一般社団法人 那覇市観光協会（所在：那覇市、会長：宮里一郎、以下「那覇市観光協会」）と沖縄トヨタ自動車株式会社（本社：沖縄県浦添市、代表取締役社長：野原朝昌、以下「沖縄トヨタ」）ならびにWHILL株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長 CEO：杉江理、以下「WHILL社」）は、那覇市中心部の観光エリアのアクセシビリティを整備する一環として、免許もヘルメットも不要で歩行領域を走行する近距離モビリティWHILL（ウィル）を活用した移動サービスを2025年8月27日（水）より提供開始することを発表いたします。国内外から多くの観光客でにぎわう那覇国際通りを中心に、誰もが歩行領域を安心快適に散策できる環境を整えることで、往来する人々とも共生共存を図りながら、回遊利便性を高めるとともに、滞在時間の延伸や満足度向上を図ります。貸出ステーション（WHILL SPOT）は那覇市観光案内所に設置します。貸出には、非対面式の専用アプリを採用することで、管理者側の運用オペレーションの省力化と効率化も目指します。

　那覇市の2024年の入込観光客数は前年比111.2%の854万2,120人に上り、コロナ禍以降増加基調が続きます。しかしながら、年齢別では30〜60代がいずれも20%前後を占めるものの、70代以上は6.8%にとどまり（注1）、背景には移動への不安などの理由から旅行をためらう方が多い実情があります。全国的にみて、移動課題が解消された場合の潜在市場規模は、実際の市場規模より約1.5倍大きい4,200万人程度（2023年時点）となり、いずれの市場規模も、高齢化を背景に2035年まで伸び続けると試算されています（注2）。この需要予測とともに、法改正による「合理的配慮の義務化」などから、年齢や障害、身体的状況に関わらず、あらゆる人が旅行しやすい体制の整備拡充が急がれつつあります。

　社会的機運の高まりから沖縄県では昨今、ウィルの移動サービスを導入する施設など*が相次ぎ、国内旅行者はもちろん外国人観光客の利用も好調に増えています。那覇市観光協会におけるウィルの移動サービス採用もこれに続くもので、採用モデルは走破性やその場での小回り性能、乗り心地などに優れたプレミアムモデルの「WHILL Model C2」です。段差の乗り越えはもちろん、凸凹道や勾配などの悪路も走行可能であるほか、徒歩と同程度の速さで移動できるため、多くの方が行き交う中でも安心安全かつ快適に、ご家族などの同行者と同じペースで散策や周遊が可能です。これにより、これまで出向きづらかった各所へ足を伸ばしたり寄り道をしたり、お客様の滞在満足度の向上に加え、地域の経済活性化などに貢献します。

　また、アプリでのレンタル運用では、お客様はいつでも気軽かつスムーズにレンタルできると同時に、観光客の増加が今後も見込まれる中でも、管理スタッフの運用オペレーションの負担軽減や、人にしか担うことができない業務に集中できる対応効率化も期待できます。3者は引き続き、歩行者などと共生共存しながら、あらゆる人を迎え入れるためのアクセシビリティ整備を通じ、国内外、老若男女すべての人にとって優しく満喫できる旅体験を提案してまいります。

注1：令和6年度版　那覇市の観光統計 ＜観光入込統計調査＞ https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/kankou/kankoutokei.files/R6_toukei.pdf　

注2：独立行政法人経済産業研究所「旅行者としての高齢者、障がい者の潜在力：ユニバーサルツーリズム市場規模の推計」https://www.rieti.go.jp/jp/columns/s24_0019.html　　

注3：観光庁「インバウンド消費動向調査」（2024年暦年、速報値）https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001856155.pdf　

  

◼️那覇市観光案内所　ウィルのレンタルサービス　概要 

*沖縄県に広がるWHILL SPOT

◼️ウィル貸出用アプリ「WHILL Rental」について

スマートフォン端末にダウンロードしてアカウント登録することで、どなたでも簡単に利用できます。マップ上にはウィルを借りられる施設や場所、利用できるウィルのモデルや貸出方法が表示され、旅行やお出かけ先におけるWHILLモビリティサービスの有無を事前に調べることができます。

施設側にとっても、貸出オペレーションの省力化に加え、インフォメーションなどの立地に左右されず、お客様にとってより利便性の高い所にウィルの貸出場所を設置できます。人的リソースが限られる中でも負担少なく日々の運用管理が可能となることで、安心安全かつ円滑なサービス提供が可能です。

貸出時は、利用する機体と利用プランを選択して決済完了した上、機体に貼付されたQRコードを読み取ることで解錠、利用を開始します。乗車中はアプリから施錠も可能で、お手洗いや買い物など、機体から一時的に離れる際も安心です。利用後は貸出場所に機体を戻し、アプリで返却手続きを行います。

アプリのダウンロード▶︎ iPhone https://x.gd/OV2f7　/ Android https://x.gd/6XtMX　

■ウィルについて

ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。うちModel C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。

沖縄トヨタでは県内全域でウィル製品の販売からアフターサポートまで担っています。

製品について：https://whill.inc/jp/model-c2　

■WHILLモビリティサービスについて

安心安全設計の近距離モビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。

詳細：https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service　

＜那覇市観光協会について＞

公式HP：https://www.naha-navi.or.jp　

＜沖縄トヨタ自動車について＞

公式HP：https://www.okinawa-toyota.co.jp　　

＜WHILL社について＞

WHILL社は「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに、近距離移動のモビリティ・ソリューションでグローバルNo.1を目指しています。ハードウェアとソフトウェアを融合させたサービス体験で、身体状況や年齢などに関わらず、誰もが自由かつ快適に移動や外出を楽しめる世界の構築を進めています。公式HP：https://whill.inc/jp/　

出典：PR TIMES

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