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AI社会において、無自覚に増幅しつつある暴力性とは?国際アート展「CENRETA ART AWARD2025」にて、窪田望のドキュメンタリー作品『AIが消し去る声』が最優秀賞を受賞しました

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株式会社Creator’s NEXT

2025年10月8日、タイ・バンコクで開催されたCENRETA ART AWARD2025にて、窪田望が監督したドキュメンタリー作品『AIが消し去る声』が最優秀賞を受賞しました。『AIが消し去る声』は、AI社会の背後にある分類の暴力性や不可視化された存在を浮かび上がらせる作品です。本作品が評価されたことにより、この問いがより広範な国際的対話へと拡張していくことを期待しています。

目次

■ドキュメンタリー作品『AIが消し去る声』について

生成AIの現場ではよく5本指にならないトピックスが話題になります。エンジニアは、5本指にならない指を5本指にするために大量のGPUや電気代を使ったりしますが、果たしてその行為はただのエラー修正、と記述して良いものなのか?

「そこには排斥されているマイノリティの暮らしがあるのではないか。」窪田はそう考え、生まれつき5本指ではなく暮らす裂手症の当事者やご家族、医療従事者の方々に話を伺い、ドキュメンタリー形式の映像作品を制作しました。

出演(敬称略)

浅原ゆき(NPO法人Hand&Foot)

大塚悠(NPO法人Hand&Foot)

川端秀彦(南大阪小児リハビリテーション病院 院長)

すらいむ(インフルエンサー、起業家)

映像制作

黒川雄斗、黒川みなみ

ドキュメンタリー作品の一コマ。裂手症の当事者やご家族、医療従事者の方々へのインタビューをメインにした構成となっている

【4つの国際映画祭にて受賞およびノミネートをさせていただきました】

今回の受賞で『AIが消し去る声』は4つの国際映画祭およびアワードで、受賞およびノミネートをさせていただくことができました。

・ニューヨーク ICP Entertainment Film Festival2025にて「BEST HUMANITY FILM」受賞
・ロサンゼルス The Atlantis Awards2025にて「最優秀ドキュメンタリー短編映画賞」ノミネート
・ロサンゼルス Film Arts and Hearts Film Festival2025にて「Honorable Mention」受賞(現在選考中)
・タイ・日本 CENRETA ART AWARD 2025にて最優秀賞

■CENRETA ART AWARD2025とは

計47点のファイナリスト作品が展示された
上映展示されている『AIが消し去る声』

日本とタイのアート関係者との交流を通じて、国際的なネットワーク、つながりを築くことを目的に開催されている国際アートアワードです。初開催となる今回は、両国から合計400点を超える応募があり、多種多様なジャンルと視点の表現が集結しました。その中から厳選された日本の作品24点、タイの作品23点の計47点がファイナリストとして展示されました。

主催:CENRETA Arts Counsil

特別協賛:CENTRAL DEPARTMENT STORE、J.フロント リテイリング㈱、㈱大丸松坂屋百貨店

審査委員会:

伊藤ガビン/京都精華大学メディア表現学部教授

沓名美和/現代美術史家、キュレーター、ディレクター

山口祥平/大丸松坂屋百貨店 アートディレクター

カナチャイ・ベンジャロンクン/タイ現代美術館マネージングディレクター

カンタポン・メーティークン/現代美術家

■窪田 望よりコメント

AIの時代に排斥してるマイノリティの存在が国際的に評価いただいたことは心より光栄です。これをきっかけに学際的な交流が進めば嬉しいなと思います。このような名誉ある賞をいただき本当にありがとうございます。

窪田 望

■現代美術家 窪田望の活動内容について

コンセプト『外れ値の咆哮』

AIの社会実装事業を推進する企業の経営者としての顔を持ち、国内外に20のAI特許を持つ窪田は、これまでデータ解析やAI 技術を20年来研究してきました。AI開発の現場では入力するデータに異質なデータが混じると良い出力精度が出なくなることがあり、これを外れ値と呼び、通常はこれを排除します。窪田は「社会的マイノリティーなどの生活は無視されて良いはずはないのに、進化の過程で見落とされている」とこれらの実態に疑問を感じました。作品制作を通じて、社会の中で不要とされてきた外れ値の価値を再評価し、本質的価値を浮き上がらせるような表現を追求していこうとしています。

▼窪田望の作品紹介(一部抜粋)

『バイナリ化する幽玄』東京 HANEDA INNOVATION CITY
『AIの余白』東京 Brillia Art Gallery
『Brain Introduction』山形県西川町 旧川土井小学校
『Brain Introduction』@東京藝術大学
『生まれては消えて、消えては生まれる』東京 HANEDA INNOVATION CITY
『断片的な日常』@東京 アイルしながわ
現代美術家 窪田 望 公式サイト

窪田の他作品はこちらをご参照ください

■窪田望の最新作は、東京ビエンナーレにて展示を予定しています

窪田望が2025年10月17日(金)〜 12月21日(日)に開催される「東京の地場に発する国際芸術祭『東京ビエンナーレ2025』」に参加することが決定しました。東京ビエンナーレでは『認知症』をテーマにAI社会における認識を問う作品づくりの企画・構想を進めています。

【東京ビエンナーレのウェブサイト】https://tokyobiennale.jp/

■東京ビエンナーレについて
東京ビエンナーレは、市民と共につくる「東京の地場に発する国際芸術祭」として、2021年以来、過去2回の開催を通してアートの社会的実践を探求し、今回で3回目の開催となります。東京ビエンナーレは、様々な課題と可能性をもつ東京という社会に、暮らす人々、働く人々、訪れる人々と共に飛び込み、私たちの環境や自身の生き方に新しい視点をもてるようになるアートのプラットフォームとなります。

■開催概要
名称:東京の地場に発する国際芸術祭「東京ビエンナーレ2025」
テーマ:いっしょに散歩しませんか?

総合プロデューサー:中村政人
共同ディレクター:並河進 西原珉 服部浩之
事業プロデューサー:中西忍

会期:2025年10月17日(金)〜 12月21日(日)(予定)
会場:拠点展示:馬喰町アートサイト、寛永寺アートサイト

主催:一般社団法人 東京ビエンナーレ
協力:東京藝術大学

入場券:前売券 2025年9月上旬より発売中
馬喰町・寛永寺アートサイト共通チケット 前売券予価2500円(当日券 予価3000円)

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年10月9日 15時57分)

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