決済です。当社は長年培ってきた現地パートナーとのノウハウを活かし、主要港から内陸の国境や都市まで、安全かつ確実な陸上輸送網を構築。これまで日本企業がアプローチ困難だった内陸地域への商品配送を可能にします。また確実な送金手続き、現地の購入者へのデリバリーなど、販売から輸送まで一気通貫でのサービスを提供していることも強みです。
アフリカ進出を目指す日本企業にノウハウを提供
アフリカビジネス進出サポート
アフリカ56の国と地域と取引実績のあるビィ・フォアードが、アフリカへビジネス進出を考えている日本企業のサポートを行っています。アフリカ進出をしたいが何から始めていいかわからない、自社製品がアフリカで受け入れられるかわからないなど、現地とコミュニケーションやヒアリングを行いながらサポートを行って進めていきます。
https://corporate.beforward.jp/africabusiness/
アフリカマーケットリサーチ
約53の国と地域にいる個人でビィ・フォアードの中古車を販売する代理業者BE FORWARDサポーターズ約140,000人にユーザーとなってもらい、実際に商品に対する「アフリカの生の声」を提供するサービスです。
https://corporate.beforward.jp/africabusiness/africa-market-research/
<社会>アフリカ現地の雇用拡大に貢献 ビィ・フォアード流の人材育成
TICAD9では日本とアフリカの人的交流や人材育成についても議論されました。当社は、創業当初より、「現地の方と仕事をする」ことを大切にしています。現在アフリカに66社の公式エージェントと99の拠点を持ち、600人を超える現地スタッフが通関やデリバリーなどの物流業務や販売サポートに携わっています。
一台の車から生まれる、現地の多様な雇用
当社の事業は、単に車を販売するだけではありません。一台の日本の中古車がに現地に到着してから、お客様の手に渡り、活用されるまでのプロセスで、多種多様な雇用を生み出しています。
販売代理店をはじめ、通関・港湾作業員、陸送ドライバー、自動車整備士、部品販売業者、さらには車の購入者によるタクシー・運送事業など、当社のビジネスはバリューチェーン全体で現地の雇用を創出し、アフリカにおける多くの人々の経済的自立を支えています。
[事例】ザンビアでの取り組み
当社は2014年にザンビア郵政公社と中古車販売業務の代理店契約を締結し、ザンビア国内の一部の郵便局で販売業務を開始しました。港を持たない内陸国のザンビアでは、車両を受け取る際に、港のあるタンザニアや南アフリカなどから陸送を手配するか、国境を越えて港まで車を取りに行く必要があり、通関や陸送・受取の手配に高いハードルがありましたが全国に拠点のある郵便局を活用することで、課題を解決してきました。2025年7月には首都ルサカの郵便局にも当社公認エージェントが専用の販売フロアを開設。ビジネスを拡大するとともに現地の雇用創出にも寄与しています。

【事例】タンザニアとの取り組み
貿易の拠点となるダルエスサラーム港をもつタンザニアと当社の連携は古く、2012年に初の公式エージェントを設置しました。以後、現地業者と連携し、通関から陸送までをワンストップで担うサービスを確立。現地の雇用創出や、日本とタンザニアのインターンシップをはじめとした人の交流、CSR活動など両国の交流が盛んに行われています。ダルエスサラームで開催されるアフリカ最大級の国際商業祭『サバサバ』には、2014年より継続的出展し、現地に根ざした事業展開とブランド浸透を進めています。

<文化>需要拡大する日本のカルチャーをアフリカへ
TICAD9に合わせて開催されたビジネスイベントでは、初めて日本のゲーム・アニメを紹介するエリアが設けられました。日本が世界に誇る文化であるアニメや漫画はアフリカでも近年へ高い関心を集めています。実際にアフリカ各国では大規模な「オタクイベント」が定期的に開催されるなど、ポップカルチャー市場は急速な成長を見せています。一方で、現地のファンは公式グッズなどを入手するのが難しく、また日本のクリエイターや個人事業主にとってもアメリカやヨーロッパに比べて、アフリカはアクセスする手段が限られており、巨大な潜在市場であると言えます。
現地の需要と、個人・クリエイターの「届けたい」をマッチングする海外発送サービス「ポチロジ」
当社が長年築き上げてきた物流網を生かした個人・小規模事業者向け海外輸送サービス「ポチロジ」は、簡単・安全・安価に世界中へ荷物を届けることが可能です。もちろんアフリカ各国へも煩雑な海外発送手続き(インボイス作成、梱包、配送業者選定)を一貫して当社がすべて代行します。日本のクリエイターや個人事業主でも、漫画やアニメグッズ、アート作品、中古ゲームなどを、簡単かつ安全にアフリカのファン一人ひとりの元へ届けることができます。
実際に近年では「ポチロジ」の個人利用の割合が増え、現在では依頼件数のおよそ8割を占めています。日用品をはじめ、食料品、美術品、家具、ピアノ、サーフボード、自転車、オートバイ、自動車など様々なものが世界に届けられており、日本の商品の「信頼できる品質」と「日本ブランド」の人気を反映しているといえます。漫画やアニメグッズのアフリカへの個人輸出はまだまだこれからですが、日本が世界に誇る文化と、アフリカのファンを繋ぐ架け橋となるべく、サービスの拡充を目指してまいります。
「ポチロジ」を利用したアフリカへの輸送事例
発送国:ザンビア
出荷品:人力車のタイヤ
人力車を曳きながらアフリカ横断を試みているガンプ鈴木さん(https://gump.fun/Africa)のスポンサーとして、人力車のタイヤを配達させていただきました。取り扱い品目が多く発送可能な物も多いポチロジは、幅広い用途でのご利用が可能です!

発送国:ケニア
出荷品:卓球台
日本のコンソーシアムを通じ、海外援助・支援活動の一環として、ケニアへ卓球台を輸送したいとご相談をいただきました。弊社の自社コンテナ便を活用し、日本の横浜港からケニアのモンバサ港まで輸送手配させていただきました。

「ポチロジ」サービスHP
https://corporate.beforward.jp/pochilogi/
<会社概要>
会社名 :株式会社ビィ・フォアード (英語表記:BE FORWARD CO.,LTD.)
創業 :2004年(平成16年)3月10日
資本金 :5,000万円
代表者 :代表取締役 山川 博功
本社 :〒106-6137 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー37階
従業員数 :国内 326名(2025年8月)
事業内容 :中古自動車の販売及び輸出入、自動車用部品の販売及び輸出入、ECサイトの運営、その他
業績 :売上高 1,180億円(2024年6月期)
世界販売台数 15.6万台(2024年6月期)
HP :https://corporate.beforward.jp/company/