株式会社RECCOO
アルバイトで退職代行を使うのはアリ?ナシ?
株式会社RECCOO(本社:東京都渋⾕区、代表取締役:出⾕ 昌裕、以下、当社)が運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』は、最新のZ世代調査として「退職代行」に関する調査レポートを発表します。今回の調査では退職代行の印象やアルバイトでの利用可能性に関する調査しました。なお、サークルアップを活用してZ世代の調査を行いたい場合、または調査結果を自社メディアの記事などに転載される場合は、こちらにお問い合わせください。
■大学生の6割が退職代行を利用する社会人に否定的
社会人の間で利用が広がる「退職代行サービス」。自分で退職を言い出しにくい場面をサポートするこの仕組みについて、将来の利用者になるかもしれない現役大学生たちはどう感じているのでしょうか。アンケート結果がこちらです。

なんと過半数である6割が退職代行を利用する社会人に否定的であることがわかりました。また、「かなり肯定的」と答えた学生はごく少数の4%にとどまり、肯定派の中でも強い支持を示す学生は少ないようです。
■学生が考える退職代行利用の原因

大学生にもし自身が退職代行を使うとしたらどういった理由が想定されますか(複数回答可)というアンケートをとったところ、最も多かった回答は「直接言い出すのが怖い」(76%)、次に多かったものは「ハラスメント・人間関係で連絡が苦痛」(53%)、「うつ病などで手続きが自力で不可能な場合」(27%)となりました。
最近の若者がトラブルの無い人間関係に重きを置いて、接触に回避的になっていることが読み取れます。
■アルバイトをやめづらさを感じたことがある学生は約6割
企業での正社員勤務と比べて責任の軽い印象のあるアルバイトですが、実際にやめづらさを感じている学生はどれほどいるのでしょうか。


アンケート結果によると、アルバイトをやめることに難しさを感じたことがある学生は全体の約6割。その理由としては以下のような声が多く挙がりました。
・「自分が辞めると人手が足りなくなって申し訳ない」
・「職場の人間関係が希薄で、やめると言い出せなかった」
・「辞めると伝えてから実際に辞めるまでの期間が気まずい」
これらの理由から、アルバイトでも感情的・人間関係的なハードルがやめづらさに直結していることがうかがえます。
一方で、「やめづらさを感じなかった理由」として最も多かったのは、「卒業」や「留学」といった明確な理由=“大義名分”があったからという意見でした。つまり、個人的な都合でも“正当化できる理由”があれば、辞めやすいと感じる学生が多いようです。
■アルバイトでも退職代行を使いたい?
では、やめづらさを感じる学生が多い中で、アルバイトで「退職代行サービス」を使いたいと考える学生はどれほどいるのでしょうか?

結果は意外にも、大半の学生がアルバイトにおいて退職代行の利用を希望していないことがわかりました。これは以下のような理由が考えられます。
・アルバイトは社員と違って法的な手続きや契約上の義務が軽く、形式的な退職は比較的容易である
・社員・アルバイトにかかわらず退職代行はつかわないと考えている学生が多い
・費用対効果の観点から「自分で言えば済む話」と捉えられている可能性が高い
多くの学生がやめづらさは感じていても、それを“お金を払ってまで解決したい問題”と考える学生は少数派であるようです。
今後、より強い人間関係のストレスや責任がアルバイトに求められるようになれば、こうした「退職代行ニーズ」も少しずつ変化していくかもしれません。
■サークルアップとは?問い合わせでローデータを提供。

いかがでしたでしょうか?実際に⼤学⽣のデータで確認すると、リアリティのある感覚が掴めます。
現在、注目を浴びているZ世代ですが、「Z世代は○○」など表面的な捉えられ方をされてしまうケースも多く見受けられます。そこで当社は、サークルアップを活用して、現役大学生のプロジェクトチームと共に、リアルな本音を発信する【Z世代のリアルなホンネ調査記事】を配信しています。
今回の調査結果の一部も、お問い合わせいただいた企業にローデータの提供をしています。
【調査概要】
・調査日:2025年4月29日
・調査機関(調査主体):サークルアップ運営(株式会社RECCOO)
・調査対象:現役大学生
・有効回答数(サンプル数):300人
・調査方法:サークルアップのアンケートオファー
・Z世代調査記事バックナンバーはこちらから
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