レバレジーズ株式会社
レバレジーズ株式会社(本店所在地:東京都渋谷区、以下「レバレジーズ」)は、mederi株式会社(本店所在地:東京都目黒区、代表取締役:坂梨 亜里咲、以下「mederi社」)を7月18日よりグループ会社として迎え入れることとなりましたので、お知らせいたします。

■背景
現代日本の医療は、医師の地域偏在や働き方改革、医療費の増加といった構造的課題に直面しており、生活者にとっては「医療機関へのアクセスすること」がいまだ大きな障壁となっています。このような状況下で、オンライン診療はそのギャップを埋める有効な手段として、社会的な重要性が高まり続けています。
mederi社は、オンライン診療領域においてブランドの世界観と一貫したユーザー体験に基づく高い顧客価値を提供しており、利用者からの厚い支持と高い継続率を実現する、極めて強固な顧客基盤を築いてきました。特に、産婦人科医を中心とした質の高い医療体制は、オンライン診療サービスの信頼性を支える大きな強みとなっています。
一方、レバレジーズは創業以来の黒字経営による健全な財務基盤と、各領域の専門家を内製化した「オールインハウス体制」による高いマーケティング力を有しています。今回、mederi社の優れたブランド力と顧客基盤に当社の事業推進力を掛け合わせることで、オンライン診療領域におけるさらなる価値創出と業界No.1の実現を目指せると確信し、本株式取得に至りました。
■今後の展望
本統合を通じて、両社はオンライン診療プラットフォーム領域におけるさらなる事業拡大を目指します。中長期的には、医療機関におけるDX推進を加速させるプロダクトの開発・強化にも取り組み、社会全体の医療アクセス向上と、持続的な事業価値の最大化を図ってまいります。具体的には、以下の3つのシナジーを通じて、統合効果を最大限に発揮していきます。
1.マーケティングシナジー:ブランド価値の共創
レバレジーズが有する豊富なリソースとマーケティングの知見を活かし、mederi社のブランドが持つ世界観や信頼性をさらに高めます。より多くの生活者にとって「安心して選ばれるオンライン診療プラットフォーム」の実現を、両社で共創していきます。
2. 顧客基盤シナジー:提供価値の拡大
mederi社が築いてきた強固な顧客基盤に対し、レバレジーズが展開する多様なサービスや、今後新たに拡充していく診療科目を組み合わせることで、より個別性の高い包括的なヘルスケアサービスを提供できる体制を構築します。
3. オペレーションシナジー:事業基盤の最適化
mederi社が持つ高効率な医薬品の調達・配送などのオペレーション体制に、レバレジーズの事業運営ノウハウを掛け合わせ、バックヤード機能をより効率的かつ戦略的に統合します。これにより経営資源の最適化を進め、より一層の成長投資へと繋げます。
レバレジーズとmederi社は今後も迅速な意思決定と強い実行力を武器に、オンライン診療事業を力強く推進してまいります。そして、すべての人が自分に合った医療にスムーズにアクセスできる社会の実現に向け、共に挑戦を続けてまいります。

■両社のコメント
▶mederi株式会社 代表取締役:坂梨 亜里咲
このたび、mederi株式会社はレバレジーズ株式会社のグループに参画いたしました。創業以来、「誰もが愛でりあえる社会へ」というビジョンのもと、一人ひとりが自分の身体と人生を大切にできる社会の実現を目指し、オンラインピル診療や法人向け福利厚生サービスの提供に取り組んでまいりました。
ここまで事業を成長させることができたのは、多くのユーザーの皆さま、関係者の方々、そして株主として力強く支援してくださった前澤ファンドのおかげです。この場を借りて、心より御礼申し上げます。これからの歩みの中で、皆さまにいただいたご恩に報いることができるよう、引き続き誠実に邁進してまいります。
レバレジーズ社が展開するオンライン診療サービス「レバクリ」については、サービスのリリース当初から注目しており、簡便でありながら安全性にも十分に配慮された診療体験を提供されている、非常にポジティブな印象を持っておりました。
実際にお会いし対話を重ねる中で、女性の健康を起点に社会全体の課題解決を目指すmederiの志と、「レバクリ」を通じて医療アクセスの課題に取り組むレバレジーズの事業構想には、合致する部分があると感じました。今後の発展に向けた確かな手応えを感じたことが、今回のグループ参画を決断する大きな後押しとなりました。
このグループ参画は、mederiにとって大きな節目であり、新たなフェーズへの第一歩でもあります。創業の原点となった、自らの不妊治療の経験から芽生えた「一人でも多くの女性が、望むタイミングで妊娠・出産・キャリアを実現できる社会をつくりたい」という想いを決して忘れることなく、これまで築いてきたユーザーの皆さまとの信頼関係を大切にしながら、より深く、より広く、社会に必要とされる価値を届けてまいります。

▶レバレジーズ株式会社
経営企画室 室長:チョ ズンヒョク
レバレジーズは「顧客の創造を通じて関係者全員の幸福を追求し、各個人の成長を促す」という企業理念のもと、社会課題の解決に直結する多様な事業を展開しています。
このたび、女性向けヘルスケア領域において高い専門性と実績を持つmederi株式会社をグループに迎えることで、当社にとって本領域が「成長のための投資」であることを明確にしました。
mederi社が培ってきた知見と、当社が強みとするマーケティング・Webプロモーション領域のケイパビリティを融合し、オンライン診療市場におけるプレゼンスの飛躍的な向上を目指します。女性のウェルビーイング向上という重要な社会テーマに貢献しながら、本事業を当社の新たな成長エンジンとして、着実かつスピーディーに展開してまいります。
オンライン診療事業部:中嶋 一揮
レバレジーズ株式会社 オンライン診療事業部は、「オンライン診療を、当たり前の選択肢に。」をビジョンに掲げ、医療アクセスの向上を通じた健康社会の実現を目指しています。オンライン診療プラットフォーム「レバクリ」(https://levcli.jp/)の提供を通じて、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った医療体験の推進に取り組んでいます。
このたび、女性のヘルスケア領域において高い専門性と実績を有するmederi株式会社をグループに迎えることで、当社が培ってきたオンライン診療の知見やプロダクト基盤と、mederi社の顧客起点のサービス設計や領域特化のノウハウを掛け合わせ、より多様なニーズに応える質の高い医療体験の提供が可能になると確信しています。
今後は両社のシナジーを最大限に発揮し、誰もが安心して自分らしい健康を享受できる社会の実現に向け、オンライン診療の可能性をさらに広げてまいります。

■会社概要(両社)
▶mederi株式会社について
誰もが愛でりあえる社会へ。
すべての人が自分の体のことをきちんと知り、大切に、愛でられるように。安心、安全を追い求めながら、心と体のバランスを整えるためのサービスを展開しています。
代表者:代表取締役 坂梨 亜里咲
所在地:東京都目黒区大橋2-22-6 唐木ビル5F
設立日:2019年8月1日
事業内容:
・生理の悩みを産婦人科医に相談できるオンラインピル診療プラットフォーム『mederi Pill(メデリピル)』の運営
・企業向け福利厚生プラン『mederi for biz』の提供
・学生向け性教育出張授業『mederi for school』の提供 など
▶レバレジーズについて
レバレジーズ株式会社( https://leverages.jp/ )
本店所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア24階 /25階
代表取締役: 岩槻 知秀
資本金 : 5,000万円
設立 : 2005年4月
事業内容 : 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、システムコンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業、DX事業、メディカル関連事業、教育関連事業
社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、インターネットメディア・人材・システムエンジニアリング・M&Aの領域で国や業界をまたいだ問題解決を行なっています。2005年に創業以来、黒字経営を継続し、2024年度は年商1390億を突破しました。各分野のスペシャリストが集うオールインハウスの組織構成と、業界を絞らないポートフォリオ経営で、時代を代表するグローバル企業を目指します。