VicOne株式会社
~日本向けプレイベントとして8月1日(金)に「VCC 2025プレセッション」も実施~
トレンドマイクロ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 (CEO) エバ・チェン)の子会社で、自動車向けサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーであるVicOne株式会社(ヴィックワン、東京都新宿区、最高経営責任者(CEO)マックス・チェン)は、実践型CTF形式による世界最大級の自動車サイバーセキュリティコンテスト「VCC (Vehicle Cybersecurity Competition) 2025」を開催します。
本コンテストの開催に先立ち、8月1日(金)にどなたでも参加可能な日本国内プレイベント「VCC 2025プレセッション」を開催します。(「VCC 2025プレセッション」申し込みフォーム:https://info.vicone.com/ja/vcc-japan-2025_pre-session)

■「VCC」について
「VCC」は、自動車のセキュリティ領域における課題に挑戦することで、参加者の実践的スキルを評価・向上させると同時に、次世代の人材育成と業界連携の促進を目的とした国際的なイベントです。本年は、日本とグローバルでのイベントとして「VCC 2025」を開催します。
■「VCC 2025 プレセッション」について
「VCC 2025」の開催に先立ち開催される日本国内プレイベント「VCC 2025 プレセッション」では、「VCC 2025」の参加方法や競技内容についての説明と併せて、初めての方向けに簡単なサンプル問題を通じて解答の進め方や学習のポイントを解説します。
さらに、名古屋大学の倉地亮特任教授による、これからの自動車業界で求められる人材像や実践的な学び方に焦点を当てた講演や、トヨタ自動車株式会社の協力のもと、トヨタが開発・公開しているセキュリティテストベッドを活用した自動車セキュリティワークショップ「Hack Festa」の取り組みについての講演など、自動車サイバーセキュリティを多角的に学ぶことができる内容を予定しています。
プレセッションは、コンテストへのエントリー有無にかかわらず、自動車サイバーセキュリティに関心をお持ちのすべての方にご参加いただけるオープンなイベントです。情報収集やスキルアップの機会として、学生の方から実務経験をお持ちの方まで幅広い皆様のご参加をお待ちしています。
「VCC 2025プレセッション」開催概要
【日時】2025年8月1日(金)13:30~16:30(予定)
【参加費】無料
【形式】ハイブリッド開催(会場参加+オンライン配信)
【募集人数】現地参加: 50名(申込先着順)、オンライン参加: 人数上限なし
※「Global VCC 2025」にエントリーしない方も参加可能です
【会場】野村コンファレンスプラザ新宿
東京都新宿区西新宿1丁目26番2号新宿野村ビル2階
【参加申込】https://info.vicone.com/ja/vcc-japan-2025_pre-session
【プログラム】
・プログラム1:『国内自動車業界のサイバーセキュリティ動向と取り組み』
登壇者:倉地 亮 氏 博士(情報科学)
名古屋大学 大学院情報学研究科 附属組込みシステム研究センター 特任教授
内容:これからの自動車は、ハードウェアだけでなくソフトウェアが大きな価値を生む「ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)」へと進化すると考えられています。この変化により、従来の自動車開発とは異なる新しい視点とスキルが必要となり、特にサイバーセキュリティの重要性がますます高まっています。本講演では、SDVの概要とセキュリティの考え方を解説し、今後自動車業界で求められる人材像、学生や若手エンジニアが今から意識すべきポイント、実践的な学び方について議論します。
・プログラム2:『Vision of an automotive workshop “Hack Festa” 』
登壇者:小熊 寿 氏
トヨタ自動車株式会社 デジタル情報通信本部 InfoTech 主査
内容:トヨタは海外関連子会社と共同で自動車セキュリティのワークショップを企画し、2022年から「Hack Festa」を毎年開催しています。Hack Festaではトヨタが開発しオープンソースとして公開している自動車向けセキュリティテストベッド「PASTA for Education」および「RAMN」を利用しています。本講演では自動車業界におけるHack Festaの位置づけについてお話しします。
・プログラム3:『VCC開催概要とセキュリティコンテスト入門ガイド』
登壇者:山本 精吾
VicOne株式会社 エンジニアリング部 プリンシパルセキュリティリサーチャー
内容:自動車サイバーセキュリティコンテスト「VCC (Vehicle Cybersecurity Competition)」について、開催の目的や概要、参加方法、競技内容をご紹介します。また、自動車のサイバーセキュリティやセキュリティコンテストへの参加が初めての方向けに、簡単なサンプル問題を通じて、解答の進め方や学習のポイントを解説します。
■「VCC 2025」について
「VCC 2025」では、自動車サイバーセキュリティコンテストの世界大会と日本向けの招待制大会が行われます。世界大会となる「Global VCC (Vehicle Cybersecurity Competition) 2025」では、日本を含む世界中から、初心者から経験豊富な技術者まで幅広い層の参加者がオンラインで集まり、実践的で現実世界に即した自動車サイバーセキュリティの課題に取り組みます。
さらに、日本では、2024年に経済産業省主催のもとで実施した「Automotive CTF Japan」を発展させ、自動車関連企業・学生・「Global VCC 2025」上位者による招待制のコンテスト「Japan VCC (Vehicle Cybersecurity Competition) 2025」を開催します。9月末に都内で開催されるこのコンテストでは、より実践的かつ協働的な競技が展開され、競技・授賞式終了後には、技術力の発揮だけでなく自動車業界とのつながりを深める機会としてモビリティ業界関係者との交流会も実施予定です。
「Global VCC 2025」(世界大会)開催概要
【イベント名】Global VCC (Vehicle Cybersecurity Competition) 2025
【開催日程】2025年8月22日(金)~25日(月)、8月29日(金)~9月1日(月)
※米国時間。日程は変更の可能性があります。
【参加費】無料
【形式】オンライン開催/個人戦
【募集対象】18歳以上で、自動車サイバーセキュリティに興味をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます
※プレセッションに参加しない方もエントリー可能です
※応募方法など詳細は、近日中にVicOneのホームページ(https://vicone.com/jp)
にて発表します。
【特典】・入賞者には賞金を進呈(詳細は後日発表)
・CPE(継続的専門教育)クレジット取得可能
・「Japan VCC 2025」への招待:順位や賞金はグローバル全体で決定されますが、
日本在住の参加者の中から上位2位(個人、またはチーム編成が必要)をご招待します
「Japan VCC 2025」(国内招待制大会)開催概要
【イベント名】Japan VCC (Vehicle Cybersecurity Competition) 2025
【開催日程】2025年9月末(予定) ※1日間
【形式】オンサイト開催(東京都内)/チーム戦
【対象】招待制(以下のチームが参加予定)
1)「Global VCC 2025」日本上位2名(個人、またはチーム編成が必要)
2)自動車業界団体所属企業:5チーム
3)学生チーム:3チーム
【特典】入賞者には賞金・副賞を進呈(詳細は後日発表)
【その他】競技終了後、授賞式およびモビリティ業界関係者との交流会を開催予定
【後援】一般社団法人Japan Automotive ISAC、株式会社ティアフォー、トヨタ自動車株式会社
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VicOneについて
VicOneは、これからの自動車を守るというビジョンを持ち、自動車産業向けに幅広いサイバーセキュリティソフトウェアやサービスを提供しています。自動車メーカーの厳しい要求に応えるために開発されたVicOneの各ソリューションは、現代の車両が必要とする高度なサイバーセキュリティの各種要件に適合し、大規模な運用にも応えるように設計されています。VicOneは、トレンドマイクロの子会社であり、トレンドマイクロが30年以上にわたって培ってきたサイバーセキュリティ技術をベースにしています。自動車サイバーセキュリティのグローバルリーダーとして、サイバーセキュリティにおける独自の深い知見を活かした先見性を提供し、お客様が安全でスマートな車両を開発できるよう支援しています。
〈会社概要〉
日本法人名 VicOne株式会社(英語名:VicOne Corporation)
グローバル代表CEO マックス・チェン
日本法人役員 会長 マヘンドラ・ネギ、 マックス・チェン等
設立日(台湾) 2022年6月
設立日(日本) 2023年6月(登記月)
従業員数(グローバル) 約120名
本社所在地 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
事業内容 自動車向けサイバーセキュリティソリューションの開発