株式会社サンシャインシティ
アニメ・キャラクターや推し活など池袋ならではの特徴を活かして売上が大きく伸長!近隣ファミリーからの支持やインバウンド需要も追い風に
サンシャインシティ(東京・池袋)内の専門店街アルパ・スカイレストラン (※1)は、2024年度(2024年4月~2025年3月)の売上高が過去最高の359億円(前年比108%)となりました。これまでの最高売上高である1991年度の333億円を26億円上回り過去最高を記録しました。
▼▽本リリースのPDFはこちらよりダウンロードできます▽▼
d20364-989-d99afe6060c1e90b62ba16f0747d4441.pdf

売上の大幅な伸長の背景には、国内最大級のキャラクターショップの集積と、IPコンテンツ(※2)と連動した各店舗の商品展開や販促施策が大きく影響、貢献していると考えられます。特に、「ポケモンセンターメガトウキョー」をはじめとするキャラクターショップの売上高は前年比112%と大きく伸長し、アルパ全体の約25%を占めました。また、“推し活”需要に合わせた店舗展開や販促施策をするなど、“サブカルの聖地”として存在感が増している池袋の特徴を活かした戦略も奏功しています。さらに、コロナ禍からの回復に合わせた新たなゾーニング計画に基づく店舗リニューアルによって、池袋エリア再開発の流れに伴い増加する近隣住民の需要を喚起したことや、円安の影響も相まって一層高まるインバウンド需要も追い風となりました。
なお、年間来街者数(=サンシャインシティ全体の来館者数)も3,130万人を超え、コロナ禍前の水準に回復しています。
引き続き池袋のランドマークとして、地域のニーズや社会のトレンドに応え、多くの方に愛される施設運営を目指してまいります。
※1 他一部の店舗を含む
※2 IPコンテンツ:アニメ・ゲーム・マンガのキャラクターなど、知的財産(Intellectual Property)権に基づいて保護された独自のコンテンツのこと
◆売上高と来街者数の推移
コロナ禍の影響を受け売上高・来街者数とも2020年度に大きく落ち込みましたが、その後はV字回復を遂げ、2024年度にはバブル期で過去最高の売上高を記録していた1991年度を上回りました。

売上高 |
来街者数 |
|
2024年度 |
359億円 |
3,130万人 |
1991年度 |
333億円 |
3,170万人 |

◆売上を押し上げた5つの要因
1.市況に合わせたゾーニング計画と積極的な改装・新店オープンの推進
2023年度より、コロナ禍を通した社会やお客様の変化、池袋エリアの今後の再開発を見越し、新しいゾーニング計画を策定して段階的にリニューアルを推進しました。2023年度オープンした店舗の売上は軒並み前年比(前テナント実績比)を10%以上上回り大きく躍進しました。また、2024年度も新店4店舗、改装店12店舗(内、移転2店舗)と積極的に店舗の入れ替えやリニューアルを進めることで売上を大きく伸ばしています。
●2024年度の主な新店・改装店
【新店】

香港市場(アルパ3F)
現地のシェフによる本格飲茶を中心に、手頃で品数豊富なメニューが人気。夜の利用も多く、前テナントをはるかに上回る実績となりました。

わくわく広場(アルパ1F)
館内及び周辺に扱いのない地場産野菜の販売は周辺の地域住民の支持を得ています。
また、お弁当や総菜は館内オフィスワーカーのランチニーズにも応える内容で、好評を得ています。
【改装店】

ゾフ(アルパB1)
池袋エリア旗艦店として移転オープン。他にはない新内装・什器を展開し好評を得ています。

メゾンカイザー(アルパ1F)
ここでしか味わうことができないパンやカフェメニューなど、店舗オリジナルのメニューを販売。テイクアウト・カフェともに非常に好評を得ています。
店舗内で成形から焼き上げまで行っており、焼き立てのパンを楽しむことができます。
2.キャラクターイベントの開催に連動したコラボ企画
複合施設の強みを活かし、展示ホールや水族館・展望台などサンシャインシティ内各所で開催されるIPコンテンツをテーマとしたイベントとのコラボ企画として、レストランフェアの開催などを行いました。アパレルなどの物販店舗においても、IPコンテンツとのコラボ商品などを積極的に展開することで、イベント来場者にも非常に好評を得ています。また、「セサミストリートマーケット」や「サンリオビビティックス」、「ポケモンセンターメガトウキョー」などのアルパ内のキャラクターショップによる噴水広場や展示ホールでのイベント・フェアの開催も、店舗売上の拡大に大きく寄与しました。

3.未利用区画の活用や個性的な自販機・キッチンカーの展開
これまで未利用または別の用途で利用していた場所を店舗区画化し、売上の上積みを図りました。また、外部企業や自治体とのコラボ、IPコンテンツとのコラボに多角的且つ複合的に対応出来るように、自販機やキッチンカーの展開を開始し、お客様満足度向上と売上拡大に繋げました。

4.インバウンドのニーズに応えるキャラクターショップの集積
もともと外国人からも人気の高いIPコンテンツですが、コロナ禍からの反動による訪日外国人増加に円安の影響も相まって大きく消費単価が上がり、キャラクターショップの売上伸長に大きく寄与しました。特にキャラクター店舗が集積する2Fには目的客も多く、外国人旅行客のクールジャパンニーズの受け皿として大きな役割を果たしています。
5.狙いを定めた販促施策
①“キャラもりっ”

国内最大級のキャラクターショップの集積を誇るサンシャインシティでは、「いろんなキャラクターが“もりっ”だくさん!」をテーマに“キャラもりっ”と題したプロモーションを行っています。キャラクター情報が詰まったウェブページの運営や、キャラクターがもりもりのフォトスポット「キャラもりっのおへや」を展開する等、様々な企画を通して、通年でキャラクターの魅力を発信しています。
②推し活フェア

推し活応援企画として、“推し”のぬいぐるみを撮影できるぬい撮りブースや“推し”への気持ちを記入できるメッセージボードを設置したほか、各店の推し活グッズを展示して販売促進を行いました。メッセージボードには、約2週間で6,000枚を超えるアイドルやアニメキャラクターへ向けたメッセージが集まりました。
③有名アーティストとのコラボレーション
話題の有名アーティストとコラボレーションしたプロモーションを実施しました。サンシャインシティ内各所にて撮り下ろし写真を使用したフォトスポットの展開や、限定ノベルティがもらえるマストバイキャンペーンなどを実施し、“推し”を目当てに多くのファンの方が訪れました。
④PayPayキャンペーン

PayPayと連携した2つの企画を同時開催しました。税込1,000円以上の決済でスタンプが獲得でき、5スタンプ貯まると500pt獲得できるスタンプ企画と、17時以降の決済で決済額の10%がポイントとして還元される企画を実施。客単価や買い回り率の増加、夜帯の盛り上がりに繋がりました。
◆今後の注目トピックス
①設備更新工事を終えた噴水広場が2025年度はフル稼働!
サンシャインシティの中心にあり、アーティストライブやプロモーションイベントなど、日々賑わいを創出している噴水広場。2025年1月~3月にかけ設備更新工事のため閉鎖していましたが利用が再開され、さらなる集客効果が期待されます。
再開後間もない4月5日(土)・6日(日)にはサンシャインシティ内に店舗を有するキャラクターが大集合する「キャラもりっフェス」を開催しました。複数のキャラクターが一堂に会する貴重な機会はサンシャインシティならでは。当日はお子様や各キャラクターのファンの方を中心に大勢のお客様にお楽しみいただきました。

②開業50周年に向け、段階的リニューアルが継続中!
2028年の開業50周年に向け、特に施設の各入口周辺エリアを地域の方々との重要なタッチポイント拠点として強化します。これまで以上に近隣住民の皆さまが利用しやすい施設を目指し、ハード面だけでなく、店舗のリニューアルも進めていきます。なお、2025年度は新店・改装店合わせて20店舗程度が装い新たにオープンする予定です。
※画像はイメージです。
※金額はすべて税別です。
■サンシャインシティ 専門店街アルパ 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ 専門店街アルパB1・1F・2F・3F
営業時間:(お買物)10:00~20:00、(お食事)11:00~22:00 ※一部店舗を除く
問合せ先:サンシャインシティ総合案内 03-3989-3331( 受付時間9:00~20:00 )