株式会社国際社会経済研究所
外部有識者が参加するアドバイザリーボードを開催し、AI活用を核とした新たな活動について議論

世界の知の集積で未来の社会価値創造をリードする、NECグループの独立シンクタンク国際社会経済研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:西原基夫、以下IISE)は、人類や社会が直面する課題に対し、技術の社会実装を通じて解決を図り、新たな社会価値を創出することを使命としています。
IISEはこれまで、新しい考え方を世の中に提示し、共感によりステークホルダーを共創へ誘引する「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」を推進してまいりました。この度、更なるソートリーダーシップ活動の推進と未来への市場戦略の提示を目的として、先進的なAI技術を活用するシンクタンクとしての活動を開始します。
その最初の取り組みとして、2025年6月2日に第一回となるアドバイザリーボードを開催し、シンクタンクとしての次世代のAI活用と実装方法について、意見交換を行いました。(アドバイザリーボード構成については頁下部を参照)
今回のアドバイザリーボードの冒頭、NECでAI開発をリードする小山田昌史氏より、「Agentic AIの飛躍的な能力向上により業務の多くが自動化される未来も見えてきた。他方で人間はAIにないランダム性や突拍子もない発想を持つ。人間とAIが互いに同僚として支え合ってゆく世界を考えたい」と、AI開発への想いが語られました。

その後、IISEが検討を進めている、AIと人が協働し「知」の創造につなげることを目的とする「AI協働型のプラットフォーム」に対する期待や課題について、ボードメンバーらが活発に意見交換を行いました。
AIと人が未来を予測し共に戦略を描くためには、多様な主体による新たな視点や考察が不可欠です。議論の中では、AIネイティブ時代におけるAIの役割や、人間との関係性や社会のあり方に関してさまざまな見解が交わされ、深い考察が展開されました。
IISEは「世界知で、未来を照らす」というビジョンに基づき、技術と人間の英知を組み合わせることで、複雑な社会問題に挑む新たなアプローチを模索しています。アドバイザリーボード並びに新たなシンクタンクとしての活動で得られた洞察は、各分野におけるソートリーダーシップ活動や政策提言へ活用される予定です。今後もIISEは、多様な分野の専門家とのコラボレーションを深め、AIを通じたより良い未来の実現と社会課題の解決に向けて尽力してまいります。

主催者コメント(IISE理事長 藤沢久美)
IISEは、政治・経済・ビジネスの視点にとどまらず、AIをはじめとする先端技術の可能性を最大限に引き出し、その社会実装を通じて新たな価値を創出する、未来志向のシンクタンクを目指しています。私たちは、未来を深く洞察し、社会にとって本質的なビジョンを提示しながら、ともに変革を担う仲間を広く募り、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
■2024年度 アドバイザリーボードについて
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000146888.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000146888.html
<第一回アドバイザリーボード意見交換会の様子>






アドバイザリーボードの構成
メンバー 9名(敬称略、2025年6月3日現在)

一橋大学経済研究所 特任教授
小塩 隆士

合同会社機械経営 CEO
安野 貴博

損害保険ジャパン株式会社 執行役員CDaO
村上 明子

株式会社Yazawa Ventures CEO
矢澤 麻里子

京都大学大学院法学研究科 特任教授
羽深 宏樹

経済キャスター/株式会社グローブエイトCEO
瀧口 友里奈

株式会社国際社会経済研究所 代表取締役社長
西原 基夫

株式会社国際社会経済研究所 理事長
藤沢 久美

株式会社国際社会経済研究所 理事 兼 CTO
野口 聡一
国際社会経済研究所について
国際社会経済研究所(通称:IISE)は、世界の知の集積で未来の社会価値創りをリードする、NECグループの独立シンクタンクです。生活者の視点と社会の視点を持ち、中立的な立場で課題を探索、そこで得た「気づき」を起点に、未来を構想、実現への道筋を描きます。世界の多様な機関や団体、オピニオンリーダーと協働し「未来の共感」を育む中で、新たな社会価値の創造と社会への実装を目指してまいります。
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