株式会社アプティグローバル
通学のための交通手段や、生活に必要な各種施設などの改善も推進
自動車業界向けに特定技能人材の紹介を行う株式会社アプティグローバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:井田秀明)は、2026年春、インドネシアのランプン州に、自動車整備や日本語などを学べる、同国初の専門高等学校を設立します。2025年9月23日に建設予定地を訪問し、式典に参加しました。


インドネシア初、専門高等学校設立によりできること
当社は、2026年春、インドネシアのランプン州東ランプン県ワイブングル郡カリパシール村に、専門高等学校『SMK UPTY GLOBAL(エスエムカー アプティグローバル)』を設立します。学生寮を併設し、中学を卒業した学生が3年間、日本語、自動車整備、板金塗装、二輪車整備などを学ぶことができます。これまで、正式な教育課程として日本語と自動車整備を学べる高等専門学校はインドネシアになく、『SMK UPTY GLOBAL』が初の開校となります。
また、専門高等学校でしっかり学び日本企業から内定が出た生徒は、卒業後、「日本語と自動車整備ができる特定技能人材」として日本で活躍することもできます。日本就業に関しては、外資系企業として初めてP3MI(インドネシア政府認定・人材紹介事業者)の資格を持つ当社が、企業面接から雇用契約、送り出し、日本で就業後のサポートまで、中間業者を一切介さずに責任をもって行います。
なお、当社は今年12月、バンドン市にトレーニングセンターも開校します。今回の専門高等学校は、当社がインドネシアで特定技能人材育成のために新設する、2つめの施設となります。
建設予定地を訪問、式典に参加
設立に先立ち、2025年9月23日に、当社代表と社員一同で予定地を訪問しました。空港から現地までの道のりは警察車両が先導し、村の入り口からはアプティグローバルの社名が入った280本もの旗が続き、盛大な式歓迎式典が開催され、専門高等学校設立への期待の高さが伺えました。
式典には、ランプン州副知事、カリパシール村長、当社代表、当社インドネシア法人代表、地域の方々などおよそ300名が参列。ランプン副知事からは「日本企業が専門高等学校を設立することを誇りに思う」、カリパシール村長からは「若者が知識を学ぶことができ日本で働く機会も得られる」と、それぞれ歓迎のスピーチをいただきました。
また、当社ならびに当社インドネシア法人からは、カリパシール村への友好のしるしとして、お米などの食品を詰め合わせた当社エコバッグを100袋寄贈しました。


専門高等学校 設立の背景
建設予定地のカリパシール村周辺は、専門高等学校がなく、若者は「学ぶことを断念する」か「他州に出て学ぶ」しか選択肢がありません。住民の9割以上が農業に従事しており、経済や若者の未来も限られている状況です。また、一度出て行った若者は戻ってこないことがほとんどで、若年層の人口減少という大きな課題もあります。
当社が専門高等学校を新設することにより、地域の若者の選択肢や機会は大きく広がります。また、インドネシア全土としても初めての日本式カリキュラムを学べることは強い差別化となり、専門高等学校がある他の地域からも入学が見込まれます。これに伴い、新たな人の流入や雇用が生まれ、地域の発展や経済活性化などにも貢献できるものと考えています。
なお、式典の様子はインドネシアで大きく報道され、すでに数千件を超える問い合わせがありました。
当社は今後、通学のための交通手段や、生活に必要な各種施設などの改善も、推進してまいります。
※専門高等学校や、地域整備進捗などの詳細は、追って発表いたします。現地ご取材も可能です。
【会社概要】
社名 株式会社アプティグローバル
代表 代表取締役 井田秀明
本社 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル7F
創業 2019年12月
創立 2024年7月
資本金 3億 4,000万円
従業員数 14名
事業内容 外国人採用支援事業
在留資格申請代行事業
損害保険代理店事業
海外進出コンサルティング事業
各種セミナー、イベント等の企画、開催、運営及び管理
参考資料:株式会社アプティグローバルについて
日本になじむ特定技能人材 輩出の背景
当社は、インドネシアで、自動車整備学校、日本語学校、そして政府認定の人材紹介会社(人材送り出し機関)を運営しています。自動車整備士として日本に就職したい若者を募り、技術・語学・文化を徹底教育し、特定技能人材として日本の企業に紹介・雇用契約締結の仕組みを確立しました。
来日前に教育課程や文化学習を修了しているため、当社から就職した人材は、「日本語ができ、日本の生活にもなじむ整備士」として入社後すぐに現場で活躍しています。
「自動車業界にインドネシア人材」の理由
自動車は日本の基幹産業でありながら、それを支える整備士などの人材不足が深刻な課題となっています。自動車整備学校の入学者数は年々減っており、国内の人材だけで整備士をまかなうことが困難な状況です。
そこで、当社は海外の人材に着目。中でも、もっとも親和性の高い国がインドネシアでした。
インドネシアは日本に対する評価や敬意が高く、「日本に就職したい」と希望する人材が多い国です。国民性は、忠誠心が深く、勤勉で明るく穏やか。また、インドネシア語と日本語は類似性が高いため上達しやすく、交通ルールも「右ハンドル、左側通行」と日本になじみやすい環境です。
当社ならではの特長
【自動車業界初!(※) ワンストップで即戦力を採用】
当社は、自動車業界で初めての、一社完結型インドネシア人材紹介事業者です。
人材募集、教育、雇用契約、送り出し、日本でのサポートまで、当社が責任をもって行います。
一般的な外国人材サービスは間に複数の業者が入りますが、当社ではすべて内製で、他社は一切関与いたしません。中間業者トラブル等のリスクを防ぎ、責任の所在が明確です。
【自動車業界唯一!(※) 手厚いアフターフォロー】
当社は、自動車業界で唯一、人材が日本で就業後にも定着サポートを徹底しています。
特定技能外国人の受け入れには10項目の支援が義務付けられていますが、当社ではさらに定着と安心を促すべく、プラス7項目を独自で実施しています。
日本就職することをゴールと考えず、特定技能人材が企業や地域になじみ、安心して暮らし、自信をもって活躍できるための取り組みです。
①特定技能外国人総合保険の加入
②運転免許切替支援、自動車運転の研修
③日本語学習の継続(月2回×40分)
④企業様へのレポート提出(月2回)
⑤定期面談(企業様・人材ともに毎月)
⑥新鮮野菜ボックスのお届け(月1回)
⑦母国語・日本語での24時間サポート
※当社調べ(2025年9月現在、自動車業界に特化したインドネシア特定技能人材紹介会社として)
当社は今後、10万人を日本企業の活躍人材とすることを目指し、自動車産業の発展に貢献してまいります。