株式会社ラム
時代の模倣と遊び心、その先にある“師岡とおる流”
「“真剣に遊ぶ”を持続させる」をコンセプトに、自分の人生を生きようとする人々の集まりである株式会社ラム(本社:東京都荒川区、代表取締役:二村康太、以下、LAMM)は、様々なキャリアを歩んできたゲストからビジネスやカルチャーを学ぶラジオ番組「日暮里ゼミナール」を運営しています。
今回は番組27弾ゲストとして、イラストレーターの師岡とおるさんにお越しいただきました。

師岡とおるさんのゲスト回前編は2025年8月8日(金)19:00から各種Podcastにて配信中です。
東京・小平市のふとん屋の息子として生まれた師岡さんは、幼い頃から自宅近くにあった武蔵野美術大学の存在を知っていたそうです。そんな“美術の街”で育った師岡さんは、幼少期から絵画教室に通い、絵を描く楽しさや、描いた作品を褒められる喜びを、自然と体験しながら育っていきました。小学校高学年の時にタツノコプロのアニメ制作現場を見学したことや、美大に通う個性的な学生たちとの出会いが刺激となり、高校生の頃にはイラストレーターを志すようになります。その思いを母親に伝えると、すぐに予備校を探して手続きをしてくれたといいます。家業を継ぐことを強いられることもなく、家族は一丸となって自身の夢を応援してくれたそうです。
もともと「模写」が得意だった師岡さんは、自分の描く絵が“人の真似ばかり”であることに引け目を感じていた時期もありました。しかし次第に、模写の中に自分なりの遊び心を加えるようになり、「僕の作品は“アート”ではないかもしれないけれど、誰かが面白がってくれるなら、それでいい」と、自分の表現を肯定できるようになったといいます。
現在は、イラストレーターの仕事の他に、お酒好きが高じ、桜井崇雄氏と共に立ち上げた「NONBEE!」プロジェクトで、お酒にまつわるオリジナルグッズの販売を展開中。また、今夏より千駄木よみせ通りにて 、NONBEE初の直営店「NONBEE STORE TOKYO」と立ち呑み屋「呑平本店」が同時オープン。さらに、8月中旬からは鹿児島にある角打ちの名店「ふとし商店」を共同で運営することとなり「ふとし呑平商店」としてリニューアルオープンの予定だそうです。
なお、師岡さんは、日暮里ゼミナールのメインパーソナリティ・二村が代表を務める「株式会社LAMM」のアイコンキャラクター「JILL LAMM」を手がけていただいたご縁もあり、今回の出演が実現しました。
「人の模倣ではなく、時代の模倣」を創作の信条とする師岡さんの生き方――前編・後編あわせて、ぜひ最後までお聴きください!
▶ラジオ配信先:https://lit.link/nipporizemi

■ラジオ「日暮里ゼミナール」とは?
複数の肩書きをもつ方々をゲストにお呼びし、「キャリア」や「カルチャー」を学んでいくラジオ番組です。「日暮里ゼミナール」という番組名は、いわゆる大学のゼミナール・研究会のようにみんなで教え合いながら成長していきたいという思いで名付けられました。様々なゲストをお呼びして体験談や想いを伺う「メイン回」と、LAMM代表・二村康太の気になるカルチャーについてLAMMメンバーで深掘りする「補講回」に分け、毎週新エピソードをお届けしています。Xのハッシュタグ「#日暮里ゼミナール」にて質問・感想を募集中です!



■第27弾ゲスト:イラストレーター・師岡とおるさん
今回のゲストは、「時代の模倣」を得意とし、どこか懐かしさを感じさせるタッチで知られるイラストレーター・師岡とおるさんです。
武蔵野美術大学のすぐ近くで生まれ育ち、幼い頃からアートに囲まれてきた師岡さん。自然とイラストレーターを志すようになり、自身も武蔵野美術大学へと進学します。しかし、予備校時代には「まず絵を描く楽しさを折られた」と振り返ります。その代わりに、「大学に合格するためのテクニック」や「仕事として通用する力」を叩き込まれたといいます。「心が純粋な人にとっては、あのやり方はきっとつらかったと思う。でも、僕は商人の息子だったから合っていた。僕の心は全然アーティストじゃなかった。絵を通じて仕事がしたかった。」と語る師岡さんの言葉には、彼ならではの視点がにじみ出ています。
前編では、そんな師岡さんの幼少期のアートとの出会いや、美術に親しみながら育った環境、イラストレーターを目指すまでの過程、そして「模写」を通して自身の作風を築いていった経緯に迫ります。
後編では、師岡さんが手がける「NONBEE!」プロジェクトの原点や、目指す将来像、さらには「入りづらいスナックへの入り方」まで、ユーモアを交えてたっぷりと語っていただきました。

師岡とおるさんゲスト回の前編は【2025年8月8日(金)19:00】より、後編は【2025年8月22日(金)19:00】より配信スタートとなります。
日暮里ゼミナール第27弾、「“人の模倣ではなく、時代の模倣”イラストレーター・師岡とおるの哲学」の巻、ぜひ最後までお楽しみください!
■今後の目標:「これを描けば気に入られるんだろうな」といった気持ちが自分の中からなくなったとき、いつか個展をしたい。そして今、大切に育てられてきた「飲み屋」を、仲間とともに受け継ぎ、未来へつなげていく動きが始まっている。
多忙な日々の中で、時間的にも感情的にも個展を開催する余裕がなくなってしまったと語る師岡さん。それでも、「いつか心が穏やかになったときに、個展を開きたい」と、静かな目標を話してくれました。
また近年は、馴染みの居酒屋やスナックを巡る中、それぞれの事情で閉店を余儀なくされる店が相次ぐ現状を目の当たりにしていました。そんな中、店を引き継がないかという話が持ち上がり、鹿児島の「ふとし商店」もその一環として今年の8月から共同で運営を始めることになったそうです。
最近では、他の店舗からも引き継ぎの相談を受けることが増えているという。今後も、パートナーとともに、そうしたお店や人とのつながりを大切にしていきたいと考えているそうです。

イラストレーター 師岡(もろおか)とおるさん
1972年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学卒業後、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活動。マンガをバックボーンにあらゆる表現方法を描き分ける。「氣志團万博」煽りVイラスト・NHK「ねほりんぱほりん」キャラクターデザイン・UNICORNジャケットなどの他に、「岩井ジョニ男のジョニスタグラム」や「NONBEE!」などイラストにとどまらない多彩な表現活動にも精力的に取り組んでいる。
師岡とおる公式HP:https://www.more-rock.jp/
師岡とおるInstagram:https://www.instagram.com/mo_rock/?hl=ja
NONBEE!Instagram:https://www.instagram.com/nonbee_official/?hl=ja

・2025年6月、東京・千駄木に「ノンベーによる、ノンベーのための『ノンベービルヂング』」がオープン!
1階には、昼から美味しいお酒が楽しめる立ち呑み屋「呑平本店」が登場。NONBEEクラフトビールをはじめ、各種お酒やおつまみ、オリジナルグッズも取り揃えています。
2・3階には、NONBEE初の直営店「NONBEE STORE TOKYO」が誕生。ここでしか買えない限定アイテムや先行販売商品などもご用意しています。
「呑む!食う!買う!」が一度に楽しめる、夢のビルヂングをぜひ体感してください。
住所:東京都文京区千駄木3-44-10
営業時間:平日12:00〜21:00、土日祝日11:00〜20:00
定休日:火曜日

・師岡さんに依頼した株式会社LAMMのアイコンキャラクター
JILL LAMM(ジル ラム)
2019年に自らがモデルとなって本プロジェクト立ち上げに参画し、問題解決と問題提議の両面から発想するビジネスアーティストの設定。CEOの二村と共に各種プロジェクトのプロデュースを行い、自らクリエイティブディレクションも統括する。LAMMの価値観や文化の象徴であり基準として存在している。年齢やキャリアなど詳細は非公開。

株式会社ラム(LAMM,Inc)
代表者 :二村康太
URL :https://corp.lamm.tokyo/(コーポレートサイト)
【株式会社ラム(LAMM)について】
「“真剣に遊ぶ”を持続させる」をコンセプトに、自分の人生を生きようとする人々の集まりです。“真剣に遊ぶ”を持続させるポイントは、ビジネス(経済)とアート(好きなこと)を両立させること。そんな我々LAMMには社員が一人もいません。コンセプトに共感し集まったメンバーが、自分のやりたいこと・できることを持ち寄り、協力しながら各事業を進めている新しい形のチームです。様々なゲストのセカンドキャリアを中心に紹介するラジオ「日暮里ゼミナール」(https://lit.link/nipporizemi)や、西日暮里のハウススタジオ「studio HEYA(スタジオヘヤ)」(https://heya.lamm.tokyo/)、様々なカルチャーを通して、“自分の好きなことを自主的に学べる”コミュニティ「未来の生物のための文化研究会」(https://miraken.lamm.tokyo/)を運営しています。
【ケイソウシャグループ】
株式会社ラムは、デザインで企業経営の課題を解決する「合同会社経営のための創造社」(略称:ケイソウシャ)のグループ企業。ケイソウシャグループの一員として、新たな切り口で実験的なコンテンツを発信しています。https://keisosha.co.jp/