TRAPOL
富山県黒部市とTRAPOL株式会社が「地域活性化起業人」協定を締結し、観光戦略の中核人材を派遣2025年10月8日(水) 武隈市長を訪問し、協定締結式を実施

富山県黒部市(市長:武隈義一)とTRAPOL株式会社(CEO:森脇健吾、本社:大阪市 以下、TRAPOL)は、総務省「地域活性化起業人制度」*を活用した人材派遣に関する協定を締結しました。TRAPOLは、本協定に基づき1名の従業員を観光人材として黒部市へ派遣し、黒部市が掲げる「大自然とその四季の魅力を活かし、世界に誇れる観光交流のまち黒部」を加速するための事業に取り組みます。
*総務省「地域活性化起業人制度」とは: 地方公共団体が、三大都市圏に所在する民間企業等の社員を一定期間受け入れ、そのノウハウや知見を活かしながら 地域独自の魅力や価値の向上等につながる業務に従事してもらい、地域活性化を図るもの。
■ 背景と目的
北陸新幹線敦賀延伸や黒部宇奈月キャニオンルートの商品化などで注目されてきた黒部市にとって、黒部宇奈月温泉駅を起点に、黒部峡谷・宇奈月温泉のある山間部から、丘陵地、市街地や漁業文化の息づく海岸部との連携を強化する必要があります。
このような観光戦略の実行に向けて、市では「黒部・宇奈月温泉観光局機能の強化」と「即戦力となる人材の導入」が急務であり、今回の地域活性化起業人派遣により、外部の専門家視点と地域のネットワークが融合して、従来の枠を超えた新たな観光施策が実装されることが期待されています。
■ 派遣人材が担う役割
TRAPOLから派遣される地域活性化起業人は、地域での実践経験と観光コンテンツ造成、地域住民との共創型プロジェクトに強みを持つ人材であり、以下の領域で活動を担います。
(1)地域全体に恩恵が広がる観光施策の推進
(2)「人」に会うための観光の強化
(3)観光振興計画や各地域ビジョンに係るアクションプランの推進
(4)黒部・宇奈月温泉観光局に関すること
(5)その他観光振興に関すること
■ 派遣期間
2025年10月8日から2028年9月30日まで(最長3年まで契約更新可能)
■ 地域活性化起業人 派遣従業員プロフィール
中野智恵梨(なかの ちえり)
出身地 北海道
略 歴 武蔵野美術大学在学中から有限会社カイカイキキで作画ディレクターとして勤務した後、フリーランスデザイナーとして独立。2024年1月からは能登で復興ボランティアとして活動し、2025年6月にTRAPOLにジョインして宇奈月活性化事業に関わる。
■ 黒部市 概要
北アルプスの雄大な山々から日本海へと注ぐ清流・黒部川の豊かな恵みを受けた黒部市は、富山県の東部に位置します。
3,000m級の山々から流れ出る黒部川は、世界でも珍しい美しい扇形の「黒部川扇状地」を形成し、日本一深いV字峡を誇る「黒部峡谷」は北陸有数の観光地です。四季折々の絶景の中を走るトロッコ電車の旅は格別で、峡谷の玄関口には「美肌の湯」として知られる北陸有数の温泉地「宇奈月温泉」が広がります。また黒部市は富山湾にも面しており、年間を通じて新鮮に味わうことのできる多様な海の幸も魅力のひとつです。
黒部市 公式サイト:https://www.city.kurobe.toyama.jp/
黒部・宇奈月観光局 公式サイト:https://www.kurobe-unazuki.jp/
■ TRAPOL株式会社 概要
TRAPOL株式会社は、「世界中の旅先が“会いたい友達”で溢れる世界を」というミッションのもと、地域の人々と共に“心が動く体験”を創り出す旅行コンテンツカンパニーです。
関西電力の社内ベンチャー制度から2019年に誕生し、現在は株式会社羅針盤グループの一員として、北海道から沖縄まで全国各地で体験型ツアーや観光コンテンツの企画・運営、地域活性化プロデュースを行っています。
社名:TRAPOL株式会社
代表社員:森脇 健吾
所在地:大阪府大阪市北区中之島3丁目6番16号 関電ビルディング3階
設立:2019年10月
事業内容:旅行サービスの提供、旅行・体験コンテンツの制作・運営、地域活性化コンサルティング