南海プライウッド株式会社
2025年10月3日
南海プライウッド株式会社
PT.NANKAI INDONESIAジュンベル工場稼働および新製品NaSFaを発表
南海プライウッド(香川県高松市、丸山徹社長)は9月24日、連結子会社PT.NANKAI INDONESIA(ジャワ州グレシック、原朋仁社長)の第3工場となるジュンベル工場で稼働セレモニーを開きました。今後1年以内に月間で集成材を2000立方㍍、ファルカタを特殊加工で強化した新製品NaSFa(ナスファ)などの合板、LVL1000立方㍍の生産を目指します。
新製品のNaSFaは独自の特殊加工でファルカタを硬化した合板、LVL。通常のファルカタ製品と比較して強度があり、メランティなどの南洋材と同程度を見込みます。安定的に調達可能なファルカタの強度面でのデメリットを克服し、今後国内外への営業活動を強化する。ジュンベル工場では2025年7月にCARB認証を取得済であり、JAS(合板とLVL)についても、近日中の認定取得を見込みます。
今回の投資は2021年12月のスメル山噴火によって第2工場となるルマジャン工場が被災し、3割を超える集成材生産能力が失われたことが背景となります。集成材生産能力の回復と更なる増産、また新たに合板、LVLの生産開始を目論み新設いたしました。ジュンベル県はルマジャン県と同様にファルカタの一大生産地であり、原材料入手に大きなメリットがある。東西を結ぶ国道に面しており、原材料や生産した製品の運搬に有利な場所でもあります。
工場敷地面積は約6㌶で投資金額は総額820万㌦。今後必要となる人員約400人を現地にて採用予定です。

