東京メトロ
最終審査を通過した企業と共創に取り組みます。
東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村 明義、以下「東京メトロ」)では、東京メトロが保有する経営資源と、スタートアップ企業を中心とした外部企業のアイデアや技術をかけ合わせ、新たな価値を共創することを目的としたオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR(東京メトロアクセラレーター)2023」の最終審査通過企業を決定しました。
2023年9月から「Tokyo Metro ACCELERATOR 2023」において「新規事業創出プログラム」に関わる協業パートナー企業の募集を行いました。 今回ご応募いただいた149件の中から唯一最終審査を通過した、株式会社なんでもドラフトと今後共創に取り組みます。
東京メトロは、今後も幅広い外部連携を通じて新たな価値創造に挑戦してまいります。最終審査通過企業及び共創提案の概要は、別紙のとおりです。
「Tokyo Metro ACCELERATOR 2023」最終審査通過企業及び共創提案内容
株式会社なんでもドラフト
(1)会社概要
所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-33-6
代表者:代表取締役 森井 啓允
共同創業取締役 並木 啓悟
設立年:2019年
会社HP: https://nandora.net/
お問い合わせ:info@nandora.net
(2)主な事業内容:
イノベーションの力で新たなエンターテインメントを創造するスタートアップ企業です。提供中のアプリ
「なんドラ」は、試合結果や応援する選手の活躍を予想して楽しむことができる観戦・視聴体験向上型のアプ
リです。
また、「もっと応援する、もっと楽しむ、もっとファンになる」をコンセプトとし、デジタルカードを収集
しながら推し活を楽しむ、デジタルカードコレクションアプリ「FANOSY(ファノシー)」を開発中(β版提
供中)です。
株式会社なんでもドラフトは、ファンエンゲージメントの枠を超えた、エンターテインメントのトータルサ
ポートを行っていきます。
(3)共創提案
推し駅をつくろう!
「なんドラ」を用いて、東京メトロの駅や路線等に関するクイズや予想企画を実施します。「FANOSY」で
は、各駅や地域の魅力的なスポットや車両などのオリジナルデジタルカードを獲得することができます。この
企画は各駅や周辺の施設との連携を予定しており、東京メトロで街をめぐるきっかけを創出していきます。さ
らに、東京メトロ沿線の企業と手を組むことでより魅力的なコンテンツを作成します。また、当企画参加者限
定で購入できるグッズを作成するなど、様々な展開も検討しています。
これまでの「Tokyo Metro ACCELERATOR」最終審査通過企業との取組み状況
1 リンクス株式会社(2016年度採択)
「shikAI」は、駅構内の点字ブロックに表示したQRコードを「shikAI」アプリで読み取ることで、現在地から目的地までの正確なルートを導き出し、音声で目的地までご案内するシステムです。
視覚障がい者ナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)」の開発に際し、東京メトロ総合研修訓練センターや駅構内で実用化に向けた検証を重ねました。
2021年1月にアプリを公開し、2024年4月現在、13駅で導入しています。
2 株式会社マチルダ(2021年度採択)
マチルダは、「毎日の夜ごはんがちょっと楽しみになる」家庭料理のテイクアウトサービスで、日替わりの家庭料理の受け渡しステーションを都内近郊に展開しています。
東京メトロはマチルダとともに、2023年3月より半蔵門線清澄白河駅にテイクアウトステーションを設置し、実証実験を進めてまいりました。ご利用のお客様から、多数の継続を希望する声をいただく等、サービスに対して高い評価が得られましたので、マチルダに出資し、東京メトロ沿線へのテイクアウトステーション設置を進めてまいります。
3 STUDIO BUKI株式会社(2022年度採択)
STUDIO BUKIは、専用サイト上で絵本をカスタマイズし、子ども一人ひとりが主人公になれるパーソナライズド絵本を提供しています。本協業では、「絵本の中で東京メトロの運転士という仕事を疑似体験し、子ども一人ひとりが主人公になれる」絵本の共創を行いました。
2024年4月から、子どもが作中で東京メトロの運転士になれるパーソナライズド絵本「僕は私は運転士!」を販売開始しています。