IST
株式会社情報戦略テクノロジー(東京都渋谷区、代表取締役社長 髙井淳、以下「当社」)は、顧客への提供価値向上と持続的な成長を目指し、全社的に生成AI の戦略的活用を推進しております。
この度、組織全体のAI 活用において、具体的な業務効率化及び生産性向上の成果に関する試算が出ましたので、下記のとおりお知らせいたします。
■背景と目的
当社は、顧客企業のDX を成功に導く「0次DX」を推進する上で、自社の業務プロセスにおいても継続的な革新が不可欠であると考えております。その一環として、組織全体で生成AI を活用した各種ツールのプロンプト開発を進め、コスト効率化を起点とし、組織全体の質的向上と収益機会の最大化に主眼を置いて、取り組んでまいりました。
この取り組みは、自社の営業活動を高度なソリューションとして再構築するためのR&D 投資と位置づけております。
■主な成果
営業活動における一連のプロセスにAI を導入した結果、以下のとおり定量・定性の両面で顕著な成果を確認いたしました。
(1)定量的成果:生産性向上と組織能力の強化
生成AI の戦略的活用は、業務時間の大幅な創出に留まらず、組織全体の能力を多角的に向上させています。

項目 |
成果詳細 |
業務時間創出 |
年間約15,000 時間超(約100 人月相当)の時間を創出。 月間では約1,300時間超。 |
削減工数の内訳 |
議事録作成(月間840時間)とメール作成(月間280時間)の定型業務の自動化が、創出時間の約85%を占める。 |
早期戦力化 |
新卒・中途の営業未経験者の初受注までの期間を約25%短縮。 (従来平均8ヵ月→6ヵ月) |
新規顧客獲得数の向上 |
AI の戦略提案機能の活用により、アポイント獲得数が前年比で25%増加。 |
これらの成果は、議事録作成等の定型業務の自動化に加え、当社の実績や「0次DX」のノウハウを学習させ、営業戦略の立案を支援するIST 特化型AI エージェント群の活用が大きく貢献しております。
(2)定性的成果:営業活動の質的向上と高付加価値業務へのシフト
業務時間削減により創出された時間を、顧客への提供価値向上に繋がるコア業務へ再投資することが
可能になります。

項目 |
成果詳細 |
提案の質の向上 |
従来、情報収集や資料作成に費やしていた時間を、顧客課題の深掘りや、より戦略的な提案内容の検討に充てられるようになりました。 |
創造性の促進 |
AI との対話を通じて新たなアイデアを着想するなど、AI を思考のパートナーとして活用することで、これまでにない角度からのアプローチが可能になっています。 |
従業員エンゲージメントの向上 |
ルーティンワークの削減は、担当者がより創造的で満足度の高い業務に集中できる環境を醸成し、エンゲージメント向上にも繋がると考えております。 |
■担当部署責任者(営業企画部部長 山川 大志)コメント
今回のAI ツール導入は、単なる業務効率化ではなく、組織全体を『属人性を排した「ハイブリッド・セールスモデル」確立に向けた戦略的布石』に変革する第一歩です。これまでトップセールスの経験と勘に頼りがちだった企業分析や提案の質を、AI がアシストしてくれることで、営業組織全体のボトムアップと均質的な高水準化に繋がると確信しています。特に、このAI を活用することで若手メンバーが、短期間で質の高い提案を考えられるようになったのは、将来の『戦略コンサルタント集団』化を加速させ、人材投資の効率化に繋がる大きな収穫です。
今後は、この成功体験を他の業務にも展開し、全社的な収益構造改革に繋げていきます。
■今後の展望
当社は、今回の組織全体の成功事例をモデルケースとして、その知見や開発したプロンプトを更に広く展開してまいります。今後は、当社のAI 戦略を牽引する専門組織「AI CoE (Center of Excellence) 」が主導し、単一業務の効率化といった部分的なAI 導入から一歩進め、全体最適の観点からAI の活用を前提とした業務プロセスの再設計にも着手いたします。
この取り組みは、業務の質を飛躍的に向上させ、当社が推進する「0次DX」サービスの提供価値そのものを高め、当社の競争優位性を永続的なものとし、企業価値の最大化を目指してまいります。

【 会 社 概 要 】
会 社 名 :株式会社情報戦略テクノロジー
(東証グロース・155A)
代 表 者 :代表取締役社長 高井 淳
所 在 地 :東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号
恵比寿ガーデンプレイスタワー15F
電 話:03-6277-3461
事業内容:大手企業向けDX内製支援サービス等
U R L :https://www.is-tech.co.jp/