ヤマハ株式会社
TICAD Business Expo & Conferenceでアフリカでの音楽教育・サステナブルな森づくりの活動を紹介
ヤマハ株式会社(以下、当社)は、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)において、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)の公教育における音楽教育の普及と質の向上を目指し、エジプト教育・技術教育省と協力覚書を締結しました。


当社は、「世界中の子どもたちが音楽を通じてこころ豊かな人生を送れる平和な社会の実現」を目指し、2015年より新興国を中心に「スクールプロジェクト」を展開しています。本事業では、各国の政府教育機関と連携し、カリキュラムの構築支援や指導者の育成、教材や楽器の販売・提供を通じて、公教育における音楽教育の普及を推進。これまでにマレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、エジプト、コロンビア、フィリピン、メキシコの10か国で累計425万人(2025年6月末時点)の子どもたちに音楽や楽器演奏を楽しむ機会を提供してきました。
エジプトでは、2021年11月より現在まで「エジプト日本学校」(※1)50校の児童2,800名を対象にリコーダーを用いた音楽教育を試験導入しています。当社は「日本型音楽教育」の特色である4分野のうち「器楽」に重点を置きつつ、「歌唱・鑑賞・音楽づくり」も併せて実施するプログラムを提供しています。また、エジプトの新しい教育方針に寄り添い「規律的・協働的な人材育成」を実現するため、ペアワークなどの協働活動や探究活動を多く取り入れた「主体的・対話的で深い学び」を実践しています。今回の覚書締結により、エジプトの一般公立小学校100校において、リコーダーを用いた音楽教育の試験導入を新たに推進していきます。
なお、8月20日から22日に開催されたTICAD9のテーマ別イベント「TICAD Business Expo & Conference」では、当社の「スクールプロジェクト」の取り組みとタンザニアにおける森林資源のエコシステム構築を目指す「おとの森」について紹介しました。
「スクールプロジェクト」について
本活動では、持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標16「平和と公正をすべての人に」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献、音楽教育を通した子どもたちの「非認知能力」の育成、そして各国の教育事情に寄り添った音楽の普及活動におけるビジネスモデルの策定を目指します。
※1 エジプト国内にて日本式教育を行う公立小学校。
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