株式会社GramEye
株式会社GramEyeは、臨床検査領域において大手企業である富士フイルム和光純薬株式会社が製造する専用試薬を用いた、微生物用自動染色分析装置 Mycrium®クラスⅠ医療機器の販売を開始しました。
株式会社GramEye(本社:大阪府茨木市、代表取締役:平岡悠、以下「GramEye 」)は、臨床検査領域において大手企業である富士フイルム和光純薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:吉田 光一、以下「富士フイルム和光純薬」)が製造する専用試薬を用いた、微生物用自動染色分析装置 Mycrium®(マイクリウム、以下「Mycrium®」)クラスⅠ医療機器の販売を開始しました。


パートナーとともに世界的な医療課題”薬剤耐性菌”に取り組む
GramEyeのMycrium®が微生物検査のグラム染色の課題を解決
GramEyeは、感染症診断領域において、微生物検査の初手である「グラム染色」の自動化を実現するMycrium®を2025年1月に上市しました。
従来のグラム染色は、検体の染色や顕微鏡での確認など多くの手作業が必要で、検査技師の勤務時間の約40%を占めるとされています。
また、顕微鏡観察による判定は技師の経験やスキルに依存し、標準化が困難でした。
Mycrium®の特長
Mycrium®は、血液や尿などの検体を挿入するだけで、装置内で染色から判定まで一気通貫で処理を行います。
加えて、AIが菌の形態を判別サポートし、医師がその結果をもとに最適な抗菌薬を選択できるシステムです。
微生物検査の一般的な運用では、最終検査結果が医師に報告されるまで2〜3日かかります。
しかし、Mycrium®を活用することで、感染症の有無や菌の分類(グラム陽性/陰性、球菌/桿菌)を迅速に判定でき、次の培養検査、同定検査、感受性検査、PCRによる耐性菌確認を最短距離で進められるため、報告時間の短縮が期待できます。
富士フイルム和光純薬の専用試薬を用いたグラム染色の提供
GramEyeは、染色液試薬および販売体制に強みを持つ富士フイルム和光純薬が製造する専用試薬を用いたグラム染色を提供し、Mycrium®の精度向上および運用の最適化を図ります。
GramEyeは、富士フイルム和光純薬の高品質なグラム染色液とGramEyeのAI解析技術を融合することで、より高精度な菌の分類・判別を実現し、微生物検査のさらなる標準化を推進します。
これにより、経験値やスキルに依存する従来のグラム染色工程を補完し、検査技師の負担軽減や診断精度の向上が期待されます。
今後の展望
今後、GramEyeは、さらなる技術開発と運用体制の強化を進め、夜間や土日祝日でも専門の検査技師不在のまま検査結果を提供できる仕組みを構築し、より適切な感染症診療への貢献を目指します。
■Mycium®について
以下の製品コンセプトを中心に各医療機関への提供を目指します。
染色から判定・報告の自動化により検査業務の効率化・省力化・ヒューマンエラーを防止
AI判定によりスキルと経験値に依存しないグラム染色結果を24時間365日提供可能
自動撮影機能の活用により画像化された報告をサポート
導入後も継続的にAIソフトウェアをアップデート
Mycrium® 製品紹介サイト:https://grameye.com/product

■富士フィルム和光純薬について
富士フイルム和光純薬は、試薬開発および体外診断薬分野に優れた大手企業である。
高品質な試薬や診断薬の製造・販売を軸に事業を展開し、医療・バイオ領域においても高度なソリューションを提供している。
https://www.fujifilm.com/ffwk/ja
■採用について
株式会社GramEyeでは、現在、ハードウェア設計開発担当、品質管理担当、営業担当等のさまざまなポジションで積極的な採用を実施しております。
医療機器の販売および開発による商品力の強化のために強力に事業を推進できるメンバーを探しております。
詳細は下記をご覧ください。
HPリクルートページ:https://grameye.com/recruit
■会社概要
【会社名】株式会社GramEye (GramEye Inc.)
【設立日】2020年5月18日
【代表取締役/CEO】平岡 悠
【コーポレートサイト】https://grameye.com/
【カスタマーコールセンター】 callcenter@grameye.com
【受付時間】 9:00 – 17:00(土曜日、日曜日、祝日、弊社指定休日を除く)