一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
~地域とともに進める、全国大会を目指す学生のためのステップアップ講座【参加費無料】~
広島インターネットビジネスソサイエティ(HiBiS)、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会が主催する「セキュリティ・キャンプ2025ミニ(広島開催)」の専門講座を2025年10月25日(土)、広島にて開催いたします。
イベント詳細:https://www.security-camp.or.jp/minicamp/hiroshima2025.html

より多くの学生に情報セキュリティに挑戦する機会を提供するため、若年層の育成に力を入れる地域で「セキュリティ・キャンプミニ(ミニキャンプ)」を開催しています。
全国大会は難易度が高く、初心者や遠方の学生が参加しづらい課題があります。ミニキャンプは1~3日間の短期開催で、気軽に挑戦できる場として毎年開催中です。
全国大会参加を目指す学生をはじめ、地域でセキュリティに興味を持つ学生の応募をお待ちしています。
【専門講座について】
全国大会レベルのテーマを初学者向けにアレンジした学生向け講座です。講師は主に全国大会経験者で構成され、1日1~2コマ程度の講義を行います。応募課題の合格が参加条件ですが、正答ではなく挑戦の過程を重視しています。
過去の専門講座例
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AIを騙すテクニックと対策を学ぼう ~敵対的サンプル入門~
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ペネトレーションテストを通じて学ぶAWSセキュリティ
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マイナンバーカードの暗号技術とセキュリティ
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OSのセキュリティ~コンテナの作り方、壊し方~
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コンテキストを読み解き進めるモダンWebセキュリティ入門
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アクセス制御から学ぶゼロトラストネットワーク入門 -認証プロキシ編-
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シミュレーションを用いたIoT機器の解析体験
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Introduction to Malware Analysis
【専門講座 概要】

名称 |
セキュリティ・キャンプ2025ミニ(広島開催)専門講座 |
日程 |
2025年10月25日(土)9:00(受付開始8:40)~16:30 |
形式 |
会場開催 |
会場 |
広島市立大学サテライトキャンパス セミナールーム1 |
定員 |
20名 選考あり |
参加資格 |
日本国内に居住する、2026年3月31日時点において25歳以下の大学院生・学生・生徒・児童 |
主催 |
広島インターネットビジネスソサイエティ(HiBiS)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
共催 |
広島県警察本部、広島市立大学 |
後援 |
広島県(申請中)、 経済産業省中国経済産業局、県立広島大学、中国新聞社、 |
費用 |
無料 |
申込方法 |
ご応募の際は、必ず募集要項をご確認のうえ、専用の申込フォームからお申し込みください。 |
申込締切 |
9月22日(月)16:00必着(16:00までに到着したものを有効とします) ※再申し込みすることで応募課題を再提出できます。複数の申し込みがあった場合は最後の申込内容を有効とします。 |
お問合せ窓口 |
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会事務局 |
【プログラム】10月25日(土) 9:00~16:30
『オープニング』『セキュリティ・キャンプ紹介』
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 ステアリングコミッティ
『サイバーセキュリティと職業倫理』
山中 浩世 氏 広島県警察本部 生活安全部 サイバー犯罪対策課
将来、サイバーセキュリティ分野で活躍が期待される皆さんは、技術力に加えて、高い職業倫理も求められます。そこで、サイバー関連法について学ぶとともに、過去のサイバー犯罪の事例を紹介しながら、皆さんと職業倫理について考えていきます。
『現代の暗号化通信を支えるTLSプロトコルの仕組みを学ぼう』
石田 優希 氏 立命館大学大学院 情報理工学研究科 修士1年 サイバーセキュリティ研究室
現代のほとんどのWebサイトでは、HTTPSプロトコルを用いてアプリケーションのデータを送受信しています。このHTTPS通信の中核をなすのがTLS(Transport Layer Security)です。
TLSは、公開鍵暗号と共通鍵暗号、デジタル証明書などの技術を組み合わせることで、通信相手の認証と通信内容の暗号化を実現し、盗聴や改ざんといった攻撃から通信の安全性を確保しています。
本講義では、TLSハンドシェイクのプロセスを紐解きながら、TLSがどのように通信の安全性を担保しているのかについて学びます。また、中間者攻撃(MitM)のような代表的なサイバー攻撃を例に挙げ、TLSがそれらをどのように防いでいるのかを具体的に学びます。
『設計・開発・テストにおけるセキュリティの実践と考え方を知ろう – ミニキャンプバージョン』
齋藤 徳秀 氏 GMO Flatt Security株式会社
プロダクトのセキュリティを担保するためには、できる限り開発工程の前段階でセキュリティリスクを発見することが大事であり、これを Shift-left と呼びます。そのようなプロダクト開発の潮流の中で、セキュリティを担保するために、広範な知識と多くの技術が要求されるようになりました。
本講義では、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)をもとに、各工程でセキュリティをどのように担保すべきかについて、考え方や実践方法を学びます。それにより、DevSecOps に代表されるセキュアな開発工程を俯瞰的に理解し、エンジニアの総合的な力を身につけます。
また、技術的な能力を高めるだけではなく、脆弱性に起因するリスクを他人にわかりやすく説明するなどのいわゆるソフトスキルの向上も目指します。
本講義のゴールはプロダクトのセキュリティに関心を寄せるエンジニアとしての総合的な力を身につけることです。
【一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 概要】

本会は、次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成するため、産業界、教育界を結集した講師による「セキュリティ・キャンプ」を実施し、それを全国的に普及、拡大していくことを目的としています。
基本情報
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名称:一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
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所在地:東京都千代田区平河町二丁目16-1 平河町森タワー(株式会社ラック内)
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代表理事:長谷川 陽介
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設立:2004年4月
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活動内容:国内の学生に対して産業界の第一線で活躍する技術者から情報セキュリティに関する高度な技術教育を実施し、次世代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する活動
公式SNS
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会
E-mail: info@security-camp.or.jp
TEL:03-6757-0196
広報担当:協議会事務局、大倉