株式会社ヴィス
ワークデザインを手がける株式会社ヴィス（本社：東京都港区、代表取締役社長：金谷智浩、東証スタンダード：5071）は、2025年8月8日、2026年３月期 第１四半期連結業績を発表しました。連結売上高は3,110百万円で前年同期比85.4%、連結営業利益は244百万円で前年同期比58.2%で着地しました。
2026年３月期 第１四半期 連結業績
引合件数が前年同期比で減少し、構成比は中規模案件にシフトした結果、売上高・営業利益ともに前年比を下回る結果となりました。
主要KPI推移
主要事業であるブランディング事業ではオフィスデザインのプロジェクト件数・プロジェクト単価・受注率をKPIとし、高単価・高受注率戦略を推進しています。
当四半期では、受注率は目標である70％という水準を概ね維持し、プロジェクト単価も堅調に推移した一方、引合い件数は減少しました。今後、一定以上の案件数の維持が重点課題となります。
プロジェクト（引合い）件数の内訳
引合い件数は113件と、前年同期比（139件）で減少しました。大規模案件は５件減少し、中規模案件の構成比率が増加しました。売上高に占める顧客割合では既存顧客の割合が高く、新規顧客獲得の強化が必要となります。
売上高推移（四半期）
大規模案件を含めた引合件数の減少が影響し、前年同期比▲14.6％の3,110百万円で着地しました。今後は大規模案件とその受注率向上が課題となります。
営業利益推移（四半期）
売上の減少に伴う粗利額の低下に加えて、大阪本社移転による二重家賃と人員強化のための採用費用の増加等が影響したため、営業利益は▲41.9%の244百万円で着地となりました。今後は、継続的にコストの最適化と収益改善に対応してまいります。
受注高推移（四半期）
売上高は前年同期比で減少したものの、受注高は4,323百万円と堅調に推移しています。
受注残推移（四半期）
第１四半期の売上高は一時的に減速となりましたが、受注残は前年同期比12.9％増の3,666百万円となり、過去最高の受注残となりました。次四半期以降の売上に対する予見性が高まっています。
2026年３月期 連結業務予想 サマリー
第１四半期は失速したものの、５期連続増収増益を目指し、今期は売上高17,200百万円、営業利益1,922百万円を引き続き目指してまいります。
株主還元方針
毎期増収増益を継続し、株主還元を強化しています。前期の税制優遇や今期の大阪本社移転、『The Place』の新拠点開設などの設備投資により一時的に純利益が減益となる予想ですが、予想通りに着地した際には49円配当を維持する方針です。
資本収益性
ROEは21％超と引き続き高水準を維持し、PBRも1倍を上回る水準で推移しています。今後も資本効率の向上を重視した経営を強化する方針です。
詳細は、本日発表の「2026年３月期 第１四半期 決算短信」「2026年３月期 第１四半期 決算説明資料」等をご覧ください。
■2026年３月期 第１四半期 決算短信
■2026年３月期 第１四半期 決算説明資料
■決算説明動画
https://youtu.be/gAosIO-GWtM?si=Sm6HaXcE__LVM9eN
■ヴィス IRサイト
株式会社ヴィス
ヴィスは、3つの事業を通してパーパス（存在意義）である『はたらく人々を幸せに。』の実現を目指しています。
・ブランディング事業
ワークプレイス、CI・VI（ロゴ・WEBサイト・パンフレットなど）のデザインを通して企業ブランディング構築を支援します。
・データソリューション事業
『WORK DESIGN PLATFORM』など、データに基づいて「はたらく」に関する課題を定量・定性面で可視化し、最適な働き方やオフィス環境の構築に導きます。
・プレイスソリューション事業
フレキシブルオフィス『The Place』の運営ノウハウを通して、オフィスビルやワークプレイスの活用提案など、不動産資産の有効活用を支援します。
【会社概要】
社名：株式会社ヴィス
代表者：代表取締役社長 金谷 智浩
事業内容：ブランディング、データソリューション、プレイスソリューション
設立：1998年4月13日
事業所：東京本社、大阪本社、名古屋
URL：https://vis-produce.com