アリババクラウド・ジャパンサービス株式会社
アリババグループのデジタルテクノロジーおよびデータインテリジェンスの中核を担うアリババクラウドは本日、日本におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるため、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、デロイト トーマツ)の戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。アリババクラウドの先進的なAIおよびクラウドコンピューティング技術と、デロイト トーマツの深い業界知識およびコンサルティング能力を統合し、業務効率の向上、研究開発(R&D)プロセスの効率化、創造的なプロジェクト開発の加速を実現する、日本市場に最適化された革新的なソリューションを提供します。

本提携では、中国で実績のあるアリババクラウドのスマート製造、インテリジェント・サプライチェーン管理、データ駆動型のマーケティングおよび販売ツールを含むソリューションとベストプラクティスを日本市場に導入します。これらのテクノロジーは、サプライチェーンの最適化、生産品質の向上、大規模製造オペレーションにおける予測メンテナンスの実現、そして顧客エンゲージメントの向上において測定可能な効果を実証しています。
デロイト トーマツは、DXコンサルティングにおける豊富な経験を活かし、顧客企業のデジタル成熟度を評価し、高付加価値なユースケースを特定した上で、アリババクラウドのスケーラブルなクラウドとAIソリューションの導入を支援します。この共同ソリューションは、市場投入までの時間短縮、運用コスト削減、データ駆動型の意思決定、そして既存ワークフローへの最先端デジタルソリューションのシームレスな統合を優先します。
デロイト デロイトトーマツ コンサルティング合同会社の執行役員である馬 鵑氏は次のように述べています。
「アリババクラウドとの提携により、変革的な技術を実践的かつスケーラブルな方法で日本企業に提供することが可能になります。私たちは協力して、顧客企業がこれまでにないレベルの効率性とイノベーションを達成し、デジタル化が進むグローバル経済の中で成功するために支援してまいります」
アリババクラウドジャパンのカントリーマネージャーである与謝野 正宇(よさの まさひろ)は次のように述べています。
「日本の企業、特に製造業や小売業は、その卓越性において世界的に高く評価されています。最先端のAIとクラウド技術を活用することで、企業は新たなイノベーションと事業拡大の機会を切り拓き、グローバル市場における影響力をさらに高めることができます。デロイト トーマツとの協業により、私たちは日本企業に変革的なソリューションを提供し、事業の近代化を支援します。このパートナーシップは、日本市場において信頼性の高い技術提携を実現し、日本産業の発展を支援するという当社の長期的なコミットメントを示すものです」
日本におけるアリババクラウドのパートナーエコシステム拡大
デロイト トーマツとの提携は、アリババクラウドの日本におけるパートナーシップのネットワーク拡大において重要なマイルストーンとなります。アリババクラウドは、日本市場への継続的なコミットメントの一環として、主要なコンサルティング企業、システムインテグレーター、テクノロジープロバイダーとの提携を強化し、日本企業向けにカスタマイズされたAIとクラウドソリューションの提供を推進しています。
アリババクラウドの拡大するパートナーシッププログラムは、大規模言語モデル(LLM)「通義千問(Qwen)」や動画生成モデル「通義万相(Wan)」といったグローバルな技術革新と、現地の専門知識やコンプライアンスを融合させるという戦略を反映しています。現地のパートナー企業と共同で業界特化型のソリューションを開発することで、アリババクラウドは、日本市場で幅広いビジネスから信頼されるDXパートナーとしての役割を担っています。