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【こどもごちめし】夏休みの食事提供プロジェクトが開始2週間で約2万食を達成-見えてきた食支援ニーズ

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NPO法人 Kids Future Passport

地域の飲食店をこども食堂化する仕組み「こどもごちめし」を運営するNPO法人Kids Future Passport(以下、KFP)は、2025年7月22日よりスタートした夏休みの子ども支援プロジェクトにおいて、開始から2週間時点で累計19,861食(1日平均1,400食)を無償提供しました。8月18日の「健康食育の日」にあわせて実施する今回の中間報告では、都市部に集中する支援ニーズや、深夜・早朝に現れる見えにくい空腹の存在、地域ごとの格差など、浮かび上がった実態についてご報告します。

■ プロジェクト概要

「こどもごちめし」は、夏休みに給食がなくなることで食の不安を抱える子どもたちへ、地域の飲食店や大手チェーンと連携して食事を無償提供する仕組みです。

吉野家・モスバーガー・はなまるうどんの3社に加え、クラウドファンディングによる市民からの寄付も集まり、全国規模での支援を展開しました。

提供食数

合計5.4万食

内訳

吉野家3.5万食、モスバーガー1万食、はなまるうどん3千食、

こどもごちめしクラウドファンディング6.1千食

提供期間

2025年7月22日(火)〜

提供方法

本取り組みを通じて、「こどもごちめし」の仕組みを活用し、

支援を必要とする子どもたちへ食事を提供いたします。

対象者

中学生までの児童・生徒を対象

※食事チケットは無くなり次第終了します。

※モスバーガーはすでに提供上限数に達したことから、提供を終了しました。

※吉野家は一部店舗を除き、はなまるうどんは東京都内45店舗が対象となります。 

■ 中間実績と利用傾向(集計期間:7月22日〜8月4日時点)

  • 利用者数の上位:東京都(2,053人)、愛知県(1,583人)、神奈川県(1,192人)、福岡県(1,282人)、大阪府(1,148人)、埼玉県(1,084人)

  • 利用者数の下位:(島根:34人、鳥取:35人、岩手:43人)

今回の中間データからは、都市部に支援ニーズが集中している実態が明らかになりました。利用者数の多い地域は、東京都・愛知県・神奈川県・福岡県・大阪府など、いずれも人口の多い大都市であり、特に首都圏4都県(東京・神奈川・埼玉・千葉)だけで全体の約25%を占める結果に。都市部にも広く支援を必要とする子どもたちが存在していることを示しています。

一方、利用が少ない県では、人口規模に加えて対象店舗の少なさや地理的なアクセスの難しさ、認知状況も影響していると考えられることから、地域ごとに応じた支援の最適化が求められることがわかりました。

【世帯別利用傾向】年齢と時間帯で異なる食支援ニーズ

■一般世帯

小学生の利用が全体の50.0%を占める一方で、中学生(12〜15歳)の利用は15.9%にとどまる結果に。また、利用時間帯では4割以上が昼(11〜13時)に集中し、深夜・早朝(22〜5時)の利用はわずか0.59%にとどまりました。これらの傾向から、夏休み期間中の昼食需要は想定通り高いということが分かりました。また、夕食を家庭で取りたいが様々な事情により、作れない場合に利用するというケースも多いと考えられます。

■要支援世帯

小学生の利用が50.4%を占めつつも、一般世帯に比べて中学生の割合が高く(22.9%)、年齢が上がっても食支援の需要が高い傾向が明らかに。利用時間帯は約5割が夕方〜夜(16〜21時)に集中している一方で、昼(11〜13時)の利用は24.9%にとどまり、放課後や夕食時に家庭で食事をとることが難しい子どもたちへの実質的な食支援として機能しているものと見られます。さらに、深夜・早朝(22〜5時)の利用は6.87%にのぼり、一般世帯の10倍以上の結果に。要支援世帯にはひとり親家庭なども含むことから、夜間に利用せざるを得ない家庭や、多様な生活時間帯を背景とした利用も考えられます。今後も、多様な生活に応じた柔軟かつ持続可能な支援設計が求められます。

■ 利用者の声(一部抜粋)

  • 子ども4人の夏休みの食事は、経済的にも精神的にも大変です。助かりました。子どもたちも喜び、親の負担は軽減され、心から感謝いたします。(吉野家 守口駅前店/子ども人数:2名)

  • 夏休みに入り、3食の食事の用意が大変な中、こちらを利用させて頂きました。こども達が好きなハンバーガー、とても喜んでいました。家で簡単なものしか用意出来てなかったのでしっかりお腹いっぱい食べられて良かったです。ありがとうございました。(モスバーガー佐賀南バイパス店/子ども人数:3名)

  • 夏休みに入り、毎日の食事メニュー考えから準備と片付けと本当に終われ手抜きになってしまう長期休みですが、子供たちの食事が潤う事に感謝致します。本当にありがとうございます!(モスバーガー東久留米滝山店/子ども人数:3名)

  • こどもが自分で食べたいと選んだものを、食べさせることができました!ありがとうございました!(はなまるうどんイオン品川シーサイド店/子ども人数:3名)

■ 参加企業からのコメント

株式会社吉野家

企画本部 経営企画部 部長 瀨尾蘭太

私たちが毎日提供している商品が、子どもたちの元気や笑顔につながるという思いから、この活動に参加しました。今回は夏休み期間中という事もあり、食事チケットを通じて多くの子どもたちに温かい食事を届けることができました。店頭では、笑顔で来店する子どもたちの姿が印象的で、「おいしかった!」という声もいただいています。学校給食がない期間の“食事をされる場所”として吉野家を選んでいただけたことは、私たちにとっても大きな励みになりました。今後もこうした支援を通じて、地域社会と連携しながら、子どもたちの安心と元気を支える存在でありたいと考えています。

株式会社モスフードサービス

FC事業本部 東日本FC事業部長 佐藤善行

当社の「こどモスプロジェクト」は、子育て世代のお客様を応援する施策です。ハンバーガーのハーフカットや、お子様連れのお客様に配慮した優先席の設置など、パパママ社員の意見を取り入れながら、誰もがモスバーガーを利用しやすいお店づくりを目指しています。

その中で、子どもたちに温かい食事を届ける「こどもごちめし」の理念に共感し参画しました。開始直後から予想以上の反響をいただき、早くも予定食数が終了。「夏休みのお昼ごはんにとても助かります」「子どもたちがフィッシュバーガーにはまりました」など多くの温かい感想もいただいています。この機会をくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

株式会社はなまる

事業推進部 マネジャー 早川克己

株式会社はなまるは、夏休み中の子どもたちに、おいしいうどんを楽しんでもらいたいという想いから、この活動に参加いたしました。多くの子どもたちに、はなまるうどん各店で讃岐うどんを召し上がっていただいており、心より感謝申し上げます。食事をされた子どもたちからは、「大好きなうどんをおなかいっぱい食べることができて幸せです」「初めてうどん屋さんでうどんを食べました」といった、嬉しい声も数多く寄せられました。こうした子どもたちの笑顔や感想を励みに、今後も楽しい食事の場を提供できるよう、取り組んでまいります。

■ 「こどもごちめし」とは

「こどもごちめし」は、困窮と向き合う子どもたちにより広くお食事を届けたいと2023年7月にスタートした活動です。これまでこども食堂の運営はボランティアの力で成り立つことが多く、人手や資金不足・定期的な開催の難しさが大きな課題となり、持続的な活動には高いハードルがありました。そこで、KFPでは、ITデジタルを利活用した“こども食堂のDX化“によって、三方よしの仕組みを使った「こどもごちめし」の仕組みを使い、子どもたちに栄養満点の食事を提供することで、人の身体的および精神的な幸せを支援します。

◾️NPO法人 Kids Future Passport 概要

所在地:福岡県福岡市博多区千代1-20-31福岡県千代合同庁舎6階 オフィス4

設立日:2023年6月2日

代表理事:中本真理子

事業内容:地域こども支援事業「こどもごちめし」

ホームページ:https://kids-future-passport.org/

子ども支援活動のために設立されたNPO法人です。全ての子どもの健やかな成長を見守る持続可能な仕組みを目指し「こどもごちめし」を運営しています。 企業や個人から寄付や支援金を基金とし、地域の登録飲食店で子どもたちに食事を提供しています。

「こどもごちめし」はGigi株式会社の有するGOCHIプラットフォームを利用しています。

出典:PR TIMES

本プレスリリースの内容や詳細についてのお問合せは以下までご連絡ください。

企業プレスリリース詳細へ (2025年8月18日 13時00分)

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