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精神疾患の親をもつ子ども・若者支援を多角的に学ぶ全7講座。NPO法人CoCoTELIが全7講座で構成される「支援者養成講座:CoCoラボ」を9月にオンライン開催

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NPO法人CoCoTELI

当事者・支援者・専門職・先進事例から「家族を支える」を問い直し、支援の土壌を育む

「精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会」の実現を目指すNPO法人CoCoTELI(所在地:大阪府大阪市、代表:平井 登威)は、精神疾患の親をもつ子ども・若者を支えるために、「家族支援とは何か?」を多角的に問い直すことを目的とした「支援者養成講座:CoCoラボ」をオンライン開催します。本講座は、当事者・支援者・専門職の声に加え、スウェーデンの先駆的な実践事例からも学び、支援の再構築とつながりを育む全7講座の学びの場です。

目次

企画背景

NPO法人CoCoTELIは、「精神疾患の親をもつ子ども・若者」への支援を行なう非営利団体です。『精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会へ』をミッションに掲げ、子ども若者、その家族が抱える困難が大きくなる前の早期発見、困難を予防できる社会を目指し、そのファーストステップとして居住地関係のないオンライン上での相談支援や居場所づくりを行なっています。

活動を行うなかで、当該テーマが児童福祉・精神保健・医療・教育といった既存制度の“はざま”にある支援領域であり、多くの支援者が孤立した実践を強いられていることを痛感しています。

上記のような状況に鑑み、現場に携わる人々が活動に必要な知識や技術を学び、ネットワークを作ることを目的に、支援者養成講座を企画することになりました。

本研修では、以下の目的を掲げています:

  • 多職種の専門家・実践者からの講義を通じ、参加者が領域横断的な視点を獲得する

  • 継続的な学びとつながりを促進するネットワーク形成を行う

  • 現場の支援者が自らの実践を振り返り、フィードバックを共有できる仕組みを作る

  • 現場で必要とされている知見を収集・整理し、形式知化・体系化を行う起点とする

講義では、初回にて長沼葉月氏より「精神疾患の親と暮らす子ども若者の実態と支援の全体像」について、当事者視点と研究成果に基づく総論を提示いただきます。そのうえで、以降の講義では、医療・法制度・トラウマ理解・支援構造・国際比較といった各論に焦点を当て、分野ごとの専門家による講義を行います。 これにより、受講者が総体的理解から実務への応用までを一貫して学べる構成としています。

開催概要

【開催日程】

2025年9月20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)の計4日間コース

【開催形式】

オンライン開催(録画配信も予定しています。※期限あり)

【参加費】

全7講座参加の場合:10,000円(一般・大学院生) / 3,000円(学生)

1コマのみ参加の場合:2,000円(一般・大学院生・学生一律)

【申込方法】

以下Peatixページよりお申し込みください 。

https://peatix.com/event/4512044/view

【講座概要ページ】

https://zoqmgqah.manus.space/

講座公開にあたり、8/12(火)19:00~20:00事前説明会を開催します。

参加を希望される方は以下フォームからお申し込みください。

▼事前説明会 お申し込みフォーム

https://forms.gle/ah5C41ZbDziPicLYA

講座詳細

9月20日(土)13:00〜16:50(各講座、講演+質疑応答:90分、グループワーク20分予定)

講演1(13:00〜): “支援される側”だった私から伝えたいこと 〜精神疾患の親と暮らす子ども・若者の実態と支援の全体像〜

講師: 長沼 葉月氏(精神保健福祉士、東京都立大学教授)

精神保健福祉士。東京都立大学教授。博士(保健学)。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻(精神保健学分野)博士課程修了。専門領域は、ソーシャルワーク技法,精神保健学、児童・思春期ケースワーク、家族支援など。主な著書は、『高齢者虐待防止のための家族支援』(共著、誠信書房、2012年)、『高齢者虐待にどう向き合うか』(共著、瀬谷出版)、『ソーシャルワーカーのジリツ』(共著、生活書院)、『ソーシャルワーカーのミライ』(共著、生活書院)など。

講演2(15:00〜): “正しい支援”が苦しさを生むとき 〜支援の構造を問い直す〜

講師: 竹端 寛氏(兵庫県立大学環境人間学部教授)

兵庫県立大学環境人間学部教授。専門は福祉社会学、社会福祉学。著書は『能力主義をケアでほぐす』(晶文社)、『ケアしケアされ、生きていく』(ちくまプリマー新書)、『「当たり前」をひっくり返す――バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』『家族は他人、じゃあどうする?――子育ては親の育ち直し』(いずれも現代書館)、、共著に『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』(東洋館出版社)など。

9月21日(日)9:00〜12:50(各講座、講演+質疑応答:90分、グループワーク20分予定)

講演3(9:00〜): 傷つきに気づく支援者になるために 〜精神疾患とともにある家庭へのトラウマインフォームドな関わり〜

講師: 毎原 敏郎氏(兵庫県立尼崎総合医療センター小児科長)

兵庫県立尼崎総合医療センター小児科長、一般社団法人TICC(トラウマ・インフォームド・ケア・コミュニティ)代表理事。小児科医として、子ども虐待やその予防、トラウマを抱える子どもや家族への支援に長年従事。トラウマインフォームドケアの普及と実践を推進し、社会全体がトラウマに配慮した支援を行えるよう啓発活動や人材育成、地域実践事業を展開。虐待や犯罪などによる被害でトラウマを負った人々への支援、支援者の養成、調査・研究・広報・社会提言など、幅広い活動を行う。

講演4(11:00〜): わたしたちが語りたいこと 〜精神疾患の親と暮らした子ども若者の声〜

講師: CoCoTELIの子ども若者(複数名による語り)

精神疾患の親をもつ家庭で育った子ども若者たちが、仮名で顔を出さずに語ります。一人一人が違う家庭環境でそれぞれの困難を抱えて生きてきました。親の病気への戸惑い、誰にも言えなかった孤独、成人しても続く葛藤。親への気持ちは日々変わります。「9月21日付けの気持ち」として、その瞬間の揺れ動く思いを話していただきます。どんな支援が必要だったか、支援者の皆さんに届けたいことが聞ける場になればと思います。

9月27日(土)10:00〜11:50(講演+質疑応答:90分、グループワーク20分予定)

講演5(10:00〜): 子どもの権利と親の限界 〜精神疾患をもつ親子支援の法的視点から考える介入のあり方〜

講師: 間宮 静香氏(弁護士)

弁護士。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻 修士(教育)。弁護士登録直後から、非行、虐待など子どもに関わる仕事を中心に従事。現職として、日本弁護士連合会子どもの権利委員会副委員長、名古屋市子どもの権利擁護委員など。大学の非常勤講師として「子どもの権利論」などを担当、子どもの権利に関する講演、自治体支援等も行う。共著に『子どもの権利ガイドブック(第3版)』(日本弁護士連合会子どもの権利委員会編著、明石書店)、『子どもコミッショナーはなぜ必要か』(日本弁護士連合会子どもの権利委員会編、明石書店)など、講演録に「子どもの権利条約を日常生活に紐付けして使える道具にする」(CCJブックレット)。

9月28日(日)9:00〜10:50 / 17:00〜18:50(講演+質疑応答:90分、グループワーク20分予定)

講演6(9:00〜): 親の治療と子どもの支援をどうつなぐか 〜精神科医の立場から見た家庭支援のリアル〜

講師: 黒川 駿哉氏(子どものこころ専門医、医学博士)

子どものこころ専門医、医学博士。山形大学医学部卒。慶應義塾大学大学院博士課程修了。児童・思春期に関連する国内外の研究に携わりながら臨床を行っている。幼少期を過ごした英国でのマイノリティとしての生活が原体験となり、子どもの居場所「はじまりの基地」を開設したり、知的/発達障害児・者サッカースクール「認定NPO トラッソス」チームドクターを務めるなど、子どもの主体性を引き出す団体の活動支援に力を入れている。著書に『10才からの気持ちのレッスン』(アルク)がある。

講演7(17:00〜): スウェーデンの家族支援に学ぶ 〜精神疾患のある親と暮らす子どもへの制度的アプローチ〜

講師①: テレサ・スチューレソン氏(Maskrosbarn創設者/スウェーデン)

高校時代の2005年に友人と2人で活動を開始。

現在は、困難な家庭環境にある子どもたちを支援する団体である、Maskrosbarnの事業開発責任者。

当事者・経験者による団体というスタンスを保ちつつ、全国3ヶ所の拠点30人の有給フルタイム職員を有する規模に発展している。スウェーデン国内全ての子どものうち、約25%(50万人)が該当状態と推計されるとして、メディアやSNS等で積極的に発信・啓発を行っている。

講師②:吉岡 洋子氏(関西大学社会学部教授)

関西大学社会学部教授。北ヨーロッパ学会理事、子どもアドボカシー学会学会誌編集委員など。専門は子ども家庭福祉、市民社会論で、主な研究フィールドはスウェーデン。子どもの権利をベースとして、子どもの声が届く社会の仕組みのあり方、親子を支える予防型支援のあり方を国際比較の観点から探求している。共著は、『新 世界の社会福祉 第3巻北欧』(旬報社)、『子どもアドボカシーQ&A : 30の問いからわかる実践ガイド』(明石書店)等。

▼申込について

以下Peatixページよりお申し込みください 。

https://peatix.com/event/4512044/view

主催・お問い合わせ先

主催: NPO法人CoCoTELI

助成:公益財団法人日本財団

所在地: 大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506

お問い合わせ:https://cocoteli.com/inquiry

団体概要

■団体名:NPO法人CoCoTELI

■代表者:平井 登威

■所在地:大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506

■設立:2023年5月24日

■HP:https://cocoteli.com/

■SNS:X(旧:Twitter):https://twitter.com/cocoteli

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月7日 17時06分)

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