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エクイニクス、AI対応データセンターの成長を支えるため、先進的な代替エネルギー供給企業と提携

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エクイニクス・ジャパン株式会社

次世代原子力企業のオクロ、ラディアント、ULC-エナジー、ステラリア、および燃料電池供給企業のブルーム・エナジーとの契約を発表

カリフォルニア州レッドウッドシティ、2025年8月14日-グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業®︎であるエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役社長 小川 久仁子、以下「エクイニクス」)は、世界中のエクイニクスのデータセンターのニーズを支えるため、信頼性が高く持続可能な電力を供給する革新的なアプローチを開発する先進的なエネルギー企業との提携を発表しました。この取り組みは、エクイニクスが推進する「多様化された電力ポートフォリオ戦略」の一環であり、将来的な電力供給制約の緩和を目的としています。従来の電力会社との契約に加え、新たなオンサイト発電技術を組み合わせ、次世代原子力エネルギーの可能性を探求することで、電力ポートフォリオの強化を図ります。これらの契約は、お客様が求める拡張性、効率性、そして回復力を、電力に対する包括的なアプローチを通じて支援するというエクイニクスの姿勢を示すものです。

Bloom Energy Fuel Cell Deployment at an Equinix IBX Data Center

国際エネルギー機関(IEA)のレポートによると、世界の電力消費量は2027年まで年間4%のペースで成長すると予測されており、これは近年で最も高い伸び率となります。この需要増は、前例のない電化の加速、AIによるデータセンターの拡張、そして製造業の再活性化といった複合的な要因が重なったことによるものです。この需要の急増は、電力会社が十分な電力を生み出す上で大きな負担となる可能性があり、また老朽化した電力網が電力を分配する上でもすでに大きなプレッシャーとなっています。持続的な成長を支えるためには、世界のエネルギー網において新たな電力供給源の確保が急務となっています。

エクイニクスはこの世界的なエネルギー課題に対し、複数の電力技術を活用した多角的な電力ポートフォリオ戦略を採用しています。電力会社と連携し、送電システムの高度化に向けた資金提供と支援を行なっています。これには、電力網の信頼性を向上させる新たな変電所の建設や、停電時にすべての利用者に恩恵をもたらす緊急バックアップソリューションの導入が含まれます。また、運用効率の向上と、事業展開地域における電力網に容量リソースを追加することが期待される燃料電池や天然ガスなどの電力ソリューションにも投資しています。将来的を見据え、信頼性が高いクリーンな電力供給を可能にする先進原子力技術の開発支援にも注力していきます。

エクイニクス 執行副社長(グローバル事業担当)ラウフ・アブデルのコメント

AIによる創薬からクラウド型の動画配信サービスにまで、あらゆるサービスの基盤となるインフラストラクチャには、24時間365日安定した電力供給が不可欠です。エネルギー需要が高まる中、私たちは、信頼性が高く、持続可能で、拡張性のあるエネルギーインフラストラクチャの構築を支援することが私たちの責務であり、また大きな機会であると考えています。エネルギー分野のパートナーと連携することで、電力網の強化や新たなエネルギー源への投資を通じて、世界中のお客様や地域社会のニーズに応えることができると信じています。

次世代型の原子力技術は、簡素化された設計堅牢な安全機能により、より迅速な原子力導入への道を開く可能性があります。エクイニクスは、安全で効率的かつ信頼性の高い原子力エネルギーを、データセンターおよび広域電力網の電力供給を支える有望なソリューションと見なしており、以下の企業とグローバルで連携しています。

  • オクロ:2024年、エクイニクスは小型モジュール炉(SMR)企業と契約を締結した初のデータセンター事業者となりました。エクイニクスは、オクロの次世代核分裂炉「オーロラパワーハウス」から500メガワット(MW)の電力を調達する契約を締結しました。オクロの高速炉は、固有の安全機能を備え、核廃棄物を燃料として利用することが可能です。

  • ラディアント:本日、エクイニクスはラディアントの「カレイドス」マイクロリアクター20基の先行購入契約を締結したことを発表しました。「カレイドス」は、信頼性が高く、長寿命のエネルギー源を提供します。必要な場所へ柔軟に輸送でき、数日で設置が完了します。また、既存設備の隣に安全に併設でき、現地の送電インフラと統合することができます。

  • ULC-エナジーとロールス・ロイスSMR:本日、エクイニクスはオランダのデータセンター向けに最大250メガワット電気(MWe)の電力供給を目的とした電力購入契約(PPA)の基本合意書をULCエナジーと締結したことを発表しました。ULC-エナジー社は、アムステルダムを拠点とする原子力プロジェクト開発企業で、2022年にオランダでのSMR導入に向けた技術パートナーとして、ロールス・ロイスSMRを選定しています。ロールス・ロイスSMRは、470 MWeの軽水炉型SMRの開発を進めており、2025年6月には、英国初のSMR開発に向けてグレート・ブリティッシュ・エナジー・ニュークリアとの提携において、優先入札者として選定されました。

  • ステラリア:エクイニクスは本日、欧州全域でのデータセンター拡張に向けて、ステラリアと500MWeの電力供給に関する先行購入契約を発表しました。ステラリアは、シュナイダーエレクトリックおよびフランス原子力庁(CEA)の支援によって設立された企業で、世界初の「ブリードアンドバーン型溶融塩炉」を提供しています。この炉は、燃料補給を行うことなく、炉内で液体核分裂性燃料を100%生成し、使用済み燃料を再利用しながら長寿命廃棄物を燃焼させます。

先進的な燃料電池技術も、拡張性があり、効率的かつクリーンなオンサイト発電に活用可能です。エクイニクスは、10年以上にわたり燃料電池を活用しており、以下の企業と提携しています。

  • ブルーム・エナジー: エクイニクスは、米国6州にある19以上のデータセンターで合計100MW超のオンサイト発電を実現することを目的に、ブルーム・エナジーと固体酸化物型燃料電池の導入を拡大する契約を締結しています。燃料電池は非常に高効率で、これによりエクイニクスは、28万5,000トンの二酸化炭素換算排出量(MTCO₂e)と、3,820億ガロンもの水利用を回避することができます。

エクイニクス シニアバイスプレジデント兼最高調達責任者(CPO)アリ・ルクテシュラーのコメント

信頼性が高く持続可能なデジタルインフラストラクチャに電力を供給する上での潜在的な課題は大きいものです。しかし、エクイニクスは常にエネルギーイノベーションの最前線に立ってきました。業界初のSMR事業者との契約締結、そして10年前からの燃料電池の先駆的な活用などがその証です。AIインフラを責任ある形で支えることは、世界的な優先事項です。エクイニクスは、運用の専門知識、信頼できるサプライチェーンパートナー、米国および世界各国の政府・電力会社との緊密な連携を通じて、安全で確実、かつ信頼性の高いAIソリューションをお客様と地域社会に提供する準備が整っています。

エクイニクスは、世界的なエネルギー需要の高まりに対応するため、創造的で持続可能なソリューションの実現に取り組んでいます。データセンターがAIや世界経済を支える重要なインフラストラクチャを提供し続ける中、それらを支えるエネルギーインフラストラクチャの開発と導入は不可欠です。エクイニクスは、2030年までにグローバル全体で100%クリーンかつ再生可能なエネルギーを調達することを目指しており、2024年時点ですでに96%の再生可能エネルギーカバレッジを達成しています。250の拠点では100%再生可能エネルギーによる運用を実現しています。

エクイニクスは、エネルギー効率を最適化したデータセンターの設計にも取り組んでいます。2022年以降、エクイニクスは世界各地の新設拠点において、業界のベストプラクティスであるASHRAE A1許容基準(A1A)の導入を段階的に進めています。この基準により、より広い動作温度範囲での柔軟な運用が可能となり、性能を損なうことなく冷却に必要なエネルギーの最適化が実現されます。2023年には、ダイレクトチップ型などの高効率で先進的な液冷技術の導入を、世界45都市にある100カ所以上のデータセンターに拡大する計画を発表しました。

参考資料

エクイニクスについて

エクイニクス(Nasdaq:EQIX)は、あらゆる場所を最も短いパスでつなぐ、グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業®です。 一人ひとりの仕事と暮らしを豊かにし、持続可能な地球の未来に貢献します。エクイニクスは経済、国々、組織、そしてコミュニティを結びつけ、シームレスなデジタル体験と最先端のAIを、迅速かつ効率的に、あらゆる場所で提供します。

Forward Looking Statements

This press release contains forward-looking statements that involve risks and uncertainties. Actual results may differ materially from expectations discussed in such forward-looking statements. Factors that might cause such differences include, but are not limited to, risks to our business and operating results related to the current inflationary environment; foreign currency exchange rate fluctuations; stock price fluctuations; increased costs to procure power and the general volatility in the global energy market; the challenges of building, and operating, IBX and xScale data centers, including related to sourcing suitable power and land, and any supply chain constraints or increased costs of supplies; the challenges of developing, deploying and delivering Equinix products and solutions; unanticipated costs or difficulties relating to the integration of companies we have acquired or will acquire into Equinix; a failure to receive significant revenues from customers in recently built out or acquired data centers; failure to complete any financing arrangements contemplated from time to time; competition from existing and new competitors; the ability to generate sufficient cash flow or otherwise obtain funds to repay new or outstanding indebtedness; the loss or decline in business from our key customers; risks related to our taxation as a REIT; risks related to regulatory inquiries or litigation and other risks described from time to time in Equinix filings with the Securities and Exchange Commission. In particular, see recent and upcoming Equinix quarterly and annual reports filed with the Securities and Exchange Commission, copies of which are available upon request from Equinix. Equinix does not assume any obligation to update the forward-looking information contained in this press release.

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月18日 10時00分)

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