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発語評価アプリ『スピーチアセスメント』がApp Store承認取得 発語の変化を客観指標で見える化し、構音障害リハビリを効率化

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ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:中石 真一路 、以下『ユニバーサル・サウンドデザイン』)聴脳科学総合研究所が、九州大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科および脳梗塞リハビリセンターと共同開発した発語評価アプリ「スピーチアセスメント」が、AppleによるApp Store承認を受け、正式に配信可能となりました。構音障害リハビリの現場で課題となっていた主観評価のばらつき、定量化の困難さ、評価頻度の制約を解消し、誰でも同じ基準で短時間に評価できる環境を提供します。スマホやタブレットで、“話す力”を数値化し、変化を見える化。発語評価結果が視覚的に表示されるので、対象者の自覚や、言語聴覚士とのリハビリ目的・方針の共有などに役立てることができます。

目次

■ 背景と課題

日本には約29万人の構音障害を抱える方が存在し、社会生活やコミュニケーションに困難を感じています。発語明瞭度の評価はこれまで言語聴覚士の主観に頼らざるを得ず、「評価者間のばらつき」「定量化の難しさ」「リハビリ期間の制限や地域での訓練不足」といった課題がありました。


■ サービス内容:「スピーチアセスメント」とは

「スピーチアセスメント」は、音声認識技術を活用し、構音障害患者の発語明瞭度を客観的に評価・可視化できるアプリです。

  • 音読課題の自動解析: 課題を読み上げるだけで、語単位・モーラ単位の正答率を計測

  • 結果の色分け表示:構音位置別に誤り傾向を一目で把握

  • 共有の容易さ:患者・家族・医療者が同じデータを参照可能

  • 訓練計画の支援:構音位置別・構音様式別の解析によりリハビリ方針を具体化

  • 環境評価: 発語における影響を評価する、機能

環境評価:スピーチアセスメントには、検査を行う環境を評価できる「環境評価機能」が搭載されています。この機能は、高齢の難聴者や聴覚情報処理障害の対象者の検査時のコミュニケーション時の、室内の暗騒音や壁面反射などによる語音明瞭度の影響をシュミレーションするための機能です。スピーカーから再生される音声をアプリが認識に環境による影響を可視化することができます。九州大学病院 耳鼻咽喉科 松本先生および野田先生の協力のもとで研究開発を行いました。

評価結果表示画面のイメージ及び意味

アプリ詳細(WEBページ): https://u-s-d.co.jp/speech/


■ 開発背景

日本には約29万人の構音障害を抱える方が存在し、社会生活やコミュニケーションに困難を感じています。発語明瞭度の評価はこれまで言語聴覚士の主観に頼らざるを得ず、

  • 評価者間のばらつき

  • 定量化の難しさ

  • リハビリ期間の制限や地域での訓練不足

といった課題がありました。

こうした課題を解決するため、ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 聴脳科学総合研究所は、臨床現場・教育現場・工学技術の三位一体による共同開発体制を構築し、令和元年から令和3年にかけて基礎開発を行い、その後多施設での臨床検証を重ねてきました。

■ 共同開発体制

開発主体
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 聴脳科学総合研究所(所長:中⽯ 真⼀路)
音響工学・福祉支援工学の知見をもとに、発語評価の可視化技術を開発。音声認識技術の応用による聴覚支援やリハビリ支援機器の研究実績を活用。

共同研究機関

九州大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 野田 哲平先生
臨床での適用可能性や測定精度の確認、運用環境の検証。

脳梗塞リハビリセンター 鶴埜 益巳先生
脳梗塞後の構音障害リハビリ現場での活用評価、患者理解促進やモチベーション維持効果の検証。

医療専門学校 水戸メディカルカレッジ 言語聴覚療法学科 稲川 良 先生
音読課題や評価基準の検討(「北風と太陽」課題の実装)および教育的観点からの改善提案。

このように、医療・教育・技術の専門家が連携し、研究開発と臨床実装を同時進行で進めたことが、本アプリの信頼性を支えています。

■ 社会的意義

このアプリは、患者自身が自分の改善を実感でき、リハビリ継続のモチベーションを維持できるよう支援します。同時に、医療・介護従事者の評価作業を効率化し、限られた期間や資源の中でも効果的な介入を可能にします。

■ 今後の展開

在宅での発語訓練結果を医療者が確認できる機能の追加や、多施設での臨床検証と活用モデルの拡大に努めてまいります。


■ アプリ概要

名称      :  スピーチアセスメント

対応OS  :  iOS(iPad推奨)

利用用途 : 構音障害患者の発語明瞭度評価支援

開発      :  ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 聴脳科学総合研究所

共同研究:  九州大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科、脳梗塞リハビリセンター

WEB      : https://u-s-d.co.jp/speech/

■お問い合わせ

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社

代表者   :代表取締役CEO/CTO/聴脳科学総合研究所 所長 中石真一路

電話番号: 0120-033-553

メールアドレス: usd-press@u-s-d.co.jp

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月18日 15時00分)

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