ベースロードパワージャパン株式会社
~脱炭素化に向け、AI技術や大規模データセンターに地熱発電由来の再生エネルギーを供給~
地熱開発をグローバルで展開するベースロードキャピタル(本社:スウェーデン ストックホルム、CEO:アレクサンダー・ヘリング)とGoogle(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、クリーンエネルギー・カーボン削減担当シニアディレクター:マイケル・テレル)は本日、台湾初となるカーボンフリーの地熱発電由来の再生エネルギーに関するコーポレートPPA(Corporate Power Purchase Agreement、以下CPPA)を締結したことを発表します。

AIとデータセンターの成長により高まる再生エネルギー需要
近年、AI(人工知能)の進化や大規模なデータセンター(※)の急速な拡大に伴い、安定した常時稼働の再生エネルギー供給の必要性が高まっています。ベースロードキャピタルの地熱ソリューションは、将来のエネルギー需要に対応するために必要な、クリーンで安定した持続可能なエネルギーを提供し、デジタル・イノベーションの実現を支えます。
地熱資源は、世界最大の未開発エネルギー資源であり、クリーンで信頼性が高く、24時間365日利用可能な再生エネルギー資源です。ベースロードキャピタルは、革新的な戦略とグローバルな地熱開発ポートフォリオを通じて、地熱開発投資リスクを軽減しつつ、地熱エネルギー資源の開発を推進しています。
ベースロードキャピタルとGoogleの長期パートナーシップ
この度、ベースロードキャピタルとGoogleは、台湾におけるGoogleの事業運営に必要な電力を、地熱発電由来の再生エネルギーによって長期的に供給する契約を締結しました。これは、台湾におけるカーボンフリーの地熱エネルギーに関する初のCPPAであり、画期的な取り組みとなります。
本パートナーシップの最初のプロジェクトは、2029年に10メガワットのクリーンエネルギーを既存の電力網に追加供給する予定です。これにより、現在台湾で稼働中の地熱発電容量が倍増します。このプロジェクトを通じてGoogleの現地データセンターやオフィスへの電力供給が可能になります。
Googleは自社のエネルギーポートフォリオに地熱発電を組み込むことで、自社の二酸化炭素排出量の削減に取り組むだけでなく、業界全体が安定したクリーンエネルギーへと移行するための道筋を示します。このCPPAは、クリーンな電力の安定供給を確保することで、化石燃料への依存度を低減させ、エネルギー安全保障を強化するものです。
本パートナーシップには台湾でのCPPAに加え、地熱エネルギーの拡大に向けた取り組みを支援するために、Googleによるベースロードキャピタルへの出資も含まれています。
ベースロードキャピタルとGoogleは、ともに、テクノロジー業界の電力需要を確実に満たすための重要な地熱資源開発を推進し、24時間365日利用可能なカーボンフリーエネルギーへの移行を加速させてまいります。
Google クリーンエネルギー・カーボン削減担当シニアディレクター マイケル・テレル氏より
「私たちは、ベースロードキャピタルとの長期的なパートナーシップを通じて、地熱の可能性を最大限に引き出し、台湾および世界における当社の事業とサプライチェーンの脱炭素化に必要なクリーンエネルギー開発を推進していきます。台湾の地熱発電由来の再生エネルギーCPPAが、アジア地域全体、そして世界中で企業による地熱発電プロジェクトの導入拡大につながることを期待しています。」
ベースロードキャピタル CEO アレクサンダー・ヘリングより
「当社がGoogleとともに未来への変革を後押しするCPPAの締結を主導できたことを誇りに思います。この契約は、24時間365日利用でき、クリーンで安定したエネルギーに対する市場の関心と需要の高まりを鮮明に示しています。私たちのパートナーシップは、Baseload Capitalの使命とGoogleのポートフォリオの相乗効果によって、テクノロジーの成長を強力かつ持続可能な形で推進していきます。」
【ベースロードキャピタルについて】
ベースロードキャピタルは、24時間365日利用可能なクリーンな電力と熱源である地熱エネルギーを拡大するためのパートナーシップをリードしています。ベースロードグループのグローバルポートフォリオは、強力な株主やパートナーとの協力のもと、地熱資源開発への投資リスクを軽減しながら地熱市場を拡大し、学びを加速させます。
ベースロードキャピタルは世界の地熱プロジェクトに投資し、子会社であるベースロードパワー社は、ベースロードキャピタルが出資する地熱プロジェクトの開発・建設・運営を行います。
【ベースロードパワージャパンについて】
スウェーデンに本拠を置く投資会社ベースロードキャピタルの完全子会社で、地域社会および電力会社と協業して地熱発電所開発の許認可・建設・運営を行う2018年創業の事業会社です。企業理念は、再生可能エネルギーの普及を通してより自立した地域社会をつくり、人と地球の調和をめざすこと。グローバルの長期視点の投資家に支えられ、地熱資源のある地域の活性化、再生可能エネルギーの促進に努めます。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
ベースロードパワージャパン株式会社
URL:https://www.baseloadpower.jp/
Email:info@baseloadpower.jp, claire.lai@baseloadcap.com