INSTANTROOM株式会社
リモート案件は85.2%
2025年最新のフリーランスの「Flaskエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
789件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・Flask案件の平均年収904万円
・リモート案件は85.2%
・Flask案件の占有率は全体の0.31%
■目次
Flask案件の平均年収
Flaskの案件数
Flask案件のリモートワーク比率
Flask案件の多い業界
Flask案件の職種
Flaskの特徴
Flaskで作れるもの
Flaskスキルの市場価値
調査対象
フリーランスボード（https://freelance-board.com/jobs/skills-147）に掲載されたFlask求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月〜2025年8月19日
・対象件数：
789件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典：フリーランスボード（https://freelance-board.com/jobs/skills-147）
Flask案件の平均年収
平均年収904万円（フレームワーク年収ランキング13位）
Flask案件の平均月額単価は75.3万円、平均年収は904万円で、フレームワーク別年収ランキングでは13位に位置します。
Flaskの最大の特徴は、軽量なPython製マイクロフレームワークとして、必要最小限の機能（ルーティングやJinja2テンプレート、WSGI対応など）を核に、シンプルな構成でAPIやWebサービスを素早く実装できる点です。学習コストが低く、既存のPythonエンジニアが短期間でバックエンド開発へ参入しやすいことも強みです。
拡張性も高く、SQLAlchemyや認証ライブラリ、シリアライザ、REST拡張、Celeryなどのエコシステムと容易に連携できます。特定の規約に縛られない柔軟な設計思想と、最小構成での高速な起動、ホットリロードにより、試作から本番までのサイクルが短く、スタートアップやアジャイル開発の現場、PoCで特に重宝されています。
近年はデータサイエンスや機械学習の推論API、社内業務ツール、マイクロサービス、サーバーレス（Cloud RunやLambdaなど）での採用が進み、Python需要の拡大とともに、2025年以降もFlaskエンジニアの需要と単価の堅調な推移が期待されます。
Flaskの案件数
案件数（案件比率） 0.31% （案件数ランキング13位）
Flaskの案件は市場全体の0.31%を占め、案件数ランキングでは13位に位置します。平均月額単価も75.3万円と安定しており、一定の需要が継続しているのが特徴です。
Flaskの案件数が13位である背景には、Pythonバックエンド市場の選択肢の広さがあります。管理機能が充実したDjangoや非同期処理に強いFastAPIが多くの案件を占める一方で、柔軟で軽量な構成を求める企業ではFlaskが選ばれています。
特に、最小構成でAPIやWebサービスを迅速に立ち上げられる点や、拡張機能を組み合わせて必要な機能だけを実装できる点が評価されています。データサイエンスの可視化ツール、機械学習の推論API、社内業務ツール、マイクロサービスやサーバーレス環境でも採用が進んでいます。
Python需要の拡大と内製化の流れ、PoCから本番までの短い開発サイクルが追い風となり、今後もFlaskエンジニアの需要と案件単価は堅調に推移し、着実な増加が期待されます。
Flask案件のリモートワーク比率
(参考：https://freelance-board.com/jobs/skills-147）
2025年8月時点のFlaskフリーランス案件・求人におけるリモートワーク比率は、フルリモートが30.8％、一部リモートが54.4％、常駐が14.8％です。フルリモートは前月比0.3％減、一部リモートは0.8％減、常駐は1.1％増です。
Flask案件でリモートが約85％を占めるのは、APIや管理画面などのサーバーサイド開発が中心で、クラウド環境上での開発運用が標準化しているためです。その中で一部リモートが最多なのは、顧客ネットワーク内のデータアクセスやレガシーシステム連携、セキュリティ審査、環境構築時の立会いなどで対面作業が発生しやすいためです。
一方で常駐が一定割合残る理由として、金融・医療・公共など機密性の高い領域やオンプレミス統合案件で厳格なガバナンスが求められることが挙げられます。Pythonとクラウド需要の拡大を背景に、Flask案件の高いリモート比率は今後も継続すると見込まれます。
Flask案件の多い業界
（案件比率：上位5位を抜粋）
(参考：https://freelance-board.com/jobs/skills-147）
Flask案件はWebサービスが3.30％（26件）で最多、次いでSaaSが3.17％（25件）、通信が3.04％（24件）、サービスが2.66％（21件）、toBが2.53％（20件）で、上位5業界の合計は約14.70％を占めます。
上位業界では、軽量なマイクロフレームワークで短期間にAPIや管理画面を構築できる効率性が重視されます。特にWebサービスやSaaSでは小さく始めて段階的に拡張できるFlaskの柔軟性と拡張機能の豊富さが評価され、開発期間の短縮とコスト最適化に寄与しています。
また通信やBtoB領域では既存システムやクラウドとの連携、認証や監査要件への適合が重要で、必要機能のみを選択的に組み込めるFlaskの設計思想が適しています。Pythonエコシステムの拡大を背景に、これらの業界での採用は今後も堅調に推移すると見込まれます。
Flask案件の職種
（案件比率：上位5位を抜粋）
(参考：https://freelance-board.com/jobs/skills-147）
Flask案件の職種では、インフラエンジニアが30.29％（239件）で最多となり、バックエンドエンジニアが23.32％（184件）、サーバーサイドエンジニアが21.67％（171件）、AIエンジニアが18.38％（145件）、プロジェクトマネージャーが10.65％（84件）と続きます。
インフラエンジニアが最も多いのは、FlaskがマイクロサービスやAPI中心の構成で用いられることが多く、クラウド基盤設計やコンテナ運用、IaCや監視の整備が不可欠となるためです。あわせてバックエンドやサーバーサイドが上位に位置するのは、軽量な設計でAPIや認証、外部サービス連携を素早く実装できるFlaskの特性が現場で評価されているためです。
またAIエンジニアの需要が高いのは、Pythonエコシステムと親和性が高く、機械学習の推論APIやデータ可視化ダッシュボードを短期間で公開しやすいからです。
複数チーム間の連携や段階的スケールが前提の案件も多く、進行管理を担うプロジェクトマネージャーの需要も一定程度存在します。以上の構成比はFlaskの軽量性と拡張性を反映しており、今後も堅調に推移すると見込まれます。
Flaskの特徴
FlaskはPython製の軽量マイクロフレームワークです。最小構成でAPIやWebアプリを素早く実装でき、ルーティングとテンプレートを核にシンプルな設計で拡張しやすいのが特徴です。Jinja2やWSGIに対応し、開発サーバやホットリロードにより試作から本番までのサイクルを短縮できます。Pythonの資産を活かしやすく、学習コストも低いです。
拡張機能を組み合わせることで、認証やデータベース、マイグレーション、タスクキュー、シリアライザなど必要機能だけを追加できます。クラウドやコンテナ、サーバーレスとも相性が良く、CI/CDに乗せた継続的な改善が行いやすいです。
業界特性として、SaaSやWebサービスでは小さく始めて段階的に拡張する開発に適し、データサイエンス領域ではダッシュボードや推論APIを短期間で公開しやすいです。社内業務ツールやマイクロサービス、通信や金融の内製化でも採用が進み、要件に応じてDjangoやFastAPIと使い分ける設計が行われます。
今後もPython需要の拡大と共に活用範囲が広がります。
Flaskで作れるもの
FlaskはPython製の軽量マイクロフレームワークで、最小構成からAPIやWebアプリを素早く構築できます。作れるものとしては、ECや予約管理のバックエンド、SaaSの認証や課金基盤、管理画面やダッシュボード、社内業務ツール、マイクロサービス、Webhook連携、機械学習の推論APIなどが挙げられます。
ルーティングとJinja2を核に拡張機能を選択的に加えられるため、SQLAlchemyや認証、ジョブ実行、ストレージ、メール配信を必要に応じて組み込めます。SaaSやWebサービスでは小さく始めて段階的に拡張できる柔軟性が評価され、データサイエンス領域ではモデルの実装結果を迅速に公開できる点が強みです。
金融や通信など厳格なガバナンスを求める分野でも、コンテナやサーバーレスと合わせて堅牢な運用が可能です。CI/CDやクラウドとの相性も良く、少人数チームでも高品質なサービスを継続的に提供できます。また、ETLバッチや外部APIのプロキシ、IoTゲートウェイなど周辺システムの接着剤としても活躍します。
Flaskスキルの市場価値
Flaskのスキルはバックエンド開発やAPI構築で高い市場価値を持ちます。フリーランス案件の平均年収は904万円（フレームワーク別13位）、案件比率は全体の0.31％で案件数ランキング13位と、需要と報酬の両面で堅調です。
働き方も柔軟で、フルリモート30.8％・一部リモート54.4％と合計85.2％がリモート対応、常駐は14.8％です。Flaskは軽量で拡張自在な設計により必要機能だけを選択的に組み込めるため、コスト最適化と開発速度の両立がしやすい点が評価されています。
案件が多い業界はWebサービス3.30％、SaaS3.17％、通信3.04％、サービス2.66％、toB2.53％です。募集職種はインフラエンジニア30.29％、バックエンド23.32％、サーバーサイド21.67％、AIエンジニア18.38％、プロジェクトマネージャー(PM)10.65％が中心で、クラウド運用やCI/CD、データ活用と親和性の高いスキルが高単価獲得に有利です。
■「フリーランスボード」について
「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。
現在、100社以上※1のフリーランスエージェント様（https://freelance-board.com/agents）と業務提携を行っており、検索可能な求人・案件数は25万件以上で国内最大規模となっております。
※1：案件掲載準備中エージェントを含みます。
フリーランスエンジニアやITフリーランスの皆様はフリーランスエージェントや案件サイトごとに案件検索や会員登録を行うことなく、フリーランスボード上で案件・求人情報（https://freelance-board.com/jobs）を検索しワンストップで仕事探しができます。
■サービスURL：https://freelance-board.com/
▼iOS版アプリのダウンロードはこちらから
（QRコードからもアプリがダウンロードいただけます）
https://apps.apple.com/jp/app/フリーランスボード-エンジニアの求人-案件-副業検索アプリ/id6740894216
配信開始日：2025年6月5日
ジャンル：ビジネス
対応機種：iOS 15.6以上
価格：無料
■会社概要
会社名：INSTANTROOM株式会社
代表者：代表取締役 曽根弘介
所在地：東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 ：2021年3月31日
URL ：https://instantroom.co.jp/
事業 ：
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」（https://freelance-board.com/）
・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」（https://freelancebase.jp/）
・業務委託エンジニア採用プラットホーム「EngineerDASH(エンジニアダッシュ)」（https://engineerdash.com/）
・副業や転職が選べるITフリーランス求人プラットフォーム「ギョーテン」（https://gyou-ten.com/）