日本酒造組合中央会
1,001名様に「日本全国の厳選地酒」が当たるキャンペーンも10月31日(木)まで実施

ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」に関わる日本酒業界最大の団体である日本酒造組合中央会(以下、中央会)では、 1978年に10月1日を『日本酒の日』と定め、国内外を問わずたくさんの方に日本酒に触れてもらい、日本酒の魅力や楽しみ方、日本酒の文化的価値を知って頂くきっかけとなるような、広報やイベントを企画してきました。
今年も10月1日(水)「日本酒の日」にあわせ、どなたでも自由にご参加いただける「日本酒で乾杯!2025」オンラインイベントを開催。トークショーや揮毫ライブパフォーマンスに加え、日本時間19時ジャストには、熱気あふれる国内外7ヵ所(青森県、愛媛県、高知県、マレーシア、シンガポール、台湾、香港)のイベント会場を繋ぎ世界一斉乾杯を行いました。


マレーシアから出演した四方駐マレーシア大使は、 「マレーシアでは現在日本酒の人気が高まっており、輸入額でも世界13位となっており、現在も人気が引き続き伸びています。」とコメントしました。
また、シンガポール、香港、台湾などからも多くの日本酒ファンの参加があり、国籍を問わず日本酒を楽しんでいる様子が伝わってきました。こうした様子からも、日本酒の人気がこれまで以上に世界中に広がっていることが感じられました。


一方、日本各地でも様々なイベントが開催され、ライブ配信を繋いだ青森県や高知県、愛媛県の各会場からその様子が配信されました。500名以上の参加者が集まった青森会場や、大学生が企画に参加した愛媛会場など、幅広い層の方が様々な形でイベントに参加し「日本酒の日」を楽しんでいる様子が伺えました。
■トークイベント&書道家によるライブパフォーマンス
ライブ配信では、書道家であり日本酒ラベルの制作も手がける臼井鳳九(うすい ほうきゅう)さんと、唎酒師で2018年ミス日本酒準グランプリに輝いた児玉アメリア彩さんによる乾杯トークショーが実施されました。

トークでは、日本酒と書道に通じる「間(ま)」や「余韻」といった感性の共通点に触れながら、平安時代の雅な遊び―小川に流した酒杯が手元に届くまでの間に詩をしたためる(曲水の宴)―についての話題も登場。酒と書、それぞれの文化がどのように人々の営みに根ざし、現代へと受け継がれてきたのかを語る場面では、視聴者からも多くの反響が寄せられました。
また、臼井さんによる揮毫パフォーマンスでは、「日本酒で乾杯」の文字がダイナミックに書き上げられ、力強い筆致と音楽が一体となった演出によって、配信の場が一瞬にして静謐かつ熱気を帯びた空間へと変貌。書と日本酒の融合が織りなす新たな体験に、多くの視聴者が魅了されました。
「日本全国や世界も一緒に繋がって、日本酒の日がみんなに広がり、更に調和していくことをイメージした」とコメント。視聴者から「息をのむパフォーマンス」「迫力が凄い」などの声もリアルタイムで寄せられました。
■全国各地の酒販店等でもキャンペーンや試飲イベントを開催


今年も百貨店や大手酒販店、大手ECサイトなどでもキャンペーン*が行われ、全国から約600店舗が参加し、日本酒の日を盛り上げました。一部の店舗では、オンラインで中継を見ながら、19時に日本酒で乾杯する取り組みが行われたほか、店頭に蔵元を招待したトークイベントも行われるなど、多くの方が行きかう売り場でも『日本酒の日』を祝いました。
実際に店舗に訪れた方は「日本酒の日と知らずにお店に来たが、こんなに楽しいイベントがあるなんて。多くの方と乾杯で気とても嬉しい」や、「普段は日本酒をそこまで飲まなかったが、日本酒をもっと知りたくなった。」と『日本酒の日』を楽しんでいただくだけでなく、日本酒を飲むきっかけになった方も見受けられました。
元来、日本酒は人をつなぐものであり、原料である米作りから、酒造り、販売や飲食業と多くの人がつながっています。
日本酒を楽しむ人も季節や祝事のシーンに日本酒があることで、人と人とのつながりを深いものにしていくことができます。中央会では引き続き、 日本酒で世界の人々をつなぎ、日本酒文化や技術が次の世代へと引き継がれていくよう、これからも様々な取り組みを実施してまいります。
【参考】
中央会では、引き続き『日本酒の日』にちなみ1,001名様に「日本全国の厳選地酒(720ml) 」が当たるキャンペーンを10月31日(木)まで実施しています。

【レシートde応募キャンペーン】
・内容: 応募期間中2,000円(税込)以上の日本酒を購入したレシートを撮影し、応募フォームにアップロードして応募すると、抽選で10月1日の「日本酒の日」に因んだ1,001名様に「日本全国の厳選地酒(720ml)」をプレゼント。
・応募期間:9月1日(月)10:00~10月31日(金)23:59ご購入分のレシート
・締切:10月31日(金)23:59
・発表: 厳正なる抽選の上、当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
■「日本酒の日」公式サイト: https://kampai-sake.jp/
<日本酒の日について>
十二支の10番目に当たる10月は「酉」の月、日本では「トリ」と読まれますが、元来壷の形を表す象形文字で、酒を意味しています。
また、10月といえば新米を収穫し、酒蔵が酒づくりを始める季節です。以前は、酒づくりの季節が10月から翌年9月の区切りとなっており、それに合わせて酒造年度は「10月1日」から始まる一年間でした。
このようなことから、「日本の國酒である日本酒を後世に伝える」という思いを新たにするとともに、一層の愛情とご理解をという願いを込めて、1978年に日本酒造組合中央会が「10月1日は日本酒の日」と定めました。
なお、古来日本酒は神様にお供えする神聖なものとされてきており、「乾杯」には、神様の前で人々が心をひとつにする願いが込められています。
<日本酒造組合中央会について>
全国約1,600の日本の伝統ある酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒業界最大の団体。酒類業界の安定と健全な発展を目的とし、1953年に設立。ユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」により生み出される「國酒(こくしゅ)」である日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん等について魅力を広めることにより、世界の食文化の多様性に貢献し、国内外の需要拡大につなげる活動に取り組んでいます。
■公式HP: https://japansake.or.jp/sake/
<「清酒」と「日本酒」 呼称の違いについて>
「清酒」(Sake)とは、海外産も含め、米、米こうじ及び水を主な原料として発酵させてこしたものを広く言います。「清酒」のうち、 「日本酒」(Nihonshu / Japanese Sake)とは、原料の米に日本産米を用い、日本国内で醸造したもののみを言い、こうした「日本酒」という呼称は地理的表示(GI)として指定・保護されています。
※海外産米を用い、又は海外で醸造した「清酒」、「SAKE」のことを「日本酒」と表記することは誤りとなります。