株式会社タニハタ
日本とサウジの伝統工芸が融合する特別実演を公開

日本の伝統木工技術「組子細工」で建具を製作している株式会社タニハタ(本社:富山市上赤江町/代表取締役社長:谷端信夫、以下タニハタ)は、10月7日(火)・8日(水)の2日間、大阪・関西万博サウジアラビア館にて、サウジの木工アーティストAhmad Angawi 氏とともに伝統木格子の公開製作を開催します。
このコラボレーションはAhmad Angawi 氏の提案により実現したもので、サウジアラビア西部ヒジャーズ地方に伝わる格子細工「Mangour」と、日本の伝統木工技術である「組子細工」という二つの融合する、万博でしか見られない2日間限定の伝統工芸の共演となります。
タニハタの職人 下屋敷卓也氏と共に作業を行い、文化を超えて響き合う「手仕事の力」ご体感ください。

【概要】
日程:2025年10月7日(火)~8日(水)
場所:サウジアラビア館 文化スタジオ
内容:サウジアラビアと日本、それぞれの国に根付く伝統文様が融合する木格子の公開製作。
Mangour(サウジアラビアなどの伝統建築で使われる木製の格子スクリーンの技法・様式)を用いたパネルに、飛鳥時代から続く日本の伝統技術「組子細工」の技法にてオリジナルの文様を職人が組み付けし、パビリオン内に展示します。
このパフォーマンスは、国境を超えて響き合う幾何学と職人技の精神的調和を強調します。力強いマングールの組み合わせと、精緻な組子の技を融合させることで、「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博のテーマを体現し、次回2030年リヤド万博の開催国であるサウジアラビアとの文化交流を象徴する場となります。
https://www.tanihata.co.jp/weblog/2025/09/10833/

【パビリオン・ブース紹介】
2025年大阪・関西万博におけるサウジアラビア館は、日本館に次ぐ規模を誇り、人気パビリオンの一つとなっています。また、サウジアラビアは2030年に開催予定の「リヤド万博」の主催国でもあり、その未来への取り組みにも期待が寄せられています。2日間限定の貴重な実演に、ぜひご注目ください。
Ahmad Angawi 氏 プロフィール
Ahmad Angawi 氏(1981年メッカ生まれ)は、マルチディシプリナリーなアーティスト兼教育者であり、伝統的なヒジャーズ木工を現代に蘇らせる第一人者のひとりです。特にマングール格子細工(木製スクリーン)の専門家として知られ、伝統と革新を架橋し、工芸を文化的記憶であると同時に現代的なデザイン言語として位置づけています。ジェッダ旧市街アル=バラドにて、アンガウィ・スタジオおよびザウィヤ97を設立・運営し、伝統工芸と現代建築、教育、異文化交流をつなぐプロジェクトで国際的な評価を得ています。
株式会社タニハタ プロフィール
1959年富山県富山市にて組子細工専門工房「谷端組子店」を創業いたしました。
釘を使わず木を組み合わせる伝統技術「組子」を継承しつつ、現代建築やインテリアに調和する新しいデザインの開発を行っております。国内外のホテルや駅、空港などに採用実績があります。
また、内閣総理大臣賞やiFデザインアワード金賞(ドイツ)など国内外で数々の賞を受賞。
さらに、環境問題への取り組みにも力を入れており、電力の100%自然エネルギー化、国産木材の利用推進、環境に配慮した作業服の採用など木材を活用する企業ならではの独自の取り組みを進めております。これらの取り組みが評価され、2021年には環境省の「気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞いたしました。

【お問合せ先】
株式会社タニハタ
担当者名:杉本
(TEL) 076-441-2820
(FAX) 076-432-2795
メール info@tanihata.co.jp