IGPVP
イグニション・ポイント・ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田代 友樹、以下「IGPVP」)は、スタートアップと事業会社を中心とするLP投資家による共創を推進するベンチャーキャピタルファンド「IGPVP1号投資事業有限責任組合(以下「IGPVP1号ファンド」)」のファーストクローズ(第一次募集完了)を行ったことをお知らせいたします。

ファンド設立の背景とビジョン
IGPVPは2021年の設立以来、大手事業会社を中心に5つのCVCファンドを運用し、スタートアップとの事業共創・新規事業創出に取り組んでまいりました。 今回のIGPVP1号ファンドは、これまで培ってきた実績をもとに、スタートアップとLP投資家が「N対N」でつながり合う、共創型ファンドモデルとして新たに設立されたものです。 IGPVPが掲げるブランドステイトメント「CENTER OF SYNERGY」には、「スタートアップと既存産業を横断的につなぎN対Nの共創を促進することで、新たな産業成長モデルを創出する」というミッションが込められています。 産業構造の変化が進む中、社会的インパクトと経済的リターンが交差する次世代型産業の創出に向け、私たちはその起点となることを目指しています。
投資・支援方針:DX・AIの社会実装力 × 事業成長支援
本ファンドは、DX・AI・データ利活用を核とするスタートアップに注目し、特にシード〜アーリーステージの企業に対して、資金と成長支援の両面から支援を行います。 イグニション・ポイントグループには、300名を超えるコンサルタントやエンジニア、事業開発人材が在籍しており、大企業における新事業創出や自社発スタートアップの創出、他社とのJV組成など数多くの実績を生み出してまいりました。 それら活動を通じて蓄積したノウハウやネットワークを活用することで、投資先のスタートアップの戦略立案、プロダクトPoC、顧客開拓まで、一気通貫で支援することが可能です。 さらに、参画するLP投資家との共創を積極的に促し、販路連携・技術協業・事業共創の機会をスタートアップに提供することで、社会実装の加速を支援します。
参画LP投資家の状況と今後の展望
今回のファーストクローズには、dentsu Japanを構成するイグニション・ポイント会社や株式会社セプテーニ・ホールディングスがアンカー投資家として参画。これにより、テクノロジーとブランド開発・社会洞察の融合による、スタートアップ支援の新しいアプローチが始動しています。 今後は、事業会社をメインにしつつ、国内外の機関投資家、地域金融機関への勧誘も視野に入れながら本格的な活動を行い、ファンド総額50〜100億円を目標に、セカンドクローズ以降の資金調達を進めてまいります。
【ファンド概要】
名称:IGPVP1号投資事業有限責任組合(CENTER OF CYNERGYファンド)
運用期間:2024年7月〜2034年6月(最大2年延長可)
想定ファンド規模:50〜100億円
投資対象:日本および海外のシード〜アーリーステージのスタートアップ(DX・AI・データ・SaaS・産業テック等)
【IGPVPについて】
イグニション・ポイントグループの投資事業体として2021年に設立。 これからの時代に起こる”あらゆる革新の中心に”なることを目指すべく「CENTER OF SYNERGY」というブランドステイトメントを掲げています。私たちは、LP投資家やスタートアップの皆さまと共に次世代型の社会を創り出すためのコミュニティを形成し、各ファンドの運用を通じて「既存産業と新産業の融合」と「N対Nの共創」を推進していきます。
運用中のファンド
○IGPVP1号投資事業有限責任組合(CENTER OF SYNERGY FUND)
○株式会社ゴールドウインとのCVC(GOLDWIN PLAY EARTH FUND)
○J.フロント リテイリング株式会社とのCVC(JFR MIRAI CREATORS Fund)
○イオンモール株式会社とのCVC(Life Design Fund)
○大和ハウスグループとのCVC(Daiwa House Group GROWTH FUND)
○東邦ガス株式会社とのCVC(シン・インフラ ファンド by TOHO GAS)
○J.フロント リテイリング株式会社及び株式会社日本政策投資銀行との事業承継ファンド(Pride Fund)