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大阪・関西万博のレガシーを次世代へ!文化協奏の祝典”EXPO2025 INOCHI Celebration”万博最終日いのちパークにて開催!前夜は約160の国旗の”くらげ帽”と共に新作能/リベリア協奏

大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」(プロデューサー:中島さち子、テーマ:「いのちを高める」)は、会期最終日となる2025年10月13日(月・祝)、万博会場の中核「いのちパーク」において、本万博のレガシーを多くの出展者・出演者とともにお祝いし、リングのように未来へとつなげるための祝典「EXPO2025 INOCHI Celebration(いのちセレブレーション):いのちの祭り~World Life Band Vol. 6~」を行います。前夜には、約160の国旗”くらげ帽”と共に、新作能「いのちの能 Jirin- 時の輪-」を山本能楽堂 x KURAGE Band x さまざまな国と共にクラゲ館にて行った後、PopUp Stage にてリベリア政府代表と KURAGE Band の協奏を行います。
2025年4月13日(日)から始まった大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、People’s Living Lab(未来社会の実験場)をコンセプトとして、世界中の人々が先端技術や英知、アイデアなどを交換し、課題解決に向けてともに創造・発信する場としてあらゆる取り組みが行われてきました。閉幕が目前に迫った今、各所において、万博を機に加速した地域・国際的な交流や共創、そして生活者一人ひとりの中に芽生えた多様な文化への興味・関心のまなざしを、これからもより一層発展させていこうという気運が高まっています。
テーマ事業「いのちを高める」を担当した中島さち子プロデューサーが担当するシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」は、「創造性の民主化〜つくる喜びをすべての人に!〜」をモットーに、多くの方との協奏・共創を繰り広げてきました。パビリオン内での独自の取り組みに加え、8つのシグネチャーパビリオンに囲まれた万博会場のおへそ部分「いのちパーク」における多文化協奏イベント「いのちの祭り~World Life Band~」では、KURAGE Band をハブとして、世界のさまざまな文化や他プロデューサー、海外館などとのコラボレーションを重ねてきました。これらの活動はどれも、文化交流促進や関係の向上、新しい共創アイデアの実現など多方面への推進力を持ち、協奏未来の実現へ向けた大きな布石となる可能性を秘めたものです。
この度、万博最終日に、「いのちパーク」での最後の催し「いのちの祭り~World Life Band Vol. 6~」を、「EXPO2025 INOCHI Celebration(いのちセレブレーション)」というタイトルにて開催いたします。中島さち子率いる、多文化協奏の KURAGE Band をハブとしつつ、テーマ事業プロデューサー数名とのトークの他、万博開催期間中に多彩な活動に参加してきた佐渡ヶ島の世界的な太鼓芸能集団「鼓童」や、梅花中学校・高等学校チアリーディング部などが予定されています。さらに、リベリアやセネガルなど海外関係者の出演・参加も予定しています。また、5月に開催したシグネチャーイベント「ごみ祭り」とも絡め、ごみから生まれた楽器を手に、大阪府の高校生たちも参加します!
万博のテーマの象徴「いのちパーク」にて、ここまでさまざまな山谷を乗り越えてきた多くのいのちと共に、一期一会の祝祭を行います。ぜひ、多くの皆様にも、事前にごみからアップサイクル楽器をつくりだして、共にご参加いただければ幸いです。
また、前夜には、クラゲ館から生まれた新作能「いのちの能 Jirin – 時の輪 -」(作:山本章弘)を、万博会期中3回目の上演としてクラゲ館にて行います。約160の万博参加国の国旗が彩られた”くらげ帽”を被り、皆で最後はお能に参加し、世界中のいのちを祝います。
その後、Pop Up Stage にてリベリア政府代表 Queen Juli Endee と KURAGE Band による協奏を行い、Queen が作った「Save the Ring」を歌い、大屋根リングがつないだ”多様で一つ”な世界を祝います。
アフター万博では、より、多様ないのちが共生・協奏し、輝き合う場を模索していきます。ぜひ、まずは2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の閉幕を祝うとともに、新しい一歩へと向かう瞬間を共有いただきたく、以下の通りご案内いたします。
「EXPO2025 INOCHI Celebration(いのちセレブレーション)」開催概要

日時:10月13日(月・祝)11:45~13:15
会場:大阪・関西万博会場内「いのちパーク」
※東ゲートから徒歩約10分
※雨天時は一部クラゲ館プレイマウンテン山頂で実施、または中止となります。
共催:2025年日本国際博覧会協会、いのちの遊び場 クラゲ館、アジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)
企画運営・警備手配:2025日本国際博覧会協会、ATC、株式会社steAm(クラゲ館)
協力:アジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)、株式会社 steAm、株式会社エヌケービー、語らいず廣瀬茂夫
出演・内容:
ー トーク(プロデューサー、クラゲ館大使:海乃美月他)
ー 梅花女子大学チアリーディング部レイダース、KURAGE Band
ー サエキ囃子(郷土芸能団体、from 交野市)
ー 鼓童(太鼓芸能集団、from 佐渡島)
ー KURAGE Band + クラゲ館大使:海乃美月(元宝塚歌劇団月組トップ娘役)、鼓童、サエキ囃子
ー リベリア政府代表 Queen Juli Endee、KURAGE Band(with セネガル N’Diaye Rose ファミリー)
ー みんな+大阪府の高校生ら(ごみから生まれたアップサイクル楽器)
ー 写真撮影
※出演者や順番は変更する可能性があります。
「いのちセレブレーション」前夜祭
万博で誕生した新作能「いのちの能 Jirin – 時の輪 -」再演@クラゲ館

「現代に生きる魅力的な芸能」としての能を模索する山本能楽堂が、万博を通じて、クラゲ館やKURAGE Bandとの協働の中で生み出した、稀有な新作能。途中には創造の木も登場し、周囲には世界の音が溢れます。途中、汚れてしまった海をきれいにしていこうとする動きの中で、可愛いくらげたちが活躍する姿から、「クラゲ能」という愛称でも呼ばれています。今回は、約160の万博参加国他の国旗の色に染まったくらげ帽を被り、最後は皆様にも能楽に参加頂きたい!多くの海外パビリオン関係者にもお集まり頂く予定です。
日時:10月12日(日)16:00~17:00
会場:大阪・関西万博会場内「いのちの遊び場 クラゲ館」 ※東ゲートから徒歩約10分
出演:山本能楽堂、KURAGE Band、会場の皆様
リベリアxKURAGE Band 協奏「Save the Ring(大屋根リングを残そう)」

リベリア館政府代表であり、歌手のQueen Juli Endee(クイーン ジュリ エンディー)さんが作曲したオリジナル曲「Save the Ring(大屋根リングを残そう)」などのパフォーマンスをKURAGE Bandと共に行います。みんなで、本万博の象徴ともなった大屋根リングへ感謝と愛と未来への願いを込めて、一緒に歌いましょう!他にもJuliオリジナル曲 “Africa is Beautiful” や女性応援の歌(No More Women in the Back, Men in the Front, Together…)などなど、リベリアのエネルギッシュな歌と踊りを、多文化が織りなすKURAGE Band の音楽と共にお楽しみください。
日時:10月12日(日)17:50~18:40
会場:ポップアップステージ南
出演:リベリア館政府代表Queen Juli Endee、KURAGE Band、会場の皆様
EXPO2025 INOCHI Celebration他、万博最終2日のイベント開催に寄せて(中島さち子プロデューサー)

長い184日間の万博がついに終わりを迎えようとしています。この間、本当に多くの方にクラゲ館やクラゲプロジェクトを通じて関わり合うことができました。
クラゲ館では、万人万物に潜む多様で爆発的な創造性を信じ、「創造性の民主化〜つくる喜びをすべての人に!〜」をモットーに、障害や病気、国籍や世代、職業や性別や性格の違いや分断を越えて、実に多様なくらげ仲間たち(多くの協賛企業社員や150以上の学校や病院を含む)と共に、会期前から多くの協奏を繰り返してきました。
たくさんのクラゲマドラー(障害や病気や性格など自分の特性を生かし、社会をかき混ぜる存在)も共に、つくってきました。会期中も、さまざまな障害があったり、入院中であったりする仲間400名以上が、クラゲ館を「つくる」ために、アテンダントやボランティアやものづくりなどを通じて参加してくれました。
半屋外の開かれた公園のような「いのちのゆらぎ場」では、数学やテクノロジーやものづくりや科学が芸術や音楽や社会と繋がった多くの遊びがあり、0 – 120 歳の子供達がたくさんたくさん自由に遊んでくれました。地上ではこれまで約270のワークショップを開催し、大阪府の高校生をはじめ、多くの子どもたちやシニア、ものづくりの全国の中小企業などが企画し、毎回100-300名ほどが参加。
イタリアやモザンビーク、エチオピアやセネガル、スペイン、ヨルダン、ラトビア、アイルランド、カナダ、オーストラリア、クロアチア、スロベニア、トリニダード・トバゴ、サウジアラビア、ガーナ、カメルーン、マレーシア、英国、米国、EU、国連などなど、40以上の国や国際機関と音楽やものづくりや対話の協奏を繰り広げてきました。KURAGE Band では日本はもちろん、韓国、セネガル、チベットなど、多くの文化が響きあっています。
予約ゾーン「わたしを祝う」では、日本や世界の祭り・郷土芸能をフィーチャーしつつ、なんと計5700回にもわたる即興の生演奏で、70名以上の音楽家とともに、一期一会の場を作ってきました。応接の茶室「悠楽軒」は、日本文化の奥深くを五感で体験していただけるよう趣向を凝らし、世界中の方々をお迎えしてきました。
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万博を通じて奇跡のように多くの素晴らしい 0-120 歳の子供達に出会え、協奏できた喜びと可能性を未来に繋げていくために、万博の最後に、他プロデューサーや多くの海外館を含め、さまざまな形で、世界中のいのちを祝い、平和を祈る場を、改めて、シグネチャーパビリオンが集う「いのちパーク」にて、皆様と持ちたいと考えました。
そして、前夜には、クラゲ館やPopUpStageでお能やリベリアとの協奏を通じて、世界中の方をリングのようにつないでいきたいと考えています。
ぜひ、12日はどこかの国のくらげの帽子をかぶってお能に参加し、さらに大屋根リングに想いを馳せて Save the Ring を共に歌ってください。
13日は、事前にごみから何か皆さんの創造性でオリジナル楽器を生み出し、一緒に音を出し、”踊り”ましょう。
万博は一見終わりますが、むしろ、大事なのはここから。
今、世界中で、学校や職場のあり方がゆらいでいます。
楽しかった思い出を自分ごとの”気づき”に変え、共に未来に向けて一歩踏み出し、大変なことばかりの人生や世界かもしれないけれど、そこに、多様ないのちの協奏によって「くらげ(Courage:勇気)の花」を咲かせていければ幸せです。
本当に、ここまで、多くの方あってこその万博、クラゲ館でした。
残り3日?いや、むしろ、ここから。これは大切な門出のお祝いでもあります。
心から深い感謝と共に、改めて、皆様、これからも、どうぞ何卒宜しくお願い致します。