WHILL株式会社
“近そうで歩くと遠い”神戸の港エリア:神戸ユニバーサルツーリズムセンターが、回遊性高める移動サービス先行予約開始!
神戸ユニバーサルツーリズムセンター(所在:神戸市、センター長:野見朋子、以下「神戸UTC」)とWHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、観光の見どころは点在しながらも、高低差が多く歩いて巡るには距離がある神戸エリアの回遊性向上を目指し、免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティWHILL(ウィル)の移動サービスの提供を開始することを発表いたします。神戸空港国際線も就航を開始し、インバウンド需要増などに伴う多様化も加速する中、誰もが神戸のまち散策を満喫できるようなアクセシビリティ環境を整えることで、観光の魅力創出と地域活性に貢献する狙いです。まずは神戸港エリア一帯の中心あたりに位置するかもめりあ中突堤中央ターミナルにて貸し出し、順次ウィルの設置場所を増やしていく方針です。

神戸市ではかねてよりウォーターフロント計画に伴い、メリケンパークのリニューアルやポートタワーの改修、ジーライオンアリーナ神戸の開業など、港エリアの再開発が進められています。同時に、このエリアを中心に巡る連節バス「Port Loop(ポートループ)」やシェアサイクル「コベリン」なども整備されてきました。一方、ご高齢の方を含めて長距離の歩行や体力に不安を抱える方などにとっては、こうした公共交通機関を利用しづらかったり、同エリアまでは駅からもなだらかな勾配が続くことから、そもそも出向くこと自体を控えてしまったりと、移動課題も浮き彫りになりつつあります。
実際、移動への不安などの理由から旅行をためらう方は多く、これら不便が解消された場合の全国的なユニバーサルツーリズム市場の潜在規模は、実際の市場規模より約1.5倍大きい4,200万人程度(2023年時点)となり、いずれの市場規模も、高齢化を背景に2035年まで拡大し続けると試算されています(注1)。この需要予測とともに、法改正による「合理的配慮の義務化」や、神戸空港 国際線も就航し昨今の訪日観光客の増加も相まって、特に観光業界においてアクセシビリティ環境の整備機運が高まっています。


神戸UTCで始まるウィルの移動サービスはこうしたニーズに応えたもので、採用モデルはコンパクトに折りたたんで車載や持ち運びも便利な「WHILL Model F」です。誰もが簡単に片手で操作でき、徒歩と同じペースで走行するため、ご家族やご同行者と一緒に、神戸の港エリアはもちろん、三宮・元町エリアやなだらかな勾配が続く北野エリアなど、各所に点在する観光スポットへ足を運んでいただけます。
神戸UTCでは元町・神戸ハーバーランド周辺の複数スポットで手動の車いすの貸し出しに加え、神戸のユニバーサルな情報紙の発行や、宿泊・観光・移動・介助など旅に関する相談窓口も運営しています。ウィルについても今後、WHILL社との連携を深めながら、あらゆる人がどこでも安心快適に近距離移動できるよう、網羅的でインクルーシブなアクセシビリティ環境の整備拡充を進めてまいります。
◼️神戸UTC ウィルの移動サービス 概要

提供開始日 |
9月9日(火) ※先行予約は8月22日(金)より受付開始 |
貸出場所 |
かもめりあ中突堤中央ターミナル1F |
貸出モデル |
折りたためるモデル「WHILL Model F」 |
料金 |
1日4,400円(税込)、1泊2日11,000円(税込) |
利用方法 |
お電話またはメールで事前予約可。 空きがあれば当日の貸出も対応いたします。 お電話:078-381-6470、メール:info@wing-kobe.org |
受付時間 |
10:00〜17:30 |
利用条件 |
体重115kg以下、着座時にフットプレート(足おき)に足がつく、 操作に必要な注意力などを備えている、等 |
詳しくは神戸UTの公式HPをご覧ください。https://wing-kobe.org
※内容は予告なく変更となる場合がございます。
注1:独立行政法人経済産業研究所「旅行者としての高齢者、障がい者の潜在力:ユニバーサルツーリズム市場規模の推計」https://www.rieti.go.jp/jp/columns/s24_0019.html
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。うちModel Fは軽量化を実現した折りたためるモデルで、持ち運びや収納、車載などに便利です。
製品について:https://whill.inc/jp/model-f

■WHILLモビリティサービスについて
安心安全設計の近距離モビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。
詳細:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service
<神戸ユニバーサルツーリズムセンターについて>
障がいがある方、高齢の方も一緒に神戸の旅を満喫いただくために、安心・安全、いっしょに楽しむ、低コストの3つを大切にしながら滞在中の必要なケアやサポートを行っています。各種交通機関・宿泊の手配から外出介護のヘルパー、車いすなどの貸し出しに至るまで、お客様のご要望に応じてきめ細かなサービスを提供することで、神戸でのより豊かな旅・滞在体験の創出に取り組んでいます。
<WHILL社について>
WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、約30の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。