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Tokyo Pride 2025、人権課題をテーマとした『Human Rights Conference』初開催決定!

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東京レインボープライド

特定非営利活動法人東京レインボープライド(所在地:東京都新宿区、共同代表理事:山田 なつみ、佐藤 ユウコ、以下TRP)は、2025年6月22日(日)に資生堂花椿ホール(東京都中央区銀座)にて、人権課題をテーマとした『Human Rights Conference(ヒューマンライツカンファレンス)』を初開催します。本カンファレンスは、LGBTQ+への理解と人権について深く考える多様なイベント「Tokyo Pride 2025(トウキョウプライド・ニーゼロニーゴー)」の一環として行われます。

本カンファレンスは、「家族のあり方と法律上の家族の形」、「差別の拡散か、共生の促進か? 〜メディアの影響力を考える〜」、「国際的な反ジェンダー運動を冷静に分析・対応するためには」の3テーマで構成され、多角的な視点で活発な議論を展開します。

Human Rights Conference公式WEBページ:https://pride.tokyo/human-rights/

目次

◼︎本企画のみどころ

Human Rights Conferenceでは、LGBTQ+コミュニティが直面する人権課題を主要なテーマとし、社会に根付く様々な不平等を共に考える場を提供します。LGBTQ+の人権課題を通じて明らかになる、家族制度、反ジェンダー運動、反DEI(ダイバーシティ・エクティ・インクルージョン)運動、報道倫理などの重要なトピックスを取り上げ、それらが引き起こす不平等の現状を理解するとともに、その解決に向けての一歩を模索する議論を行います。

登壇者として、当事者や専門家、活動家の方々をお招きし、それぞれの多角的な視点から活発に議論を交わすことで、多様な人権課題について理解を深めていきます。

さらに、対話を通じて「Same Life, Same Rights」というTokyo Pride 2025のテーマを体感し、誰もが「らしく、たのしく、ほこらしく」生きられる、Happy!な社会を実現するために、自分たちに何ができるのかを具体的に考える機会を提供します。

◼︎イベント概要

正式名称:Human Rights Conference (ヒューマンライツカンファレンス)

開催日時:2025年6月22日(日)13:00-17:00

会場:資生堂花椿ホール

参加費:無料

対象:どなたでもご参加いただけます

参加方法:事前申込制(※定員に達した場合は先着順となります。)

申込はこちらまで:https://humanrightsconference2025.peatix.com

◼︎タイムテーブルおよび登壇者(敬称略)

■13:05-13:25:基調講演「Same Life, Same Rights. 国際人権基準から考えるLGBTQ+」

登壇者:土井 香苗

土井 香苗

土井 香苗(どい かなえ)

国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表

大学4年生の時、アフリカ・エリトリアにて1年間ボランティアしたことがきっかけでこの道に入る。弁護士業務の傍ら、日本の難民の法的支援や難民認定法改正に関わった。2006年にHRWニューヨーク本部のフェロー、2008年から現職。日本外交を通じた世界各地の人権の保護・促進、そして、日本国内における人権問題の解決にむけて活動。2000-16年弁護士。1998年東京大学法学部、2006年ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.)卒業

■13:30-14:30:セッション1「家族のあり方と法律上の家族の形」

同性婚の法制化が見えてきた今、私たちは改めて「家族」や「パートナーシップ」について考える段階に入っています。婚姻平等、つまり同性婚の法整備は喜ばしいことではありますが、従来の「家と家」を前提とした結婚の枠組みをそのままLGBTQ+コミュニティに当てはめるだけで、本当に人権の回復につながるのでしょうか。同性婚が法制化された後に生じる可能性のある新たな課題はどのようなものがあるのでしょうか。本セッションでは、「家族とは何か」を改めて問い直す場を提供します。

パネリスト:岡野 八代、松田 和樹

モデレーター:上杉 崇子

岡野 八代

岡野 八代(おかの やよ)

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員

専門は西洋政治思想史・フェミニズム理論。

現在の関心――歴史的に女性たちが担ってきた無償のケア労働の社会的、政治的意義を分析することを通じて、既存の政治学が理解する政治概念を見なおす研究をしています。

主著に『ケアの倫理と平和の構想――戦争に抗する 増補版』(岩波現代文庫、2025年)、『ケアの倫理――フェミニズムの政治思想』(岩波新書、2024年)、『ケアするのは誰か?――新しい民主主義のかたちへ』(白澤社、共著、2020年)、『フェミニズムの政治学――ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房、2012年)など。訳書に、ジョアン・トロント『ケアリング・デモクラシー――市場、平等、正義』(勁草書房、2024年)、エヴァ・フェダー・キテイ著『愛の労働 あるいは依存とケアの正義論 新装版』(白澤社、2023年)、アイリス・ヤング著『正義への責任』(岩波文庫、2022年)、ケア・コレクティブ著『ケア宣言――相互依存の政治へ』(大月書店、2021年)、など。

松田 和樹(まつだ かずき)

中央大学日本比較法研究所専任研究員

博士(法学)。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。専門は法哲学、その中でも家族と法の哲学。主な論文に、「婚姻の契約アプローチの展開と課題:クレア・チェンバーズの「婚姻なき国家」の批判的検討」(野崎綾子著『新版 正義・家族・法の構造変換:リベラル・フェミニズムの再定位』勁草書房・所収)など。

上杉 崇子(うえすぎ たかこ)

弁護士、公益社団法人Marriage For All Japan 理事

結婚の自由をすべての人に東京訴訟共同代表として、性的指向及び性自認にかかわりなくすべての人に結婚の選択肢が保障される社会を実現するための活動を続けている。日台・日米同性カップルの在留資格訴訟、東京弁護士会のセクシュアリティ平等実現の取り組み等LGBTQに関する活動多数。近著に岩波ブックレット『同性婚法制化のためのQ&A』(共著)。

■14:45-15:45:セッション2「差別の拡散か、共生の促進か?〜メディアの影響力を考える〜」

近年、LGBTQ+に関する誤情報やフェイクニュースが急速に拡散し、不安を煽る報道が社会の偏見を助長する要因となっています。こうした状況の中で、ファクトチェックの重要性や報道倫理がこれまで以上に求められています。

本セッションではメディアによるLGBTQ+の報道がもたらす影響やジャーナリズムの責任、そしてネット上で拡散される差別的な情報にどのように対抗できるのかを議論します。メディア関係者やジャーナリスト、市民社会の視点を交え、公平で責任ある報道のあり方を探ります。

パネリスト:古田 大輔、藤沢 美由紀、野宮 亜紀

モデレーター:白川 大介

古田 大輔

古田 大輔(ふるた だいすけ)

日本ファクトチェックセンター編集長

朝日新聞記者、BuzzFeed Japan創刊編集長を経て独立。2020-2022年Google News Labティーチングフェロー。2022年9月に日本ファクトチェックセンター編集長に就任。その他の主な役職にデジタル・ジャーナリスト育成機構事務局長など。ニューヨーク市立大院News Innovation and Leadership 2021修了。

藤沢 美由紀

藤沢 美由紀(ふじさわ みゆき)

毎日新聞記者

2007年、毎日新聞社入社。東京本社社会部、くらし科学環境部などを経て25年4月から福島支局勤務。2014年頃から性的マイノリティーに関する取材に取り組む。2022年、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。LGBT法連合会と有志記者による「LGBTQ報道ガイドライン」作成に参加。共著「強制不妊――旧優生保護法を問う」(毎日新聞取材班)。1983年生まれ。

野宮 亜紀

野宮 亜紀(のみや あき)

Tネット共同代表/LGBT法連合会顧

1998年からトランスジェンダーの自助・支援グループに運営メンバーとして携わり、 2000年から東京レズビアン&ゲイパレードの実行委員、その後、パレードの主催団体であった東京プライドの理事を2008年まで務める。2003年の性同一性障害特例法の制定の際は他の当事者とともにロビー活動を実施。2005年から非常勤講師として大学でジェンダー、 セクシュアリティの講義を担当。2024年よりTネット共同代表。

白川 大介

白川 大介(しらかわ だいすけ)

日本テレビ報道局・総合ニュースセンタープロデューサー

2018年にゲイをカミングアウトして以降、SDGs、ジェンダーやLGBTQ+に関する報道・番組制作に当事者として関わる。2024年には民放初の多様性キャンペーン「Colorful Weekend」を企画し実現。現在はカルチャーニュース部門と「news zero」に関わりながら、日テレ報道局ジェンダー班のYouTube・Podcast番組「Talk Gender」のMCとして取材・発信を行う。大学時代には上野千鶴子氏に師事。

■15:50-16:50:セッション3「国際的な反ジェンダー運動を冷静に分析・対応するためには」

近年、アメリカ政権の影響を受け、反DEI(多様性・公平性・包摂性)運動が活発化し、その影響は私たちの社会にも少なからず及んでいます。ジェンダー平等や社会的包摂を進めるためにはアメリカ以外の国々の状況にも目を向け、冷静かつ多角的に現状を捉えることが不可欠です。

本セッションでは、トランスジェンダー差別、フェミニズム、そして世界各国における社会的課題について、各分野の専門家がそれぞれの視点から意見を交わします。そして、日本にいる私たちがどのようなアプローチをとるべきか、より効果的な行動を考える場とします。

パネリスト:清水 晶子、福永 玄弥、高井 ゆと里

モデレーター:松岡 宗嗣

清水 晶子

清水 晶子(しみず あきこ)

東京大学大学院総合文化研究科教授

東京大学教養学部教養教育高度化機構D&I部門長。専門はフェミニズム/クィア理論。主な著書に『フェミニズムってなんですか?』(文春新書)、『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(共著、有斐閣)、『読むことのクィア——続 愛の技法』(共著、中央大学出版部)など。微妙に隠キャだが愛情深い美形のゲイ(多分)のトイプードルと、少し間抜けでお調子者のハバニーズ(SOGI不明)の世話係。

福永 玄弥

福永 玄弥(ふくなが げんや)

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属教養教育高度化機構D&I部門准教授。

「東アジアにおける植民地主義・冷戦体制と性の政治」が研究の主な関心。主な著作に、『性/生をめぐる闘争——台湾と韓国における性的マイノリティの運動と政治』(明石書店)、「男たちの帝国と東アジア」(『エトセトラ vo.10』)、「失敗の留学ノート、あるいは『流氓』をめぐる覚え書き」(『現代思想 2024年11月臨時増刊号』)など。

高井 ゆと里

高井 ゆと里(たかい ゆとり)

群馬大学准教授

倫理学者。共著に『トランスジェンダー入門』『トランスジェンダーQ&A』、編著『トランスジェンダーと性別変更』、訳書にショーン・フェイ『トランスジェンダー問題』がある。

松岡 宗嗣

松岡 宗嗣(まつおか そうし)

一般社団法人fair代表理事

愛知県名古屋市生まれ。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、Yahoo!ニュースやGQ、HuffPost等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。著書に『あいつゲイだって – アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)など

◼︎アクセシビリティに関するご案内

本会場は、会場入口や通路に大きな段差や障害物がなく、車椅子での移動が可能です。
また、ステージ付近に手話通訳者を配置予定です。

◼︎協賛企業

◼︎Tokyo Pride(トウキョウプライド)とは?

Tokyo Pride(トウキョウプライド、旧:東京レインボープライド)は、LGBTQ+の権利と多様性を祝う「プライドマンス」の1か月を通じて、LGBTQ+への理解と人権についてより深く考えるイベント(Pride ParadeとPride Festival, Pride Night, Youth Pride, Queer Art Exhibition, Human Rights Conference, Youtube)の総称です。


Tokyo Pride 2025 開催概要

正式名称:Tokyo Pride 2025(トウキョウプライド・ニーゼロニーゴー)

期間・場所:

・Pride Festival(プライドフェスティバル)

 6月7日(土)・6月8日(日) 11:00-18:00 / 代々木公園イベント広場&野外ステージ

・Pride Parade(プライドパレード)

 6月8日(日) 12:00開始(予定)/ 渋谷~原宿

・Pride Night(プライドナイト)

 6月8日(日)/ 東京都内(会場調整中) / 有料

・Youth Pride(ユースプライド)

 6月14日(土)・6月15日(日)

 1日目13:00-18:00、2日目11:00-18:00 / WITH HARAJUKU HALL

・Queer Art Exhibition(クィアアートエキシビジョン)

 6月6日(金)- 6月18日(水)/ 東急プラザ原宿「ハラカド」3F

 BABY THE COFFEE BREW CLUB GALLERY ROOM/ART STREET

・Human Rights Conference(ヒューマンライツカンファレンス)

 2025年6月22日(日)13:00-17:00 / 資生堂花椿ホール

・YouTube

 配信日時調整中

主催:特定非営利活動法人 東京レインボープライド https://tokyorainbowpride.com/

 特定非営利活動法人東京レインボープライドは、性的指向および性自認にかかわらず、すべての人が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指し、Tokyo Prideの運営や、教育・啓発、芸術・文化、コミュニティ支援、ウェルネスサポートの各事業、アドボカシーを通じて、多様性の尊重と理解促進を目指しています。

 毎年、アジア最大級のLGBTQ+関連イベントとして「Tokyo Pride*1」を開催し、多様な文化やコミュニティが一堂に集うことで、相互理解と連帯を深める機会を創出しています。

 *1 2024年までは、東京レインボープライド(Tokyo Rainbow Pride)の名称にて開催。

 弊団体の活動は皆様からの寄付によって支えられています。継続的な寄付で、東京レインボープライドの活動を支援していただける、TRPサポーターを募集しています。企業・団体、個人は問いません。

支援の方法:https://tokyorainbowpride.org/supporters/

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年4月16日 13時00分)

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