ソシウム株式会社

ソシウム株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役 堀本勝久)[#1]は、この度、苏州铂莱特医药科技有限公司(Suzhou Brainlight Biomedical Technology Co., Ltd, 统一社会信用代码/纳税人识别号:91320594MAEJC2MHX5)と協業契約を締結しました。
協業契約のポイントは、以下の3つの事業です。
・リン酸化アレイ解析サービス事業(#2)
・治療薬シーズの発見/開発事業(#3)
・特に、治療薬シーズの医師主導治験の実施事業(#4)
苏州铂莱特医药科技有限公司は、南京医科大学薬学院の陈冬寅教授を社長として若手研究者が起業した創薬ベンチャーです。この協業によって、既存薬の「改善」を実現する、弊社のドラッグ・リポジショニングによる治療薬シーズ発見技術と、苏州铂莱特医药科技有限公司の化合物合成展開技術/薬効検証技術とを融合することで、既存薬構造を基本にした確度の高い治療薬シーズを戦略的に且つ早期に発見します。
さらに、発見した治療薬シーズに関して、中国のアカデミー付属病院群での医師主導治験を実施し、早期にヒトPoCを獲得します。この日中の創薬ベンチャーと中国の大学病院とで構成される創薬エコシステムを通して、新薬の開発を加速します。今後の展開にご期待ください。
#1 ソシウム株式会社は、ドラッグ・リポジショニング技術を活用して、創薬シーズ、特に希少疾患の治療薬候補の発見を行うベンチャー企業です。「薬のない人に薬を、薬の効かない人に薬を」をビジョンに掲げ、患者のアンメットメディカルニーズの克服に取り組んでいます。尚、弊社の中国語表記は舒胜药物开发股份有限公司です。
#2 リン酸化解析システム、Phospho-Totum(特許第6884389号)、は、細胞中リン酸化状態の網羅的計測とデータ解析がシームレスに一体化された世界初のシステムです。通常の人工的な環境での計測とは異なり、より細胞の状態をミミックした状態での計測を実現するために、細胞破砕液を試料とします。その試料について、独自開発したタンパク質アレイを利用して、1,471種のタンパク質(基質)リン酸化度を計測します。そして、その計測値から、条件特異的にリン酸化される基質、273のシグナル伝達経路の活性化度、185のキナーゼ(チロシンキナーゼとセリン/スレオニンキナーゼ)の活性化度を推定し、さらに薬剤の標的キナーゼも推定する計算システムを搭載しています。
#3 弊社独自の創薬アプローチとその成果に関しては、HPの当該箇所(https://socium.co.jp/ja/drug_discovery/)をご参照ください。
#4 1番目の治療薬開発は、四川大学華西病院 (責任医師:商慧芳教授)における筋萎縮性側索硬化症 (ALS)の治療薬候補に関する医師主導治験です。(https://socium.co.jp/ja/2024/09/17/2024091701/ : https://socium.co.jp/ja/2025/04/15/2025041501ja/) 現在、弊社2番目の治療薬開発に向けた医師主導治験として、南京医科大学付属逸夫病院の金庆文副教授を責任医師に迎え、治験の準備を進めています。
【問い合わせ先】
ソシウム株式会社
東京都江東区青海2-4-7
産業技術総合研究所 臨海副都心センター
バイオ・IT融合研究棟5階、6階、7階
E-mail:contact@socium.co.jp
