東京海上ディーアール株式会社
カーボンクレジットが産業界へ与える影響 ~シリーズ①「GX-ETSの本格稼働とサステナブルファイナンス」~
東京海上ディーアール株式会社は、2024年10月から調査研究プロジェクト「GXの産業界への影響と対応」を実施しています。このたび研究成果として、「カーボンクレジットが産業界へ与える影響 ~シリーズ①「GX-ETSの本格稼働とサステナブルファイナンス」~」を発行いたしました。詳細は本プロジェクトの概要ページをご覧ください。
レポート概要
GX実現に向けて、2026年度から日本初の排出量取引制度「GX-ETS」の本格稼働が始まります。これにより、国内のカーボンクレジット市場は今後、拡大していくことが予想されます。このような状況を踏まえ、カーボンクレジットや排出量取引に関する全体像を総合的に俯瞰し、産業界に与える影響を考察するため、複数回に分けて、有識者へのインタビュー等を実施することとしました。
1回目である今回は、長年、排出量取引をはじめとするサステナブルファイナンスの推進に尽力されてきた吉高まりさん(一般社団法人バーチュデザイン代表理事)と本研究会メンバーとの座談会形式で、GX-ETS稼働に向けたポイントやサステナブルファイナンスの今後について、インタビューを実施しました。
「GXの産業界への影響と対応」研究プロジェクト概要
GX(Green Transformation)とは、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことを指します。
現在の産業・社会構造は化石燃料の使用を前提に最適化されたものです。従って、GXは、単なるエネルギー政策の転換にとどまらず、社会の様々な分野に変化をもたらし産業界にも大きな影響を及ぼします。
本プロジェクトは、そのようなGXの与える影響をエネルギー、産業・競争、金融・資本市場、貿易・通商、技術、等の多様な観点から分析し、産業界に必要な対応を検討します。
研究の成果については当社ホームページにレポートとして発信する他、セミナー等も予定致しております。