スペースシフト
株式会社スペースシフト(本社:東京都千代田区、代表取締役 金本成生、以下、スペースシフト)は、2025年6月1日付で、技術開発部長の元村 和史(もとむら かずし)が最高技術責任者(CTO)に就任したことをお知らせいたします。同氏の就任により、今後ますます拡大する衛星データ活用の需要に応えられるよう、技術開発と社会実装の両面から事業推進体制を強化してまいります。
◾️背景
スペースシフトは、地球観測衛星の中でも特に合成開口レーダー(SAR)衛星から取得されるデータを、AIにより自動解析する技術を開発・販売しています。SAR衛星は、可視光を用いる光学衛星と異なり、マイクロ波の反射を利用して地表を観測するため、雲や夜間といった条件でも安定した観測が可能です。一方で、光学衛星と比べて特徴的な画像となるため、正確に読み解くには専門的な知識が求められます。
スペースシフトでは、「宇宙からの視点を日常につなぎ人と地球とテクノロジーの共生へ」をビジョンに据え、SAR衛星を用いた新規建物・消失した建物の検出や浸水域検知、農作物モニタリングなど、衛星データを活用したAIおよびそのサービスの開発を通じ、社会課題の解決に取り組んできました。
近年、防災・農業・インフラなど、非宇宙産業における衛星データ利活用のニーズが広く顕在化してきている中、ユーザー現場と開発現場をシームレスに繋いでいくことが更に重要となってきております。社会実装を見据え、より社会で必要とされる技術開発をさらに加速させるべく、衛星データおよびAI活用の技術開発、実務に精通した元村をCTOに起用する運びとなりました。
■コメント

元村和史(新CTO)のコメント
CTOに就任いたしました元村です。近年、官民の人工衛星機数の増加に伴い衛星データ量の増大が見込まれ、当社のAI技術が果たすべき役割が重要になりつつあることを実感しております。AIや衛星データ利活用の研究開発や実務に携わってきた経験を活かし、技術戦略をリードするとともに、当社の更なる成長に取り組んでまいります。今後とも皆さまのご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
■元村和史 新CTOの経歴
学部では航空宇宙工学を専攻し、大学院では衛星海洋学を専攻。九州大学大学院修了後、一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)にて、国内外の様々な衛星センサを用いたプロジェクトを担当。商船三井システムズ株式会社では外航海運グループにおけるICT戦略の立案および推進を担当し、特に事業部門向けAIシステム導入の企画から研究開発、導入を推進。その後、三菱総合研究所にてAI技術の衛星データへの適用に関するプロジェクトのほか、国内外の関連技術・政策動向の調査、研究開発法人等の研究開発計画の立案とその推進等を担当。2023年にリードセールスエンジニアとして入社し、合成開口レーダー(SAR)衛星を用いたAIアルゴリズム開発等を推進。技術開発部長を経て現職。日本リモートセンシング学会「リモートセンシング事典」(丸善出版)の物体検出および超解像の項目を執筆。
■スペースシフトについて
「Sense the Unseen from Orbit (地球上のあらゆる変化を認識可能に) 」をテーマに、地球観測衛星から得られたデータをAIで解析するソフトウェアの開発を行っています。これらの技術を通じて、インフラ管理、防災・減災、農業モニタリング、環境保全など、様々な分野に衛星データを活用することで、持続可能な社会の実現を目指しています。
■会社概要
会社名:株式会社スペースシフト(英文表記:Space Shift, Inc.)
代表者:代表取締役CEO 金本成生(かねもと なるお)
本社所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階
設立:2009年12月11日
資本金:678,329,051円(資本準備金を含む)
■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社スペースシフト (担当:津田谷)
お問い合わせ:https://share.hsforms.com/1-fFRnQR2QwW3c-zOTCAanQ5m0z8
Eメール:pr@spcsft.com