株式会社コーチ・エィ
組織変革を実現するエグゼクティブ・コーチング・ファーム、株式会社コーチ・エィ(東証スタンダード9339)は「人材開発の新常識 AIコーチングでマネジメントが変わる ~企業のリアルな導入事例~」をタイトルとした、千葉興業銀行様の対談レポートを公開いたしましたので、お知らせいたします。

対談レポートの概要
株式会社千葉興業銀行様は、設立以来、地域に根付く金融機関として千葉県の発展に貢献してこられました。同行人事部では、人材育成の一環として、AIコーチング「CoachAmit」を導入し、「自律成長型人材の育成」に取り組まれています。
今回公開する対談レポートでは、同行人事部人材開発室、加藤 陽介室長と鈴木 慎一朗上席調査役にお話をうかがい、人材育成戦略やCoachAmit導入の背景、現場で起きた変化や今後の展望などをご紹介しています。巻末には同行梅田頭取の「CoachAmit」体験インタビューも掲載しています。
本事例コラムは、2025年2月に開催したウェビナー「人材開発の新常識〜AIコーチングでマネジメントが変わる〜 」をもとに構成しています。
対談レポートのサマリ
本リリースでは、対談レポートの一部を要約してご紹介します。全文をご覧になりたい方は、下記より資料をダウンロードいただけます。
● OJTの振り返り支援と承認・フィードバックに課題感
千葉興業銀行は、人材育成戦略において、「学習」「共感」「自律・協働」を実践できる人材の育成を目標に掲げています。
しかし、この人材戦略と照らし合わせたとき、現行のティーチング文化だけでは「自立・協業」する人材の育成に繋がらないのではないか、という懸念がありました。
OJTでの必要なサポートとして新たに設定した4要素のうち、特に「振り返り支援」や「承認またはフィードバック」について、上司自身がそれらの体験を積みながら強化していくことが必要だと考えていました。
● 心理的ハードルが低く、問いにも気軽に答えやすいCoachAmit
元々、「振り返り支援」や「承認またはフィードバック」の体験には、コーチングが良いだろうと思っていました。しかし、従来の人のコーチによるコーチングでは人的リソースやコスト面の課題が残りました。また、ChatGPTが普及し始めたという社会情勢もあり解決策としてAIコーチングに注目していましたが、想定する領域まで満たしているサービスが無く導入を見送っていました。
そんな中、「CoachAmit」を体験し、問いによって思考が深まり整理されていく実感を得たことや気軽に受けられるメリットを体感したことで、当行と相性が良いと考え導入を決定しました。
● CoachAmit活用による部下の発信力や、思考力強化への期待
現在、合計100名を超える行員がCoachAmitを利用しており、行員からは「自分と向き合うことができている」「振り返りを習慣化できた」といった前向きな声が届いています。
これまでのOJTは、ティーチング傾向の強いものでしたが、コーチングの力が加わることで部下から上司への発信といった動きが出て来るのではと期待しています。また、CoachAmitの活用は、行員が自分自身に問いかける力を養うことにつながり、思考力強化や、ひいては当行の人材育成戦略の柱を具現化する力になるのではないか、と期待しています。
対談登壇者
株式会千葉興業銀行 人事部 人材開発室 室長
加藤 陽介 氏
立教大学経済学部経済学科を卒業後、千葉興業銀行に入行。営業部門では3店舗で営業マネージャーを経験。また、約15年間在籍する人事部ではキャリア開発支援体制の構築に注力し、2017年にグッドキャリア企業アワード大賞を受賞。組織風土改革と学習文化の定着に寄与し、現在は、採用や人事・組織開発の責任者の傍ら、副業で人材・組織開発コンサルタントとして活動している。
株式会千葉興業銀行 人事部 人材開発室 上席調査役
鈴木 慎一朗 氏
日本大学法学部経営法学科を卒業後、千葉興業銀行に入行。5店舗の営業店で個人・法人営業に従事。中間管理職として部下育成や組織マネジメントに力を入れつつ、複数企業の経営改善支援を手掛ける。その後人事部人材開発室に移動し、若手・中堅行員の育成を担当。デジタル技術を活用した育成施策を推進し、また、新入行員と内定者の交流イベントの企画運営などにも取り組んでいる。
(聞き手)
株式会社コーチ・エィ 取締役 会長
鈴木 義幸
株式会社コーチ・エィについて
コーチ・エィは、組織変革を実現するエグゼクティブ・コーチング・ファームです。
人と人との関係性に焦点をあて、システミック・コーチング™というアプローチで、組織全体の変革を支援する対話を通じた組織開発を推進しています。
1997年の創業(当時はコーチ・トゥエンティワン)以来、約30年にわたりパイオニアとして日本におけるコーチングの普及・拡大に貢献してきました。クライアントの約8割(売上高比)がプライム市場に上場している大企業です。また、コーチ人材の開発にも力を入れており、今まで1万人以上のコーチを輩出してきました。
2008年にはコーチング研究所というリサーチ専門の部署を構え、世界に先駆けてエビデンス・ベーストのコーチングサービスを提供してきました。豊富なコーチング実績の分析データをもとに、コーチングに関する学術研究や成果の可視化に向けた研究に取り組んでいます。
東京のほか、ニューヨーク、上海、香港、バンコクに拠点を構え、日本企業の海外拠点はもとより、海外現地企業にもコーチングを提供しています。世界的なコーチ養成機関の草分けであるCoach Uを2019年に子会社化するなど、さらなるグローバルネットワークの拡大を図っています。