株式会社mitoriz
株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:原田光幸)は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員2,996人を対象に「アイス・かき氷に関する調査」を実施しました。
暑い日が続く中、暑さを乗り切る定番の「アイス」や「かき氷」について、食べる頻度や食べたくなるタイミング、購入時に重視するポイントなどを年代別の傾向も含めて調査しました。
《調査サマリー》
・夏場のアイスやかき氷の喫食頻度は「週1回以上」が7割超で、最多は「週に2~3回」で26.4%
・「アイスクリーム」と「かき氷」ではアイスが多数派も、かき氷は年代が上がるほど人気
・食べたくなるタイミングは「気温が高く、暑いと感じたとき」が53.6%、シニア層ほどその傾向が顕著
・重視ポイントは「味」「価格」が突出。年代が上がるほど「価格」重視から「味」重視へ
・購入価格はコンビニやスーパーでは「100〜149円」が最多で、約7割は200円未満が妥当と考えている
・外食の「かき氷」価格への考えはばらつきが大きく「1,000円以上」を許容する割合は20代以下が最多
夏場にアイス・かき氷を食べる頻度は「週に2~3回」が最多で、週1回以上の比率は7割を超える

「夏場(7月~9月頃)にアイス・かき氷を食べる頻度」を調査したところ、最も多かったのは「週2~3回程度」(26.4%)となりました。次いで「週に1回程度」(20.9%)、「週に4~5回程度」(13.6%)と続いています。「ほぼ毎日(週6回以上)」と回答した人も11.4%存在しており、“週1回以上の頻度で食べている人”の割合は全体の72.3%を占めました(図表1)。
「アイスクリーム」と「かき氷」はアイスクリーム派が多数も、かき氷は年代が上がるほど人気

「アイスとかき氷のどちらをよく食べるか」を尋ねたところ、最も多かったのは「アイスクリーム」(58.3%/1,746人)で、次いで「両方同じくらい食べる」(20.9%/626人)、「かき氷(コンビニやスーパーの氷系カップアイスを含む)」(11.6%/349人)という結果となりました。年代別にみると、若い世代ほど「アイスクリーム」の比率が高く、「両方同じくらい食べる」と「かき氷」は年齢が上がるほど比率が高まる傾向が顕著に見られました。とくに「かき氷」は20代以下が6.8%に対し、60代以上では16.9%と2倍以上の差がついておりシニア層の人気が高いことがわかりました。「全く食べない」と回答した人は104人で、2892人はアイスやかき氷を食べることがあると回答しています(図表2)。
「食べたくなるタイミング」は「気温が高く、暑いと感じたとき」が全年代で最多も、年代間で差

アイスやかき氷を食べると回答した2892人を対象に「アイス・かき氷を食べたくなるタイミング」について調査したところ、最も多かったのは「気温が高く、暑いと感じたとき」(53.6%)で、次いで「食後のデザートとして」(39.6%)、「気分転換・リフレッシュしたいとき」(32.7%)が続きました。年代別にみると、「気温が高く、暑いと感じたとき」に食べたくなると回答した割合は、60代以上(63.9%)が最多で、次いで50代(54.6%)となっています。全年代を通じて最多の項目ではあるものの、20代以下(42.5%)との間には20ポイント以上の差があり、シニア層ほど気温の上昇をきっかけにアイス・かき氷を求める傾向が強いことがうかがえます(図表3)。
購入時に重視する点は「味」と「価格」が突出しており、年代が上がるほど「価格」から「味」重視へ変化

アイスやかき氷を食べると回答した2892人を対象に「アイス・かき氷を購入する際に重視するポイント」について調査したところ、最も多かったのは「味」(68.4%)、次いで「価格」(58.8%)となり、この2項目が群を抜いて高い結果となりました。続く「食感」(21.6%)以下とは30ポイント以上の差があり、“おいしさ”と“価格の納得感”が購買の大前提となっている様子がうかがえます。「食感」に次いでは「季節・期間限定の商品かどうか」(21.3%)が並び「ブランドやメーカーへの信頼感」(16.6%)を上回っています。限定という希少性が、ブランドよりも強い購買動機になっている様子がうかがえます。
年代別でみると20代以下と30代では「価格」が最多項目となり、若年層ほどコストパフォーマンスを重視する傾向が見られました。一方で、40代以降では「味」の比率が約70%と高く、年齢が上がるにつれて“おいしさ”をより重視する傾向が強まっていることがうかがえます。「季節限定・期間限定の商品かどうか」の項目は30代が28.7%と他の年代を大きく上回っており“限定性”に魅力を感じやすい年代と考察できる結果となりました(図表4)。
【許容価格】コンビニアイスは200円未満が7割、外食かき氷はばらつきがあり2割は1,000円以上でもOK

アイスやかき氷を食べると回答した2892人を対象に「アイスとかき氷に払ってもよいと思う金額」を調査したところ、コンビニやスーパーで購入する際の価格帯として最も多かったのは「100~149円」(34.8%)、次いで「150~199円」(26.1%)となりました。「100円未満」(8.2%)も加えると、199円以下と回答した人は69.1%にのぼり、7割近くの人が200円未満を妥当な価格帯と捉えていることがわかります。
外食でかき氷を食べる際に払ってもよいと思う価格は「400〜599円」(21.0%)が最多となり、次いで「800〜999円」(15.6%)、「400円未満」(15.4%)と続きました。いずれの価格帯も大きな差は見られず、「外ではかき氷を食べない」(13.8%)という回答も同水準となっています。この結果から、かき氷に対する支出意識や外食時の消費行動には個人差が大きく、価格への許容度や外食におけるニーズの多様さがうかがえる結果となりました。
年代別にみると、20代以下では「1,000円以上」を許容する回答が26.6%にのぼり、他の年代よりも高い傾向が見られました。「1,500円以上」の回答も6.2%に達しており、20代以下は外食でのかき氷に一定の付加価値を見出している様子がうかがえます。一方で「外ではかき氷を食べない」も28.3%と高く、外食でのかき氷に対する姿勢が二極化している年代といえそうです(図表5)。
【アンケート調査概要】
調査期間:2025年8月8日~8月10日
調査対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)
POB会員(平均年齢48.9歳)
調査方法:インターネットによる自社調査(有効回答数:2,996件)
消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」
国内最大級の消費者購買DBを活用し、メーカーや小売りなどのマーケティングを支援するサービスです。レシートに記載された購買情報を活用しているため、POSやID-POSデータで開示されていない小売りチェーンのデータや、個のユーザー(シングルソース)に紐づいた、業態を横断した購買行動や併売商品など断続的な購買行動を把握できます。
Point of BuyⓇ:https://www.mitoriz.co.jp/lp/pob/
サービスページ:https://www.mitoriz.co.jp/business/service/digitalmarketing-multi-idpos/
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【会社概要】
会社名:株式会社mitoriz
本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年 7 月 / 資本金 :1億円
代表者:代表取締役社長 原田 光幸
HP :https://www.mitoriz.co.jp/
全国の主婦を中心とした60万人を超える登録スタッフネットワーク(アンケート会員含む)を活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など227,537店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。
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