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「食米から造った日本酒」フランスのトップソムリエが選ぶ日本酒コンクールで第1位を獲得

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シマダグループ

パリで開催の日本酒コンクール「Kura Master 2025」で吉川醸造の「菊勇」「雨降」3銘柄がプラチナ賞を受賞。そのうち「菊勇 辛口純米酒」は純米酒(66-100%)部門で第1位に選ばれました。

Kura Master 2025 審査員賞発表動画より

吉川醸造(本社:神奈川県伊勢原市、代表取締役:合頭義理)は、「雨降」「菊勇」銘柄を展開する酒造です。硬水利用・低精白米/食米・花酵母の採用・水酛/生酛/山廃といったクラシカル酛のモダンな解釈といった、既存の枠にとらわれない日本酒づくりに挑戦しています。

目次

■食米からもおいしい日本酒を

日本酒は通常、「酒米(さかまい)/ 酒造好適米」という酒造り専用のお米から造られます。

酒米には、お米の中心部にある「心白(しんぱく)」が大きいという特徴があります。心白とは、でんぷんが粗い構造で集まっているため白く不透明に見える部分のことです。スポンジのように隙間が多いため麹菌の菌糸が中心部まで根を張りやすく、米の芯までしっかりと糖化が進むことで、良い麹(こうじ)を造りやすくなります。また、心白は純粋なでんぷん質に近いため、日本酒の雑味の原因となりやすいタンパク質や脂質が少ないという利点もあります。

私たち吉川醸造は、お米をできるだけ削らず、お米本来の味わいを活かした「低精白酒」(精米歩合90%程度)に取り組んできました。その結果、Kura MasterやIWC(イギリスの世界的な酒類コンクール)といった世界的なコンクールで上位の賞をいただくことができました。

そこで得られた「要素の多い」お米の扱い方の知見を活かし、今度は食米(米全体にタンパク質や脂質が含まれます)で造るお酒の開発にも挑戦しています。神奈川県産の「はるみ」や台湾産の「台南16号」で造ったお酒がその一例ですが、酒米に勝るとも劣らない深みのある味わいに、日本酒愛好家を含む多くの方が驚かれます。

今回、Kura Master 2025の「純米酒(66-100%)部門」で栄誉ある第1位(審査員賞)を獲得した「菊勇 辛口純米酒(720ml:税込1,710円)」は、コシヒカリやササニシキといった食米(ミックス米)から造った日本酒です。

ミックス米は粒の大きさや成分にばらつきが多く、酒造りの観点からは難易度の高いお米です。

「生酛(きもと)」という伝統的な手法と、低温長期発酵という現代的な技術を融合させ、さらに稲から分離・育種した新世代の麹菌を採用するといった工夫を凝らして、ようやく完成した自信作です。

Kura Master 2025 審査員賞発表動画より

■Kura Masterについて

2017年から開催されている、フランスの地で行うフランス人のための和酒のコンクール。

フランスの歴史的食文化でもある≪食と飲み物の相性≫に重点をおいているのが特徴です。コンクールや試飲会、各種イベントを通して、食と飲み物のマリアージュを体験する機会を創り、フランスをはじめとした欧州市場へ日本酒、本格焼酎・泡盛などをアピールする場を提供しています。

今年は日本酒8部門、計1083銘柄が日本だけでなく海外の酒蔵から集まりました。

全てブラインド・テイスティングで審査が行われます。審査委員長を務めるグザビエ・チュイザ (Xavier Thuizat)氏(ローズウッドグループ ヨーロッパのエグゼクティブ・シェフ・ソムリエ/2022年最優秀ソムリエ賞受賞/MOFソムリエ)を筆頭に、7名のMOFソムリエ、さらにリッツ・パリやシュバル・ブラン・パリ、マンダリンホテルといった5つ星ホテルや、ミシュラン3つ星の名店・アンヌ・ソフィー・ピックなどで活躍する一流ソムリエやレストランオーナーら、総勢135名による厳正な審査が行われました。

https://kuramaster.com/ja/concours/comite-2025/

審査会の様子

■蔵人より

硬く溶け辛い米に外気温上昇。気候変動による厳しい環境は、現代の酒造りにおける新たな試練です。

私たちは、米をほとんど削らない精米歩合90%や低温長期発酵という手法で、米本来の味わいを持つ日本酒を追求し、いかなる環境・条件下でも最高の酒造りを目指してきました。

この度の栄誉ある賞は、私たちのこれまでの挑戦が認められた証であり、蔵人一同、大きな誇りと励みを感じております。この喜びを胸に、日本酒の奥深い魅力を世界へ発信していく所存です。

また、昨今話題の備蓄米の活用についても、未知の米に挑戦できる絶好の機会と捉え、内心では少々楽しみにしております。

これからも、既成概念にとらわれることなく、日本酒の新たな可能性を拓く挑戦を続けていきます。

■その他のプラチナ賞受賞酒

・クラシック酛部門 プラチナ賞(※決勝進出)

720ml:2,500円(税込)

雨降///あふり MIZUMOTO

室町時代に発明され、日本酒のルーツとも言われる水酛(≒菩提酛)造り。

この伝統的な製法を、若き蔵人の自由な発想で現代に蘇らせました。

白麹の酵素や天然の酵素菌、そして蔵付き酵母など、様々な微生物たちが代わるがわるリードしながら見せ場をつくる様はさながら「即興演奏」の趣です。

商品詳細はこちら:https://kikkawa-jozo.com/collections/onlinestore/products/mizumoto2025

・クラシック酛部門 プラチナ賞(※決勝進出)

720ml:1,950円(税込)

雨降///あふり KIMOTO

伝統の生酛仕込みにより醸し出されるのは、淡く澄んだ酸味と、奥深い透明感。

それらが引き立て合いながら、鮮烈に輪郭を際立たせる設計としました。

すっきり滑らか、瑞々しい味わいは、どんな食事にも寄り添います。吉川醸造が挑む新たな生酛純米大吟醸を、どうぞご賞味ください。

温度帯を選ばず、多様な料理と相性抜群で、酸味が苦味を包みこむ絶妙なバランスの食中酒です。

■吉川醸造について

大正元年(1912年)創業、古くは雨降山(あふりやま)と呼ばれた丹沢大山麓にある日本酒蔵。
故杉山晋朔博士の理念に基づいた丁寧で繊細な醸造技術には定評があり、神奈川県下では「菊勇(きくゆう)」の銘柄で知られてきました。
コロナ禍等により事業継続の危機を迎えましたが、2020年に精米店を祖とするシマダグループの一員となり、新たな体制のもとで再出発。2021年には「雨降///あふり」銘柄を発表しました。

伝統と革新の融合で、既存の枠にとらわれないお酒づくりに挑んでいます。

吉川醸造株式会社:https://kikkawa-jozo.com/

Instagram:https://www.instagram.com/kikkawa_sake/

<雨降・菊勇についてのお問い合わせ先>

吉川醸造株式会社

常務執行役員:田中 亨(トオル)

〒259-1138

神奈川県伊勢原市神戸681

メール to-tanaka@kikkawa-jozo.com

電話  0463-95-3071

■シマダグループについて

シマダグループ株式会社は、1952年世田谷区にある一軒の精米店から始まりました。飲食事業をはじめ、不動産・建築事業、介護事業・ホテル事業・保育事業・旅行事業、そして酒造事業も。ほんのひとときから、一生涯まで。

そのときどきが「いい時間(とき)」になるように、人生に寄り添う幅広い事業を展開しています。

シマダグループ 公式サイト:https://shimadahouse.co.jp/

シマダグループのウラを楽しくのぞき見できるミニメディア:シマ報|もっと知りたいシマダの情報

<「雨降///あふり」が飲めるシマダグループの施設。日本酒ハイボールやカクテルなども>

SAKE Bar Hotel 浅草
SAKE Kura Hotel 川崎宿
穏坐bar 軽井沢
島田宇平商店(世田谷区千歳烏山)
蔵元SAKE&GALLERY(石垣島)
bar hotel箱根香山
COMPHO大手町ビル店
Bar & Restaurant COCONOMA(六本木)
神楽坂レトロなBar

<シマダグループについてのお問い合わせ先>

シマダグループ株式会社

ビジョナリー企画部 広報担当:瀧口(たきぐち)

〒151-0053

渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル14階

メール press@sh-holdings.co.jp

電話  03ー6275ー2224

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年6月13日 10時45分)

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