粋響株式会社
親子連れを中心に大盛況 「帰って昆虫採集します」など子どもたちの自然体験への意欲が高まる

粋響株式会社(所在地:静岡県富士宮市、代表:佐野翔平)がコンサルティングサポートを行なっている「むし展実行委員会」(所在地:和歌山県海草郡紀美野町、会長:猪狩元気)は、7月26日・27日の2日間、紀美野町文化センターで蝶の個展「むし展〜かわひらこ〜」を開催しました。
当日は、目標来場者数1,000人を達成し、親子連れを中心に幅広い年齢層が来場しました。また、蝶の標本展示に加え、約15店舗のマルシェや昆虫網の貸し出しなどの体験型アクティビティも実施するなど、子どもたちの自然科学への探究心を育む新しい形の昆虫展として注目を集めました。

3つの展示テーマとマルシェ、体験型アクティビティが来場者を魅了
「むし展〜かわひらこ〜」は従来の昆虫展とは一線を画す「世界の蝶」「日本の蝶」「蝶と文学」の3つのテーマで構成され、多様な角度から蝶の魅力を伝えました。
1. 世界の蝶展示




猪狩氏が蒐集した約200種、500点以上の蝶の標本を展示。羽の模様や色のバリエーションなど、自然の芸術としての美しさを体感できる構成で、来場者から感嘆の声が上がりました。
2. 日本の蝶・地域密着展示




和歌山県紀美野町で実施された蝶の調査データを活用し、生息環境の写真パネルと季節ごとの出現マップで地域の自然環境を視覚的に紹介。地元の里山環境と蝶の関係性を分かりやすく解説しました。
3. 文学と蝶の融合展示




これまでの昆虫展にはない独創的な試みとして、小説や漫画・アニメにおける蝶の描写を紹介。鬼滅の刃や暗夜行路(志賀直哉)における蝶と文学作品との結びつきを意識した芸術的アプローチが新鮮な驚きを与えました。
4. 地域連携マルシェ
会場には約15店舗の地元事業者によるマルシェを併設。地域の特産品や手作り雑貨などが並び、展示と合わせて地域全体の魅力を発信する場となりました。
5. 体験型アクティビティ
「帰って昆虫採集してみたい」という声も多数上がり、その場で昆虫採集を体験できるよう、昆虫網の貸し出しサービスを実施。子どもたちが実際に自然と触れ合えるきっかけを提供し、自然体験への意欲を高める効果的な取り組みとなりました。
来場者の反応と社会的インパクト
■ 親子の自然体験への関心の高さ
来場者の多くは親子連れで、特に印象的だったのは多くの親が「子どもと自然との触れ合い方が分からない」と質問されたことです。これは現代社会における自然体験機会の不足を如実に物語っています。
■ 子どもたちの探究心に火がつく
「帰って昆虫採集します」という子どもの声や、展示を熱心に見つめる姿が数多く見られ、自然科学への興味を喚起する場として機能しました。昆虫網の貸し出しなどの体験型アクティビティも好評で、実際に自然と触れ合うきっかけを提供できました。
■ 昆虫コンテンツの普遍的な魅力を再確認
年齢や性別を問わず幅広い層から関心を集め、昆虫というコンテンツの持つ強い訴求力が改めて確認されました。
来場されたお客さまや関係者の声
・30代 紀の川市(大人1人、子ども2人で参加)
「はじめてのむし展。世界中のちょうちょがみれていい体験になった。」
・40代 岩出市(大人2人、子ども1人で参加)
「オオルリアゲハの生態、分布がよくわかりました。」
・40代 和歌山市(大人1人、子ども2人で参加)
「沢山の蝶が見れたのと、文学や漫画などと組み合わされて展示されてるのが良かった。子供も楽しんでくれてこちらも嬉しく思えるイベントでした。ありがとうございます。」
・50代 紀美野町(大人1人で参加)
「日本そして世界にこんなにも色々なちょうちょがいることを知ることができて良かったです。」
・50代 堺市(大人2人で参加)
「ミヤマカラスアゲハなど懐かしい蝶から珍しい蝶など、心が癒される感じで良かったです。」
・50代 日高町(大人2人で参加)
「いろんなチョウの標本があり、勉強させていただきました。日々の活動に感動です。」
今後の展望と地域への波及効果
1. 自然体験機会の創出
今回の成功により、地方でも質の高いコンテンツは確実に人を呼べることが証明されました。今後も継続的な開催により、子どもたちの自然体験機会の拡充を目指します。
2. 和歌山の自然の価値再発見
地域密着型の展示により、和歌山県の豊かな自然環境の価値を多くの方に知っていただく機会となりました。この美しい環境を次世代に引き継ぐ大切さも併せて伝えることができました。
3. 教育分野への波及
学校の枠を超えた学びの場「サードプレイス」として機能し、一人ひとりの興味・関心に寄り添った多様な学習機会の創出モデルとしても注目されています。
「むし展〜かわひらこ〜」を終えての猪狩のコメント(仮)

猪狩元気(いがり・げんき)
むし展実行委員会 会長
蝶の蒐集家・二児の父・和歌山県在住
予想を上回る多くの方にご来場いただき、心から感謝しています。特に印象的だったのは、子どもたちの輝く瞳と、親御さんたちの『どうやって自然と触れ合わせたらいいか分からない』という率直な声でした。
この展示を通じて、まず私たち大人が『好きなことを追いかけ続ける姿』を見せることで、一人でも多くの子どもたちの『好き』を見つけるきっかけになれたとしたら、これほど嬉しいことはありません。
また、和歌山の豊かな自然を多くの方に知っていただけたことも大きな成果です。この美しい環境を次世代に引き継ぐため、今後も継続的に活動を続けてまいります。
本イベントスポンサー様一覧

株式会社晃希様

謎妖精カコちゃん様

山本グループ51様


恵美寿屋みかん様

銀座に志かわ岩出店様

