SPACE COTAN株式会社
北海道が共催し、10月9日・10日の2日間開催

北海道宇宙サミット実行委員会(実行委員長:小田切義憲 SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO)は2025年10月9日(木)、10日(金)の2日間、北海道帯広市で、北海道スペースポート(HOSPO)を舞台とした宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2025」を開催します。
今年は開催期間を1日延長して2日開催とし、北海道を中心とした宇宙産業の現状と展望に加え、業界で課題となっている人材育成にも焦点を当てた内容を展開いたします。
今年も北海道との共催で、 国内外約30名の登壇者をお迎えします。
2025年8月下旬より参加申し込みの受付を予定しています。
今年のメインテーマ
5回目の開催となる今年は、「北海道は挑戦の舞台。宇宙を描こう。」をメインテーマに設定しました。
私たちは多様なロケットを高頻度に打上げられる宇宙港「HOSPO」を中核に、北海道で宇宙関連産業の集積を創出することを目指しています。その実現には、企業・関係者のさらなる参入を進めることが不可欠です。
北海道は今、ロケットの開発・打上げ・試験が盛んに行われ、国や地域の支援を追い風に、宇宙産業が飛躍しようとしています。北海道宇宙サミット2025では、宇宙政策や宇宙産業の現在、海外宇宙港の動向、宇宙港による地域活性化、宇宙人材の育成などをテーマとしたトークセッション・講演を行い、北海道の宇宙産業の可能性を感じていただき、多くの方々に宇宙産業をデザインしていく仲間になっていただきたいと考えています。
ステートメント
射場と滑走路から多様なロケットが飛び立ち、宇宙港を核に、
雄大な北海道の大地で宇宙産業が着実にその輪郭を描き始めている。
40年前、先人たちが描いた未来が、今しっかりと実現に向け進化している。
北海道・大樹町。
この大地には、打上げ軌道に恵まれた地形、広大な土地、高い晴天率という、
世界に誇れる条件が揃い、次世代宇宙産業の拠点化が加速している。
そこに、挑戦を続ける者たちと、それを支える人々の存在がある。
ここが、宇宙の夢を現実へと変える舞台。
HOSPOは、ロケット・人工衛星の打上げを通じて産業と暮らしに浸透し、
地域と世界に豊かさのリングを広げる。
さあ、未来の”輪郭”を描こう。
北海道から、宇宙港とその先のビジネスを、世界と共にデザインしよう。
カンファレンス:コンテンツを大幅拡充。15のトークセッション・講演を実施
メインイベントとなるカンファレンスでは、2日間開催となりコンテンツのボリュームを大幅に拡充します。15のトークセッションや講演を予定しており、1日目はロケット事業者や海外宇宙港事業者を招いた宇宙ビジネス中心のコンテンツを、2日目は人材育成や人材確保に特化した内容を展開します。カンファレンス終了後には、一部登壇者や参加者間でのMEETUP(交流会)を開催します。
イベント概要
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タイトル:北海道宇宙サミット2025
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日時:10月9日(木)9:00〜20:00(受付:8:30)、10月10日(金)9:00〜16:00(受付:8:30)[予定]
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開催場所:ベルクラシック帯広(〒080-0012 北海道帯広市西2条南35丁目1−27)
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プログラム:カンファレンス、協賛企業・宇宙産業PRブース(9日 9:00~18:00、10日 9:00~16:00)。MEET UP交流会(9日18:30~20:00)
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開催方法:現地開催&オンライン配信(オンラインはカンファレンスのみ)
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参加人数:カンファレンス 各日800名、MEETUP(交流会) 250名
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参加費:カンファレンス 無料、MEETUP(交流会) 10,000円/名
実行委員長 小田切義憲よりご挨拶
北海道宇宙サミットは、宇宙産業に関係する行政・研究機関・企業等の多くの方々が会し、北海道における宇宙産業の未来像を共有し、ビジネスのチャンスを見つけられる貴重な機会です。過去4回の開催においても、参加者の皆様に宇宙産業における北海道の可能性を感じていただきました。
しかし、現在の北海道はこれまでにも増して宇宙産業集積の機運が高まっています。国内外の企業によるロケットの打上げ試験や関連する研究開発が盛んに行われ、周辺でも宇宙ビジネスや宇宙人材育成に乗り出す動きが起きています。今回のサミットは、こうした流れをさらに強め、宇宙が北海道の新たな産業となる未来を、多くの皆様と共に実現していくきっかけとしたいと考えております。たくさんの参加をお待ちしております。
北海道スペースポート(HOSPO)とは
HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働した民間にひらかれた商業宇宙港です。大樹町はロケットを打上げる東と南方向に海が広がり、広大な土地による射場の拡張性の高さ等の地理的優位性があることから、宇宙港の適地として40年前から航空宇宙産業の誘致を進めてきました。
宇宙関連産業の集積である「宇宙版シリコンバレー」を北海道に創出することをビジョンとし、宇宙港を核とした地域活性化に取り組んでいます。
人工衛星の打上げに対応した射場Launch Complex 1(LC1)の整備を進めており、企業版ふるさと納税制度を活用して整備資金を集めています。地域性を活かした取り組みで人口減少に歯止めがかかっていることなどが評価され、大樹町は2022年度の内閣府特命大臣表彰を受けました。
また、大樹町とSPACE COTANは、2024年10月に世界5大陸の8商業宇宙港で国際協力に関する覚書(MOU)を締結し、打上げ需要の拡大に応えるため、参加宇宙港とともに射場の国際標準化による相互運用性の確保や運用コスト削減に向けた合理化などの検討を開始しました。
2025年1月には国の宇宙戦略基金に採択され、ロケットの打上げ高頻度化を目指した射場基盤技術の研究・開発を進めています。
さらに、2025年7月には台湾企業の日本法人「jtSPACE」が、海外資本としては国内初となるサブオービタルロケットの打上げをHOSPOで行いました。

主催
北海道宇宙サミット実行委員会(SPACE COTAN株式会社、大樹町、公益財団法人とかち財団、一般社団法人帯広観光コンベンション協会、帯広商工会議所、一般社団法人帯広物産協会、北海道十勝管内商工会連合会、十勝観光連盟)
共催
北海道
後援
内閣府宇宙開発戦略推進事務局、札幌市、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、STARTUP HOKKAIDO、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)北海道貿易情報センター、独立行政法人中小企業基盤整備機構、株式会社日本政策金融公庫、株式会社北洋銀行、一般社団法人北海道商工会議所連合会
※2025年8月7日時点で支援が決まっている企業、団体をご紹介しております。新たな支援団体等はホームページなどでお知らせいたします。