株式会社AgeWellJapan
〜岡田光信×UNERI×AgeWellJapanの未来対談 〜

孫世代の相棒サービス「もっとメイト」や多世代コミュニティースペース「モットバ!」を展開する株式会社AgeWellJapan(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:赤木円香、以下:AgeWellJapan)は、インパクトスタートアップとしての今後の展望を見据え、個人投資家・岡田光信氏、ならびに社会課題解決型スタートアップの支援を行う株式会社UNERI(本社:名古屋市、代表取締役:河合将樹)の河合将樹氏と対談を実施しました。本対談では、社会課題解決とビジネス成長の両立を目指すスタートアップの役割や、今後の可能性について意見を交わしました。
対談ハイライト
「社会課題を希望に!」インパクトスタートアップが描く超高齢社会
「老人と宇宙」から始まった出会いと出資
IMPACT STARTUP SUMMIT 2024で赤木のもとに現れ、「私の人生のテーマは老人と宇宙です。出資させてください」と声をかけた岡田氏。その場で出資を決めた背景には、「社会課題は民間の力で解決すべき」という岡田氏の信念がありました。
社会課題に価格をつけるという挑戦
岡田氏は、理解されにくかった“宇宙ごみ”の分野に12年前から挑戦。技術を開発し、価格を設定することで、国際的なアジェンダへと育て上げてきました。社会課題の多くは、価値を理解されるまでに時間がかかり、さらに値付けの難しさが伴うと言います。
インパクトスタートアップの転換点と指標の重要性
河合氏は、インパクトスタートアップが今「20年に一度の転換点」にあると強調。市場規模は世界で約740兆円、日本全体でも約17兆円にまで広がっています。一方で、未上場のスタートアップに流れているお金は、日本全体の約1%と少ないのが現状です。河合氏は、企業が「自らの社会的影響を測り、改善する力」が不可欠だと語りました。
「価値を形に、言葉を力に」
岡田氏は、ファイナンスの重要性について触れ、AgeWellJapanが社会的価値をサービスに変えようと挑戦する姿を評価しました。また河合氏は、AgeWellJapanの特徴として「Age-Well」という概念を言葉にし、社会に根づかせている点を強調。抽象的な価値を“名前のある概念”として打ち出すことで、共感が生まれ、人が集まり、事例も広がると語りました。
魔法はない。爪楊枝から社会的渦へ
岡田氏は、宇宙ごみという社会課題が認知され、事業として成長するのは「50メートルプールを爪楊枝で回すような挑戦だった」と語りました。続けていくことで、道具はお玉やヘラに変わり、やがて渦が生まれたと言います。社会に影響が広がるのは、他人が語るようになったとき。AgeWellJapanも“語られる存在”になるまで、届け続けることが大切だとエールを送りました。
グローバル展開の可能性。韓国から世界へ
河合氏は、AgeWellJapanの「Age-Well」という概念とビジネスモデルは海外でも十分に通用すると語り、最初の連携先として韓国をあげました。韓国は、高齢化の進行や家族観の類似性、エイジテックへの関心の高さなど共通点が多いと分析。赤木も韓国からアジアへの展開を視野に入れており、韓国への想いを語りました。
超高齢社会への希望を胸に
岡田氏は、超高齢社会において「シニアの方がパッションを持って日々の生活を楽しむことが大事」と強調。河合氏も「シニアが好奇心を持って長生きし、同時に経済も回る社会が大切」と語り、AgeWellJapanが描く新しい超高齢社会に期待を寄せました。
全文はこちら(自社サイトで公開中)
この対談の全文は、以下のリンクからご覧いただけます。
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「社会課題を希望に!」インパクトスタートアップが描く超高齢社会
今後の展望
対談を通じて、AgeWellJapanにとって今後取り組むべき方向性がより明確になりました。事業成長とファイナンスの両立を目指しながら、社会的価値を見える化するためのインパクト指標の言語化と運用を行っていきます。そして今後も私たちが大切にしてきた「Age-Well」という価値観を、より広く社会に届けていきます。AgeWellJapanはこれからも挑戦を続けていきます。
岡田 光信 氏
株式会社アストロスケールホールディングス 創業者 / 一般社団法人インパクトスタートアップ協会 理事。”宇宙ごみ(スペースデブリ)除去を含む軌道上サービス”という未開拓の社会課題に挑む世界的企業、アストロスケールの創業者。シンガポールでの創業を経て、現在は日本を中心にグローバルに事業を展開。宇宙の持続可能性(Space Sustainability)を掲げたビジネスモデルは国際的にも高く評価され、G7や国連での議論にも影響を与えている。近年は一般社団法人インパクトスタートアップ協会の理事として、次世代の社会課題解決型スタートアップの育成・支援にも注力。民間の力による変革の可能性を信じ、支援・発信・政策提言など多方面で活動している。
株式会社UNERI
株式会社UNERIは、「誰もが自分の信じる道を歩める社会の実現」をパーパスとする、社会課題解決型スタートアップの支援会社。主な事業として、創業期の起業家/イノベーター育成事業、行政連携事業、投資事業等を展開。
代表の河合氏は、金融庁主催「インパクト・コンソーシアム」の分科会メンバーを務めるほか、Forbes JAPANが主催する『Forbes JAPAN 30 UNDER 30(世界を変える30歳未満30人)』のBUSINESS & FINANCE & IMPACT部門に選出されており、当分野において国内外で累計約120回の登壇実績を持つ。また、業界最大規模のカンファレンス「IMPACT SHIFT」の発起人でもあり、国内外の業界関係者の皆様が集う場の創出も行っている。
株式会社AgeWellJapan
「Age-Wellな人生の相棒になる。」をビジョンに掲げ、シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」(https://motto-mate.com/lpsenior/)、多世代コミュニティスペース「モットバ!」、Age-Wellな生き方をデザインする研究所「Age-Well Design Lab」を運営。そのほか、各サービスのシニア会員データやLabのナレッジを活用し、企業や自治体向けに人材育成事業、アライアンス事業も展開。日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社 23年に飛躍する企業」、Forbes JAPAN「2025年版、世界を変える次世代インパクトスタートアップ30社」に選出。
ホームページ:https://agewelljapan.co.jp/
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株式会社AgeWellJapan 広報担当
メールアドレス:info@miharu-inc.jp