特定非営利活動法人エファジャパン
能登半島地震で被災した珠洲市や輪島市の仮設住宅やコミュニティスペースへ「本」を届けるブックカフェ。奥能登の皆さんの声に応える、本で寄り添うプロジェクトです。本の購入等のためクラウドファンディング開始

特定非営利活動法人エファジャパン(東京都千代田区)は、2024年1月1日に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市で温かい食事と本を届けるレスキューキッチンカー&ブックカフェの活動を行っています。
夏が終わるとまた寒さが増してくる能登半島で来年の3月まで、「読みたい本」「これからの再建に向けた情報を届ける本」を、本の力を知る皆さまと届けたい。
そのための本の購入費や運行にかかる費用をクラウドファンディングで募っています。
ご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

近年報道が減っており、被害状況が見えづらくなっています。
石川県庁では今現在も被害などの状況についての報告を更新しています。いま現在の最新の第209報の被害状況をまとめました。
また、地震からの復旧・復興に向かおうと進んでいた矢先の昨年9月21日に能登半島を豪雨が襲いました。
能登半島では全壊19棟、半壊26棟、浸水が1,373棟。 このうち仮設住宅の浸水が6カ所の計222棟にものぼり、「地震の後はがんばろうと思ったが、もう心が折れた」という言葉が飛び交うようになりました。
震災から1年半が経ちました。今年に入り、災害関連死をされる方が増えています。
令和6年能登半島地震による人的・建物被害の状況について
(第209報、2025年7月9日14:00時点、石川県)
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202401jishin-taisakuhonbu.html

※ 災害関連死:当該災害による負傷の悪化又は避難生活等における身体的負担による疾病により死亡し、災害弔慰金の支給等に関する法律(昭和48年法律第82号)に基づき災害が原因で死亡したものと認められたもの

※ 非住家被害については半壊以上のみ記載

仮設住宅やコミュニティスペースで炊き出しをしている一般社団法人日本食育HEDカレッジさんのレスキューキッチンカー®︎とコラボレーションをしてブックカフェの活動を行っています。
炊き出しをしているスペースの隣に、テントを張って、机といすを置ます。そして移動式の本棚に、雑誌や本を置いて、食事の前や後、好きなタイミングで、好きな本を手に取ってもらえるブックカフェをつくります。
今回皆さまからのご支援は
・本を購入する費用
・ブックカフェにかかる旅費
旅費交通費、宿泊費、レンタカー代等
・ブックカフェ用備品購入費
・そのほか調整費
にあてさせていただきます。




フードレスキュー!地域をレスキュー!現代に必要な機能性レスキューキッチンカー®︎についてはこちらの動画をご覧ください!

皆さんは、最近、どんな本を読んでいますか?
本が好きなみなさんは
能登半島の方たちは、どんな本を求めているのだろう
と、気になっているのではないでしょうか?
昨年、行ったブックカフェで聞いた声をお届けします。
ブックカフェを通じて聞いた、みなさんの声をもとに本を購入しています。

本を読むのは1年ぶりだ

折り紙、得意なの。ここで手裏剣つくっていい?

昔は縫製工場で働いて、手仕事が好き。編み物も趣味になっている。
本にあるパターンが欲しいので、家に持ち帰えればコピーしたいのよ。
編み物していると嫌なことも考えなくていいの。

仮設住宅では花を育てるのも簡単じゃないけど、壊れた家のほうには土地はある。
暖かくなったら、そっちに何か植えて、育ててみたいと思っている。

地震前まではかぎ針が好きでいろんなもの編んどったんよ。でも地震で家もなくなって、かぎ針の道具はあるけどなーんもやる気にならんくてね。
でも、こうやってここに来て、人とお話ししてかぎ針の本見たら、またやりたいなぁって思ったよ。

今日のお茶会の話を聞いて集まった。
料理本が嬉しい。珠洲にあるスーパーは一通り買い物できるけれど、同じものばかりで何を作ればよいかわからなくなってしまう。
料理本見ると、これ作ってみようと思えて気分が明るくなる。
その他にも!
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大の里、優勝うれしかった。来年は大丈夫やろか
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大谷翔平はすごいわね。結婚もしたんだよね。
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地震は仕方がないと思ったけど、豪雨は…正直辛い
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料理の本、いいね。でも、まだ料理をつくる気になれない。仮設住宅に台所はあるけど、いつも使っていた鍋がないと思うとね…
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何かやらんとダメになりそうだから、手伝えることはしたい
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今回の土砂災害で浄化槽に土砂が入ったので、水が使えなくなった
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仮設住宅に移ってきて、土もない、入れ物もない、花もないけど、春になったら園芸をやりたいと思った(園芸の本を選んだ人)
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おっくうになって料理もあまりつくらんなくなった。けどまたこの本にあるものから作ってみようと思う。まずは簡単なものからだけどね
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お父さん漁はしていたけど、野菜づくりりなんてあまりしてこなかった。野菜もつくってみようと思った
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あまり考えずに読める写真が多い本がいいね
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まだ旅にはいけん。ここの仮設住宅から出られるのは2年後だろうか、その先だろうか。仮設住宅を出たらどこかに行きたいもんだね

巨人が好きで、優勝がうれしかった。え、東京に住んでるのに巨人じゃなくヤクルトファン!?

ブックカフェのスペースに置く図書は、珠洲市のいろは書店で購入します!
いろは書店さんは、地震で被災。


いまは斜め向かいにあったタクシー会社だった建物を仮店舗で再開しています。

ブックカフェの運行に必要なブックトラック、ディスプレイラック、本やエプロンなどはいろは書店さんが預かってくれています。何から何までありがとうございます。


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8月1日 クラウドファンディング開始
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8月31日 クラウドファンディング終了
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9月 石川県輪島市でブックカフェ開催決定(2日間)
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9月以降、隔月でブックカフェを行う予定です。


<ブックカフェ>
■図書購入費:200,000円
■1回の運行にかかる費用(1泊2日の場合)※複数個所又は1カ所で2回炊き出しの予定(市との調整による)
・レンタカー代、ガソリン代 50,000円
・スタッフの旅費交通費(新幹線、宿泊代等)50,000円(一人の場合)
・その他備品購入代など20,000円
合計 120,000円 ×4回
▮諸経費(会議参加費、調査費など):120,000円
第一目標の80万円は能登の事業に充てさせていただきます。80万円を超えた分は、カンボジアとラオスでの「本の飢餓」撲滅のために行っている事業に使用いたします。
第一目標:能登半島地震の被災地でのブックカフェの開催
第二目標:カンボジアとラオスにおける障害がある子どもたちへの図書館事業

2024年秋、能登。
まだ揺れる心を抱えた人々が、本のページをそっとめくるその時間。
静けさの中に、かすかな希望が灯っていました。
カンボジアの小さな村。
内戦に記憶が残る地で、一冊の絵本を手にした少女がいました。
始めて本に触れたその目は、涙をこらえながらも輝いていました。
「読むこと」への願いは、どんな境界も越えるのだと、私たちはその瞬間、確信しました。
障害がある子どもにとって、本はただの紙ではありません。
生きるための知識であり、安心と自信の源でもあります。
学ぶこと、楽しむことに適切が本がないなら、私たちがつくればいい。
そう決意し、教材の開発も始めました。
「本を読む時間」は、未来とつながる糸になる。
そう信じる私たちエファジャパンは国内外問わず
災害の地でも、遠い国の片隅でも
人がいる限り、本を届け続けます。

「手にした本が、ふたたび希望をくれた」奥能登を走るブックカフェで本を届けたい!
2025年8月31日(金)まで 目標金額 80万円
https://camp-fire.jp/projects/715081/view

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