株式会社BULL
2026年以降、XDLINX社の衛星にHORNを搭載予定

株式会社BULL(栃木県宇都宮市、代表取締役社長/CEO:宇藤恭士、以下 BULL)とXDLINX Space Labs(本社:インド・ハイデラバード、CEO Rupesh Gandupalli、以下 XDLINX社)は、XDLINX社が開発する衛星プラットフォームとBULL社が開発する宇宙デブリ化防止(以下、PMD *Post Mission Disposal)装置「HORN」により、衛星ミッションにおける宇宙デブリ発生防止技術の検証・実装と戦略的連携を行う覚書(MoU)を締結しました。
本MoUにおいては、持続的な宇宙活動の必要性の高まりを背景に、宇宙デブリ発生防止技術が統合された衛星ミッションの検討や市場拡大・規制準拠等における戦略的連携を目的としており、来年以降、XDLINX社の衛星にHORNを搭載して衛星ミッションにおけるHORNの軌道上実証を行った後、XDLINX社の衛星プラットフォームにHORNを統合することを目指します。
BULL社では既に日本や欧州のパートナーとロケットの宇宙デブリ化防止の検討・実証準備を進めており、今回の協業により新たに衛星向けの製品化を加速させることで、より一層 持続可能な宇宙利用の実現に貢献していきます。


BULL代表取締役 宇藤恭士のコメント
BULLは、日本発のスタートアップとして世界の宇宙産業に新しい“当たり前”を創り出すことを使命としています。この度のXDLINX社との連携は、宇宙産業の持続可能性を高めるうえで大変に意義深いものです。XDLINKX社が開発を進める人工衛星に対し、BULLのPost Mission Disposal(PMD)技術を適用することで、役割を終えた衛星が新たなデブリとならない未来を現実のものにしてまいります。BULLは、これまでに築いてきた日本及び欧州に加え、新たにインドとのネットワークを活かし、グローバルな協力体制のもとで事業を推進します。

XDLINX社 CEO Rupesh Gandupalli 氏のコメント
インドのスタートアップであるXDLINXは、さまざまなプラットフォームにおいてカスタマイズされた衛星ミッションサービスを提供しています。BULLのPost Mission Disposal(PMD)装置は、衛星ミッション終了後の宇宙デブリを低減するための革新的なソリューションです。XDLINXは、安全で持続可能な宇宙システムを実現するために、BULLとともにこの実証に参加できることを大変嬉しく思います。
■株式会社BULLについて
BULLは「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前』に」をビジョンに掲げ、「天体への(再)突入技術を活かし宇宙利用サービスを安価・簡潔に提供」することを目指すスタートアップ企業です。栃木県宇都宮市を拠点とした産学官連携による事業を推進しています。宇宙デブリの発生を防止する装置開発、軌道利活用のための微小重力実験衛星・装置の開発を進め、新たな時代の宇宙開発におけるSDGsに貢献します。
社名 :株式会社BULL(ブル)
本社住所:栃木県宇都宮市中央三丁目1-41-4
代表者 :代表取締役 / CEO 宇藤恭士
設立 :2022年11月
事業内容:宇宙デブリ対策事業、軌道利活用関連事業
■XDLINX Space Labsについて
XDLINX Space Labsは、設計、サプライチェーン、構築、統合、宇宙適格化からミッション運用まで、完全なミッション要件を提供するエンドツーエンドの小型衛星ミッション・アズ・ア・サービスプロバイダーです。同社は、グローバルな商業および防衛ISR宇宙ミッション向けに宇宙船プラットフォームとペイロード技術を提供し、さまざまな国が主権的な宇宙能力を構築するのを支援し、光学および信号インテリジェンスの両方を備えたフルスタックISR能力を提供しています。XDLINXは、グローバルインテリジェンス、監視、偵察(ISR)ミッション向けにペイロードを備えた完全に構成された衛星を提供しており、過去の業務で400以上の衛星を打ち上げています。