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「日本で長く就労したい」が87%!インドネシア特定技能人材が抱える、見過ごされがちな「差別・人間関係」の壁

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ヒューマン

~最新意識調査が示す受け入れ側の新課題~

報道各位

                                                          

 ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を運営するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、特定技能外国人の登録支援機関として、ヒューマンホールディングス株式会社とインドネシアの上場企業グループの合弁会社で、日本語教育機関、ならびに送り出し機関を運営するPT. HUMAN MANDIRI INDONESIAの協力のもと、特定技能クラスの受講生徒を対象にアンケート調査を実施しました。 

その結果、回答者の9割近くが日本での長期就労を強く希望している一方で、「差別や偏見」「職場の人間関係」に対する高い不安を抱えている実態が明らかになりました。

【本件のポイント】

  • 日本での長期就労志向は87%と圧倒的に多い。そのうち34%が「永住も検討」と、日本を生活拠点とすることに高い関心

  • 勤務エリアについては、約半数(51%)が「こだわらない」と回答。「場所よりも信頼できる会社を重視したい」「日本の多様な文化を体験したい」といった柔軟な姿勢が見られる

  • 最大の懸念は「差別や偏見」「人間関係」。精神的安心感と良好な職場環境への強いニーズが浮き彫りに

《本調査結果のレポートにつきまして》

本調査結果の全編は、以下にて提供しています。

●資料ダウンロードページ URL: https://biz.daijob.com/download/survey-ssw01

目次

【はじめに】

 本調査は、インドネシアで日本語教育機関、ならびに送り出し機関を運営するPT. Human Mandiri Indonesiaの特定技能クラス受講生を対象に、日本での就労に対する意識や指向・希望を把握し、日本で特定技能人材の採用を検討する企業や関係者にとって有用な情報を提供することを目的としています。本調査結果レポートでは、特定技能制度を利用し、日本での就労を希望する受講生の具体的なニーズや懸念点を分析し、効果的な採用戦略や受け入れ体制構築の一助となる情報を提供します。

【調査結果サマリ】

1.日本での就労を志す主な理由と展望

 受講生が日本での就労を志す主な理由は、「キャリアやスキルを向上させたい」(78%)が最も高く、次いで「日本の文化や生活への興味」と「給料」(各63%)が続きます。

 特定技能として働きたい理由では、「将来、特定技能2号を取得して長く働きたい」(69%)が最も多く、多くの受講生が日本での安定したキャリア形成を望んでいます。

 就労期間については、半数以上(53%)が「5年以上」の長期就労を希望し、約3人に1人(34%)が「永住も検討したい」と回答。短期的な労働に留まらない、日本での長期的な就労・キャリア形成への強い意欲が明確に示されています。

2. 重視する就労条件と勤務エリアの希望

 日本での就労において重視する条件は、「給与・待遇」(83%)、「福利厚生の充実」(71%)が上位に挙がりました。これに加え、「語学力の向上機会」(69%)「職場の人間関係・雰囲気」(64%)「キャリアアップの機会」(64%)も多数で、経済的な側面だけでなく、自己成長と良好な職場環境への関心が高いことが伺えます。

 勤務エリアについては、約半数(51%)が「こだわらない」と回答。理由としては(自由記述)「場所よりも信頼できる会社を重視したい」「日本の多様な文化を体験したい」といった柔軟な姿勢が見られます。都市部希望者(30%)は利便性や文化的なアクセスを、地方希望者(19%)は経済的メリットや静かな環境を理由に挙げています。

3. 就職活動における不安と希望する残業時間

 就職活動における最大の不安は、「差別や偏見がないか心配」(61%)と「人間関係(同僚、上司など)に不安がある」(58%)でした。これらは、日本社会や職場での円滑な人間関係構築への懸念を強く示しています。次いで「登録支援機関や企業からのサポートが得られるか不安」(37%)、「日本語能力に自信がない」(36%)、「給与や生活費が足りるか不安」(32%)が続きます。

 希望する月間残業時間は、「10~20時間」(30.4%)と「20~30時間」(28.6%)が約6割を占め、過度な残業は避けつつも、ある程度の残業は許容し、ワークライフバランスと収入のバランスを重視する傾向が見られます。

考察

今回の調査結果から、インドネシアの特定技能人材育成クラスの受講生は、日本での就労に対して非常に高い意欲と明確な目標を持っていることが明らかになりました。彼らは短期的な労働に留まらず、特定技能2号の取得や永住も視野に入れた長期的な就労・キャリア形成を強く志向しています。

キャリア・スキルの向上、給与・待遇、日本の文化への興味が日本で働きたい主要な動機であり、加えて福利厚生や良好な人間関係といった非経済的な側面も非常に重視する傾向があります。

特に、就職活動における「差別や偏見」「人間関係への不安」といった心理的な懸念が大きい点は、日本の企業や社会が向き合うべき重要な課題と考えられます。

【回答者属性】

回答者は主に24歳までの若手が70%、男女比は6:4、日本語レベルはN4またはN5が多く、最終学歴は「一般高校」が37%、「4年制大学」が27%と、多様な学歴を持つ受講生がいます。   

     

   

【本調査の概要】

調査期間: 2025年7月10日~14日

調査対象: PT. Human Mandiri Indonesia 特定技能クラスを受講中の学生

回答者数: 59名

調査方法: アンケート形式


ヒューマングローバルタレント株式会社について

ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comは、1998年のオープンより日本を中心に、会員数84万人、求人掲載数常時11,000件以上と、世界27カ国、累計取引社数9,400社以上の外資・日系グローバル企業から高い評価を得てきました。他にも海外転職専門の「Working Abroad」の運営や、ダイレクトリクルーティング、多言語で対応可能なRPO(採用代行)特定技能外国人人材紹介、登録支援機関など、企業と求職者との効率的なオンラインマッチングの場を提供しています。

特定技能人材紹介 有料職業紹介許可番号 13-ユ-306077

登録支援機関 25登-011725


■ヒューマングループについて

 ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、IT、美容、スポーツと多岐にわたる事業を展開し、2025年4月に創業40周年を迎えました。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、各事業の強みを生かし、連携しながらシナジーを最大限に発揮する独自のビジネスモデルにより、国内340拠点以上、海外5カ国6法人のネットワークでお客様に質の高いサービスを提供しています。

●ヒューマンホールディングス ウェブサイト:
https://www.athuman.com/


会社概要

ヒューマングローバルタレント株式会社

●代表者:代表取締役 横川 友樹
●所在地:東京都新宿区西新宿7丁目5番25号 西新宿プライムスクエア2F

●事業内容:バイリンガルに特化した就職・転職の求人広告事業、イベント事業

●資本金:1,000万円 ●URL:https://corp.daijob.com/ ●運営サイト:https://www.daijob.com

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月1日 13時00分)

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