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「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査7月<就職活動・進路決定>」を発表

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マイナビ

内々定保有社数「1社」の割合が前年から30pt以上増加し6割を超え、「1社で決める」学生が増加。就職活動に影響したワードは3年連続で「初任給アップ」がトップ

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026 年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査7月<就職活動・進路決定>」の結果を発表しました。

〈TOPIC〉

・7月末の内々定保有率は81.4%(前年比4.1pt減)、活動継続率は31.2%(前年比3.2pt増)【図1、2、3、4】

・内々定保有社数「1社」の割合が前年から30pt以上増加し6割を超える。「1社で決める」学生が増加【図5、6】

・就職活動に影響したニュースワード「初任給アップ」が3年連続の1位【図7、8】

・流行った就活用語は3年連続で「ガクチカ」が1位、「NNT」が2位にランクイン。
「チャッピー」(チャットGPTの略)「AI添削」などの新用語も登場【図9、10】

・就活生が選ぶ「理想の人事担当者」男性1位は7年連続で櫻井翔さん、女性1位は5年連続で水卜麻美さん、キャラクター1位は7年連続でドラえもん【図11、12】

7月末の内々定保有率は81.4%(前年比4.1pt減)、活動継続率は31.2%(前年比3.2pt増)

                  
【調査概要】

7月末の内々定保有率は81.4%で、前年同月から4.1pt減少した。文理別にみると、文系学生は78.6%、理系学生は85.8%で、引き続き理系学生の方が内々定率が高く、その差は7.2ptだった。
活動継続率※は31.2%で、前月の35.6%からは4.4pt減少しているものの、前年の28.0%を3.2pt上回り、活動中の学生が前年同月よりも多い結果となった。文理別にみると、文系学生37.6%(前月比3.7pt減)、理系学生21.3%(前月比5.5pt減)と、いずれも減少しているものの、徐々に減少幅は緩やかになっている。【図1、2、3、4】

※内々定を持ちながら活動を継続する学生の割合+未内々定者の割合

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

内々定保有社数「1社」の割合が前年から30pt以上増加し6割を超える
「1社で決める」学生が増加

                  
内々定保有社数が「1社」の割合は66.5%と、前年の25年卒(30.4%)から36.1pt増加した。活動状況別に、内々定保有社数が「1社」と回答した割合をみると、活動を終了した学生は67.7%、内々定があり活動を継続している学生は60.1%と、その差は7.6ptで、活動終了学生の方が「内々定1社」の割合は高い。
入社意志の最も高い内々定先への満足度について聞くと、「十分満足している」割合は25年卒の58.8%から2.8pt減少し、56.0%だった。活動状況別に「十分満足している」と回答した割合をみると、活動終了学生は63.3%であるのに対し、内々定あり活動継続の学生は16.7%と、その差は46.6ptとなった。すでに活動を終了している学生の方が、満足度の高い企業から内々定を得て、入社予定先を決定しているようだ。【図5、6】

【図5】   

              

【図6】

就職活動に影響したニュースワード「初任給アップ」が3年連続の1位

就職活動に影響したニュースワードを聞くと、「初任給アップ」が3年連続の1位となった。どのように影響したのか自由回答をみると、「ほとんどの会社が初任給をアップしている中で、全く変わらない企業は苦しんでいる印象を受けた。(文系男子)」「やりがいがあればいいと思っていたが、就活が進むにつれ、お金の重要性に気づいた。(文系女子)」など、企業選びに影響している様子がうかがえる。また、2位は「働き方改革」、3位は「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務」と働き方に関するニュースワードが続き、4位「人工知能・AI」、5位「ChatGPT・対話型AI」はAIに関するニュースワードとなった。【図7、8】

                                      
【図7】

【図8】 

      

              

流行った就活用語は3年連続で「ガクチカ」が1位、「NNT」が2位にランクイン

「チャッピー」(チャットGPTの略)「AI添削」などの新用語も登場

周りで流行った「就活用語」について最大3つまで挙げてもらったところ、3年連続で「ガクチカ」(学生時代に力を入れたことの略)が1位で、「NNT」(無い内定の略)が2位となった。3位「ES」(エントリーシートの略)、5位「オワハラ」(就活終われハラスメントの略)は、それぞれ前年から一つ順位を上げた。また、新たにTOP10に入ったのは、7位「グルディス」(グループディスカッションの略)と8位「早期化」だ。「早期化」ははじめてのランクインで、企業の選考活動が前倒しになっていることへの注目が高いようだ。またランク外で特徴的な回答として、「チャッピー」(ChatGPTの略)「AI添削」などがあげられ、就職活動におけるAIの浸透が感じられる。【図9、10】

【図9】

【図10】

                        

就活生が選ぶ「理想の人事担当者」男性1位は7年連続で櫻井翔さん、
女性1位は5年連続で水卜麻美さん、キャラクター1位は7年連続でドラえもん

  

「この人が人事担当だったら、その会社に入社したい」と思う男性有名人、女性有名人、架空のキャラクターをそれぞれ挙げてもらった。男性部門は「櫻井翔」さん(調査開始以来7年連続1位)、女性部門は日本テレビアナウンサーの「水卜麻美」さん(5年連続1位)、キャラクター部門は「ドラえもん」(調査開始以来7年連続1位)が1位となり、例年と変わらず大きな支持を集めた。選んだ理由は「的確なアドバイスをくれそう」「親身になって相談に乗ってくれそう」といったものが多く、学生に寄り添ってくれそうな理想の人事像としてイメージされているようだ。【図11、12】

【図11】

【図12】

【調査担当者コメント】

7月末の就職活動状況として、内々定率や活動継続率の前年からの伸び率が落ち着いてきた様子が見て取れる一方で、内々定者の平均内々定保有社数の内訳には大きな変化があることがわかりました。内々定の数が多ければ満足ということではなく、1社でもその内々定先に満足して活動を終えている学生が多いようです。またニュースワードや流行語からは、社会的な関心の高まりやテクノロジーの進化が就職活動に与える影響が見て取れます。「初任給アップ」や「働き方改革」などの経済・労働環境の変化に加え、「チャッピー」「AI添削」といったAI関連の新語が登場したことは、学生が情報収集や自己PR検討の手段としてAIを積極的に活用していることを示しています。企業側も、こうした学生の情報感度や価値観の変化を的確に捉え、採用活動の在り方を柔軟に見直していくことが求められるでしょう。

マイナビキャリアリサーチラボ 主任研究員  井出 翔子

                

【調査概要】「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査7月<就職活動・進路決定>」

○調査期間/2025年7月25日(金)~2025年7月31日(木) 

○調査方法/マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収

○調査対象/2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生 

○調査機関/自社調べ

○有効回答数/1,201名(文系男子222名 文系女子488名 理系男子267名 理系女子224名。

※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

※調査結果の詳細はこちら

(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250819_99912/)からご確認いただけます。

                          

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出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月19日 13時00分)

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