株式会社メタジェン
〜研究付加価値探索・商品開発支援・サイエンスPRの3軸で多様な課題やニーズに伴走〜

株式会社メタジェン(代表取締役社長 CEO 福田真嗣 以下、「当社」)では、「腸内環境に合ったヘルスケアをあたりまえにする」ことをミッションとし、創業から10年にわたり一貫して腸内環境を基盤とした研究・事業開発・啓発活動を推進してきました。
10周年を迎えた現在も、腸内環境研究は継続的な発展を遂げており、腸内環境関連市場は複数の調査レポートにおいて年々成長が予測されています。また、当社と共に研究や事業開発に挑んで下さるパートナー企業の皆様の課題やニーズも多様化し、研究に加えて商品開発や市場共創活動を推進していくにあたり、提供すべきサービスの幅や関わるステークホルダーの領域も拡張してきました。
この度、腸内環境を基盤とするヘルスケア業界の今後の更なる拡張を見据え、腸内デザイン®の実現に向けた当社事業をよりわかりやすくアップデートいたしましたので、お知らせいたします。
事業整理の概要
当社はこれまで、腸内環境に関する価値あるデータの取得と考察を行う「研究開発支援事業」、エビデンスを基盤とした個々人の腸内環境に合わせたソリューション提供の開発を支援する「層別化ヘルスケア支援」、そしてそれらのエビデンスや商品を社会や生活者と接続するための「サイエンスPR事業」(2025年5月リリース)を事業として実装することで、パートナー企業の皆様の腸内環境に関わる入口から事業伴走までをご支援してきました。
そしてこの度、それぞれの事業の提供価値を再整理し、それらを「研究付加価値探索事業」「商品開発支援事業」「サイエンスPR事業」として再整理し、それぞれの事業で提供するコアサービスについてもアップデートいたしました。

各事業の概要
研究付加価値探索事業
腸内環境を標的としたヘルスケア商品の普及には広く関心が集まっていますが、腸内環境研究に踏み出すハードルは依然として高く、専門的な視点を備えたデータ取得や試験設計、結果解釈が必要不可欠です。また、商品の価値訴求に繋がるエビデンスを取得するためには綿密な計画が必要となります。
「研究付加価値探索事業」では、素材や商品の可能性を科学で引き出し、社会や企業の価値に変えていくことを目指し、研究から新たな価値発見を目指す研究機関や企業のみなさまと伴走いたします。
<コアサービス>
●受託分析
糞便試料を用いた腸内細菌叢や腸内代謝物質分析など、当社が蓄積してきたサンプル処理技術を活かした分析を行い、測定データを提供します。
●産学連携支援
産学連携プロジェクトにおける共同研究に際して、試験設計・実験・解析・論文化等の過程で必要となるサポートを行います。メタジェンの研究基盤とネットワークを活かし、ご要望に応じて研究の社会実装や企業とのマッチング機会のご相談も承ります。
●エビデンス創出支援
企業等が開発中の素材や製品を対象に、当社の研究開発支援プラットフォームを活用し、腸内環境を含む生体系への影響評価を通じて、科学エビデンスの創出を支援いたします。
●外部資金獲得支援
企業等が実施したい研究(事業)開発に対し、研究計画実行に向けた外部資金を獲得するための支援を行います。
商品開発支援事業
腸内環境による様々な健康効果が研究で明らかになり、関心を持つ生活者が増え市場は継続的に拡大しています。一方で、腸内環境を介した全身的な健康アプローチは即効性の効果・体感が感じられにくいため、生活者の商品に対する納得感や信頼感を得るには、確かなエビデンスと一貫したストーリーが欠かせません。各企業の独自アセットも活用しながら、エビデンスをどのように価値訴求へ変え、新たな事業・商品を創出していくか、その判断には腸内環境の研究・市場の現在地や動向を正しく把握し、将来性を見極めることが重要です。
「商品開発支援事業」では、確かなサイエンスを基盤とし、変化の早い現代における新しい「価値づくり」に伴走いたします。
<コアサービス>
●事業創出支援
腸内環境関連の新規事業(商品・サービス)の開発において、エビデンスに基づき、コンセプト・ロジック設計〜商品設計〜ローンチ、さらにはローンチ後のアップデートまで、サイエンス面から各事業者様との事業・プロダクトの創出をパートナーとして伴走します。
●研究テーマ創出支援
広く深く腸内環境研究の知見・情報を収集し、現在のアカデミア研究の動向の正確な把握を通じて、事業やプロダクトも見据えた新規研究テーマ創出、さらには研究の実行へ共に取り組みます。
サイエンスPR事業
近年、科学技術の進展や企業活動の高度化により、専門的な知識や判断が求められる場面が増えていますが、そのような情報を日常生活の中で受け取る生活者との間に、「認知格差」が生じていることも事実です。また、情報が多様で複雑化する現代社会において、科学者や事業者、メディアなどの情報発信者は、生活者が自ら判断できる環境を整え、信頼関係を築くことが求められています。
「サイエンスPR事業」では、成し遂げていきたいマーケティング、新規事業開発、啓発活動において、チーム内での腸内環境に関する必要知識習得から社内理解、そして「正確性・明快性・新規性・信頼性・中立性」を担保した情報を社会に共に発信していくPR活動に伴走することで、「研究・商品」と「社会」とをブリッジします。
<ご支援内容例>
●社内セミナー・勉強会
●PR文脈・コンテンツ制作支援
●腸内環境コンテンツ提供
●セミナー企画支援
●専門家登壇
●解説・インタビュー協力
●新規事業計画時の腸内環境業界の現状把握、社内理解、PR文脈設計やPR施策検討に関わる助言や監修等の一連のご支援
※各取り組みにおいて、PR会社等との3者連携も可能です。
また、サイエンスPRの考え方を念頭に置き、腸内デザイン市場共創を目指すコミュニティ「腸内デザイン共創プロジェクト」を活用した企画立案や啓発活動、コラボレーション事業促進等の企画提案も推進しています。
この度の事業整理をきっかけに、当社内での事業部間連携についてもより強固なものとし、パートナー企業の皆様との腸内デザイン事業の社会実装をより加速してまいります。