映像産業振興機構(VIPO)
特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ]、理事長:松谷孝征、東京都中央区)は、「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」の一環として、2026年1月31日~2月4日に、オランダのロッテルダムで開催される「Rotterdam Lab」(プロデューサー養成ラボ)に派遣する若手映画プロデューサーを募集いたします。

「ロッテルダム国際映画祭」の企画マーケット(CineMart)の一部として実施されている「Rotterdam Lab」は、キャリアの初期段階にあるプロデューサー向けのトレーニングワークショップで、世界のマーケットで成功するための企画ピッチの方法や自身の作品を売るための基礎となるノウハウを学ぶ場として、ピッチング、脚本開発、プロデュース、マーケティング、マネジメント、共同製作、セールス、ポストプロダクション等をテーマとしたパネルセッション、ラウンドテーブル、ネットワーキングイベントが5日間にわたって実施されます。
「CineMart」には、世界各国から多くのプロデューサー、セールスエージェント、配給会社等の映画関係者が来場します。「Rotterdam Lab」に参加する若手プロデューサーと、来場する多くの業界人との交流の場も設けられており、自身の企画を売り込むまたとないチャンスでもあります。また国際共同製作に向けたネットワーキングの構築など、さまざまな面でビジネス拡大のチャンスに繋がる絶好の機会となります。
「Rotterdam Lab」とは?
「Rotterdam Lab」とは、「ロッテルダム国際映画祭(IFFR)」*が、1983年に世界で初めて立ち上げた映画企画マーケット「CineMart」により、2001年から運営されている新進プロデューサー対象のワークショップです。
産業としての映画製作の現場で活躍するプロデューサー養成の場として、実践、現場主義を基本とし、映画やテレビの世界からの実務プロフェッショナルで組織された指導者陣が熱心に指導を行っています。近年は、参加国、参加者ともに増加しており、多くのプロデューサーが、その後「CineMart」や「ロッテルダム国際映画祭」に作品とともに戻ってきています。世界各国からプロデューサーが集まってくるため、国際共同製作にも繋がっています。
*「ロッテルダム国際映画祭」は1972年に始まり、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの三大映画祭に次ぐ「ロカルノ映画祭」などに並ぶ最重要の国際映画祭のひとつ。
国際共同製作、海外からの資金調達などを目指している若手プロデューサーにとって、非常に有意義なプログラムとなっていますので、この機会にぜひご応募ください。
<前回の参加者の声>
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プロデューサーとしての仕事を始めてから、前向きな意味での印象的な経験のトップに入る、とても重要なプログラムとなりました。海外の助成機関について、フランス、イタリアあたりは調べていたものの、あるジャンルやトピックに特化した助成を行う機関など若い世代や設立から間もないステークホルダーがヨーロッパでは活躍していることに刺激を受けました。
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ゼロイチだけでなく、その後どのようにして映画を観客に届けていくかまで、ビジネスの全体像に触れることができるプログラムだったと思います。また、プログラムを通してプロデューサー同士の横のつながりもできたので、今後の共同製作へのハードルが少し下がった気がしました。
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とても国際色が豊かかつ互いにリスペクトがある、主に20代後半から30代前半あたりのプロデューサーが世界中から集まる、とても貴重で豊かな時間でした。今後国際共同製作を目指していく上での一歩目としては、これ以上とないプログラムだと思います。
<好きな人たちと働く:増渕愛子プロデューサーが語る『HAPPYEND』>
コロナ禍の2021年に実施されたオンライン版「Rotterdam Lab」と、2023年の卒業生プログラムに現地参加した、増渕愛子プロデューサーのインタビューが「ロッテルダム国際映画祭」のWEBサイトに掲載されていますので、こちらもぜひご覧ください。
iffr.com/en/blog-aiko-masubuchi-happyend
<募集要項>

開催期間 |
2026年1月31日(土)~2月4日(水) |
参加条件 |
少なくとも2本の短編のプロデューサー経験があり、将来的に長編の国際共同製作作品のプロデュースを目指していること |
定員 |
2名 |
応募 |
下記の応募フォームからエントリーをお願いいたします。 |
審査・選考 |
ご応募いただいた内容をもとに、審査・選考をさせていただきます。 |
応募締切 |
2025年11月6日(木) |
参加費用 |
「Rotterdam Lab」参加登録費用のみ、VIPOが負担します。 |
注意事項 |
・VIPOが事業の成果等を把握するために、参加後に実施するヒアリングやアンケートにご協力いただくことが参加条件の一つとなります。 |
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)
グローバル展開事業部 担当:山下、町田
Tel:03-3543-7531 E-mail:matching@vipo.or.jp
※メールでお問合せいただく場合には件名に「Rotterdam Lab2026 参加応募」とご明記ください。
