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不登校中学生の進路選択、全日制40%・定時制26%・通信制48.5% 多様化する進学のかたち 明光義塾調べ 「中高生の不登校に関する実態調査」

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株式会社明光ネットワークジャパン

・子どもの不登校、「中1の壁」に直面する家庭が最多 ・不登校でも“学習習慣”を維持する子多数 2~4時間学習する子も4人に1人超

 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 光太郎)は、現在不登校中の中学1年生~高校3年生の保護者400名を対象に、「中高生の不登校に関する実態調査」を実施いたしました。

 近年、「不登校」は特別なことではなく、誰にでも起こりうる身近な問題となっています。文部科学省の調査では、2025年度の不登校児童生徒数は過去最多を更新する見込みであり、その数は年々増え続けています。

学校に行きたくても行けない、行かないという選択をする背景には、学業や人間関係、体調の問題など、さまざまな理由があります。そうした子どもたちの学びを支えるため、国や自治体では多様な学びの場の整備や相談体制の充実が進められていますが、まだ十分とはいえないのが現状です。

 当社では、日々子どもたちの学びを支える立場として、不登校に悩むご家庭の声にもっと耳を傾けたいと考えています。お子さまや保護者の方がどのような思いを抱えているのかを知り、より良い支援のかたちを見つけていくために、本調査を実施いたしました。

目次

「中高生の不登校に関する実態調査」結果概要

結果概要 ①

・子どもの不登校、「中1の壁」に直面する家庭が最多

・休み明けに不登校リスク、4割以上の家庭が“関連あり”と回答

・フリースクールの認知率52.3%、不登校支援の選択肢として最多に

結果概要 ②

・不登校でも“学習習慣”を維持する子多数 2~4時間学習する子も4人に1人超

・保護者の不安、最多回答は「社会性が育ちにくいこと(44.3%)」

・学習面での不安、最多回答は「学習のペースがまわりの子とずれてしまうこと(66.1%)」

結果概要 ③

・不登校中学生の進路選択、全日制40%・定時制26%・通信制48.5%

・高校選びで重視するポイント、最多回答は「登校日数や時間の柔軟性が最多(39.4%)」

・通信制高校選びで最も重視するのは「学習スタイルの自由度」

【Topics】不登校のお子さまの高校進学について、現在検討しているものをすべてお選びください。(n=200、複数回答方式)

不登校中学生の進路選択、全日制40%・定時制26%・通信制48.5% 多様化する進学のかたち

 現在不登校中の中学1年生〜3年生の子どもを持つ保護者200名を対象に、高校進学に関する検討状況について調査を実施したところ、最多回答は「通信制高校(48.5%)」、次いで「全日制高校(40.0%)」、「定時制高校(26.0%)」と続きました。

 不登校の子どもを持つ家庭では、お子さまの状態や学び方に応じて、無理のないかたちで高校進学を検討する傾向が見られます。今回の調査では、通信制・定時制・全日制といった多様な選択肢が挙がり、特に通信制高校を検討している家庭が最も多い結果となりました。子ども一人ひとりに合った進路を模索する保護者の姿がうかがえます。

Q1.お子さまが不登校になった時期を教えてください。(n=400、単一回答方式)

子どもの不登校、「中1の壁」に直面する家庭が最多

 現在不登校中の中学1年生~高校3年生の保護者400名を対象に、子どもが不登校になった時期について調査しました。その結果、最多回答が「中学校1年生(29.3%)」、次いで「小学校高学年(20.3%)」、「中学校2年生(15.8%)」と続きました。この結果は、小学校から中学校への環境や学習内容の変化が、お子さまにとって大きな負担となり、「中1の壁」と呼ばれる時期に不登校が始まることが多いと考えられます。お子さまが安心して新しい環境に馴染めるよう、早めのサポートが大切だと考えられます。

Q2.お子さまが不登校になったきっかけとして、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇明けが影響したと感じますか?(n=400、単一回答方式)

休み明けに不登校リスク、4割以上の家庭が“関連あり”と回答

 不登校になったきっかけとして、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇明けが影響したかについて調査をしたところ、「主なきっかけだった」が17.5%、「一因だと思う」が30.0%という結果に。あわせて4割以上の家庭が、長期休暇明けと不登校との関わりを感じていることがわかりました。新学期を迎える際の心のケアや環境づくりの大切さがうかがえる結果となりました。

Q3.不登校のお子さまへの「学習支援制度・手段」として、知っているものをすべてお選びください。(n=400、複数回答方式)

フリースクールの認知率52.3%、不登校支援の選択肢として最多に

 不登校児の学習支援制度・手段について知っているものについて調査をしたところ、最多回答は「フリースクール(52.3%)」、次いで「通信制高校(49.3%)」、「学校内の別室登校(41.5%)」と続きました。一方で、他の支援制度の認知は3割未満にとどまるものもあり、支援手段の理解や情報の浸透にはばらつきがあることがうかがえます。保護者への情報提供や周知の充実が求められそうです。

Q4.お子さまの1日の平均学習時間はどの程度ですか?(n=400、単一回答方式)

不登校でも“学習習慣”を維持する子多数 2~4時間学習する子も4人に1人超

 1日の平均学習時間について調査したところ、最多回答は「1時間~2時間未満(16.3%)」、次いで「学習していない(15.0%)」、「2時間~3時間未満(14.5%)」と続きました。また、「2~4時間学習している」と回答した家庭は全体の26.5%にのぼり、不登校の状況下でも一定の学習時間を確保している子どもが少なくないことがうかがえます。一方で、「学習していない(15.0%)」層も存在しており、学習習慣の有無には大きな個人差が見られました。

Q5.不登校のお子さまについて、保護者として不安に感じていることをすべてお選びください。(n=400、複数回答方式)

保護者の不安、最多回答は「社会性が育ちにくいこと(44.3%)」

 不登校の子どもについて、保護者が不安に感じていることを調査したところ、最多回答は「社会性が育ちにくいこと(44.3%)」、次いで「学力低下や学習面の不安(42.0%)」、「精神的な健康状態(41.5%)」と続きました。学習面だけでなく、人間関係や心の状態など、幅広い面で不安を抱える保護者が多いことがうかがえます。家庭だけでは対応が難しい側面もあり、周囲の支援や情報提供の必要性が感じられます。

Q6.お子さまの学習面について、不安に感じていることをすべてお選びください。(n=168、複数回答方式)

学習面での不安、最多回答は「学習のペースがまわりの子とずれてしまうこと(66.1%)」

 子どもの学習面に不安を感じていると回答した168名を対象に、不安に感じていることを調査したところ、最多回答は「学習のペースがまわりの子とずれてしまうこと(66.1%)」、次いで「学習習慣が身につかなくなること(63.7%)」、「学校に復帰したときに授業についていけるか不安(58.3%)」と続きました。学校に通えない期間にも学びを続けられるよう、無理のないペースで学習をサポートする仕組みが求められていることがうかがえます。

Q7.お子さまの高校進学先を選ぶ際に、重視しているポイントをすべてお選びください。(n=165、複数回答方式)

高校選びで重視するポイント、最多回答は「登校日数や時間の柔軟性が最多(39.4%)」

 高校進学を検討していると回答した165名を対象に、進学先を選ぶ際に、重視しているポイントについて調査したところ、最多回答は「登校日数や時間の柔軟性(39.4%)」、次いで「学習の進め方に柔軟性があること(38.2%)」、「カウンセラーなどによるメンタルサポートの充実(37.6%)」と続きました。無理のない学習環境や、心のケアに重きを置く声が数多く聞かれました。安心して通える場所を望む保護者の気持ちが、調査を通して見えてきました。

Q8.通信制高校を選ぶ際に、重視するポイントをすべてお選びください。(n=97、複数回答方式)

通信制高校選びで最も重視するのは「学習スタイルの自由度」

 通信制高校を検討していると回答した97名を対象に、通信制高校を選ぶ際に重視するポイントについて調査したところ、最多回答は「オンライン・対面の選択肢があること(51.5%)」、次いで「通学頻度の選択肢があること(47.4%)」、「学習のペースを自分で決められること(46.4%)」と続きました。登校スタイルや学習ペースを自分に合った形で選べる柔軟性が、保護者にとって大きな安心材料となっていることがうかがえます。

<調査概要>

調査対象 現在不登校中の中学1年生~高校3年生の保護者

調査期間 2025年7月24日~2025年7月28日

調査方法 インターネットリサーチ調べ

※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

【中高生の不登校に関する実態調査】 明光義塾教室長のコメント

清田教室 斉藤 大介 教室長

 中学1年生は生活や学習環境が大きく変化し、友人関係や授業進度など、さまざまな面で負担を感じやすい時期です。今回の調査からも「中1の壁」をきっかけに不登校になるケースや、休み明けのタイミングで登校が難しくなるご家庭が多いことがわかりました。

 保護者の方からは「学習のペースが周囲とずれてしまう」といった不安の声も寄せられていますが、実際には「不登校でも学習習慣がしっかり身についている」生徒や、「学校には行けないけれど明光には通える」という生徒も複数います。さらに札幌という地域性もあり、通信制高校に通う生徒の通塾も毎年見られます。特に、高2・高3生については総合型選抜に向けた面接練習や志望理由書の添削などで感謝される場面も少なくありません。

 これからも生徒一人ひとりの気持ちを尊重し、「やればできる」という小さな達成感を積み重ねながら自信を育み、将来に向けて前向きな一歩を踏み出せるよう、保護者の皆さんと共に寄り添い続けたいと考えています。

※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は、「明光義塾調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。

■株式会社明光ネットワークジャパンhttps://www.meikonet.co.jp

事業内容:企業としてPurpose(パーパス:存在意義)を“「やればできる」の記憶をつくる”、Visionを“「Bright Light for the Future」人の可能性をひらく企業グループとなり、輝く未来を実現する”と掲げ、個別指導塾「明光義塾」を始め、さまざまな教育サービスを運営・フランチャイズ展開しています。

出典:PR TIMES

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企業プレスリリース詳細へ (2025年8月26日 11時00分)

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