自動車業界の雇用改革を推進する株式会社Dilecta（本社：東京都港区、代表取締役：池田陽花）は、2025年4月、関東圏の自動車整備専門学校に通う学生を対象に、「整備士の就職意識に関するアンケート調査」を実施いたしました。

本調査は、整備士志望の若者たちの声を直接拾い上げ、整備業界の未来をより良いものにしていくことを目的として実施したもので、関東圏の計5校・約3,000名の学生から回答を得ています。

調査結果からは、「自動車に興味を持ったきっかけ」として「家族や友人が車好きで、その影響を受けた」が最も多く挙げられました。一方で、「企業に求めるもの」としては「職場環境」が最多となり、「長時間労働への懸念」や「人間関係への不安」など、現場に根付く課題に対する問題意識が浮き彫りとなりました。

本アンケート結果は、弊社が掲げる“整備士の地位向上”に向けた取り組みに活用し、業界全体への具体的な提言につなげてまいります。

調査実施の背景と目的 

近年、自動車整備士の人材不足が深刻化する一方で、整備士を目指す若者の進路選択やキャリア観には変化が生まれています。
企業側と学生側のニーズのミスマッチや、業界全体に対する理解不足が就職後のミスマッチや離職の一因になっている現状も否めません。

こうした課題を受け、当社では「整備士を“育て、支える”環境づくり」の一環として、本アンケート調査を実施いたしました。現場を目指す学生たちのリアルな声を把握し、教育機関や企業と連携することで、より良い人材育成と就業定着につなげていくことを目的としています。

今後の活用について 

本アンケート結果は、以下の取り組みに活用してまいります。 

• 整備専門学校における学生募集・広報活動への活用
  　→ 学生の志望動機や不安に即した情報発信・パンフレット作成などの支援により学生増加

• 企業の採用活動や職場改善へのフィードバック
  　→ 若者が重視する“職場環境”や“人間関係”に関する定量データを提供し労働環境改善

• 整備士志望者の裾野拡大に向けた啓発活動
  　→ 進路選択前の高校生や保護者に向けた整備士職の魅力訴求によるイメージアップ

今後も継続的な意識調査を通じて、整備士を目指す若者が安心して進路を選べる環境づくりに貢献してまいります。

本調査にご協力いただいた学校・企業の皆さま（順不同・敬称略）

調査参加校（五十音順・敬称略） 

• 越生自動車大学校

• 中央自動車大学校

• 東京工科自動車大学校

• トヨタ東京自動車大学校

• 横浜テクノオート専門学校

調査協力・支援企業（五十音順・敬称略） 

• 株式会社AIS（株式会社オークネット）

• 株式会社タウ

• 株式会社バイク王&カンパニー

• 鈴木自工株式会社

代表コメント（池田陽花／株式会社Dilecta 代表取締役）

「今回の調査を通じて、整備士という職業に対する純粋な憧れと、現実的な懸念のギャップが浮き彫りになりました。整備士不足が深刻化する今、業界の未来を支える若者たちが希望をもって働ける環境づくりが急務です。私たちはこの調査を起点に、学校・企業・行政を巻き込みながら、整備士という職業の“再定義”を目指してまいります。」

株式会社Dilecta（ディレクタ）は、2021年6月に設立された自動車業界に特化した総合支援会社です。「枠を超え、技術で世界をつなぐ」をビジョンに掲げ、日本の優れた整備技術を次世代に伝え、自動車大国としての日本の名声を再び世界に広めることを目指しています。私たちは、メカニクルを通して、自動車業界全体の発展に貢献しています。

出典：PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ （2025年6月3日 12時00分）