偕成社
小学生の5人に1人が、めがね・コンタクトレンズを使用している今、めがねをかけはじめる子どもと保護者にぜひ読んでほしい一冊。

株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村雄二)は、『さあ、めがねをかけよう!』(ヘレナ・ハラシュトヴァ 作/アナ・コーベン 絵/越智典子 訳)を2025年4月23日(水)に発売します。
▼書籍詳細
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784034254103
目とめがねにまつわる基本的なことがらを子ども向けに解説
本作は、最近めがねをかけはじめた近視のジョーと、幼い頃からずっとめがねをかけている遠視のキティという小学生2人と一緒に、目とめがねにまつわるさまざまなことを学んでいく、チェコ生まれの翻訳絵本です。
本作の構成は以下の通り。
・目のしくみ(近視、遠視、乱視って?)

・眼科にいく(どんな検査をするの?)
・めがねのしくみ
・めがねをかけたらできるようになること
・めがねの歴史(めがねがなかった時代の人たちはどうしてた?/めがねはだれが発明した?)
・正しいめがねの選び方(めがねにはいろいろな用途がある/見た目が気に入ったものを選ぶのも大切!)

・めがねをかけたり、目の病気を患っていた有名人
・未来のめがねはどうなる?
・めがねあるある(めがねをかけているとちょっと困ること)
・目を大切にしよう(テレビやスマートフォンを長時間見ない、目の体操をするetc.)
・ほかの動物たちの目の見え方
たくさんのわかりやすいイラストとともに、子どもたちが目とめがねについて知っておくべきことを網羅的に説明し、目とめがねの正しい知識を伝えます。
最後は「めがねをかけるって、いかしてる!」というメッセージで締めくくられます。「めがねはダサい」「めんどうくさい」「かっこわるい」という従来のイメージを払拭し、自分の気に入っためがねをかけて、楽しく前向きにめがねと付き合ってほしいという願いがこめられています。
小学生の5人に1人は、めがね・コンタクトレンズを使用
「こどもの目の白書2024(ロート製薬)」によると、裸眼視力1.0未満の小学生は3人に1人以上。5人に1人はめがねやコンタクトレンズを使用しており、その7割は近視用です。
本作の監修を務めた眼科専門医の中山百合先生(砧ゆり眼科医院 院長)は「あとがき」で、子どもの視力が落ちてめがねをかけなければならない事態になったときに、その保護者が抵抗を示すことも多いといい、保護者の不安に理解を示しながらも「成長期にあるお子さんが、ぼんやりとした見え方の中ですごし、それを当たり前だと思いこんでしまう」危険性を指摘したうえで、めがねを嫌がるお子さんに対しては、本作をいっしょに読みながら、めがねの大切さを伝えてあげてほしいと書いています。
新学期の健康診断などで関心の高まるこの時期に、本作をぜひご紹介いただけますと幸いです。
著者紹介
作:ヘレナ・ハラシュトヴァ
チェコスロバキア生まれ。チェコ語↔英語、チェコ語↔ロシア語の翻訳家としてキャリアをスタートする。『The Life Story of a Baby with a Big Head』で初めて子ども向けの本を手がけ、それ以降は子ども向け の本のライターとして活動。著書多数。
絵:アナ・コーベン
ウクライナのちいさな街にくらす。子ども向けの本や雑誌で挿絵やマンガを描いている。
訳:越智典子(おち のりこ)
1959年東京生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。絵本や読みもの・科学絵本・翻訳など、多方面で活躍中。おもな作品に、『ここにも、こけが…』『ピリカ、おかあさんへの旅』「ラビントットと空の魚」シリーズ(福音館書店)、『いのちのなぞ』(上下巻/朔北社)、『てりふり山の染めものや』『ツーティのうんちはどこいった?』『おふとんのくにのこびとたち』(偕成社)など、おもな訳書に『いろいろ いっぱい』(ゴブリン書房)、『アラビア数学奇譚』(白揚社)などがある。
書籍詳細

『さあ、めがねをかけよう!』
作:ヘレナ・ハラシュトヴァ
絵:アナ・コーベン
訳:越智典子
定価1,980円(税込)
判型:26cm×22cm
ページ数:32ページ
対象:5歳から
発売日:2025年4月23日(水)
書籍詳細:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784034254103