ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
2025年7月に誕生したアジア最大の旗艦店「ティファニー 銀座」は、クラフト、アート、ヘリテージを融合させた美と創造性に満ちた空間です。ストアの枠を超えた文化拠点として、世界的アーティストによる作品を含む約50点のアート作品と、日本初公開を半数以上含む約65点のアーカイブ ピースをご覧いただけます。
ティファニー 銀座に息づく、アートとの対話
1837年の創業以来、ティファニーは芸術と深い繋がりを持ち、パトロンであり推進者として著名なアーティストや建築家とのコラボレーションを通じて文化的な対話を続けてきました。ティファニー 銀座には、ダミアン・ハースト、ジュリアン・シュナーベルなど著名なアーティストの作品を展示し、現代の巨匠たちの卓説したアート作品をストアの随所でご覧いただけます。
ティファニーの世界観が広がる1階でお客様を迎えるのは、革新的なアプローチで知られるイタリア人アーティスト、ミケランジェロ・ピストレットによる『Color and Light』です。ティファニーのために制作された本作は、ジュート（黄麻）、鏡、金箔を施した木製フレームで構成され、鮮やかなブルーの背景に破片状の鏡が浮かび上がります。見る角度によって映り込む像が変化し、鑑賞者と空間の境界を揺るがすインタラクティブな体験を生み出します。
同じく1階のエレベーターロビーで目を引くのは、現代アート界を代表するダミアン・ハーストの『Tiffany Superb』です。今にも舞い上がりそうな蝶が浮かび上がり、まるで重力から解き放たれたような幻想的な光景を描き出します。精緻な羽をもつ蝶のフォルムと広がりのあるブルーの背景が幽玄な質感を際立たせ、「美」と「死」、「変容」というハーストのテーマを静かに物語ります。
2階のエレベーターロビーに展示されているのは、ミニマリズムを代表するドナルド・ジャッドによる《Untitled（無題）》。銅の長方形ボックスにアクリル板を重ねた構造で、壁面に設置することで浮遊感を演出し、アクリル越しに映し出されるティファニー ブルーが、空間に繊細な変化をもたらします。素材と空間の関係性を探る本作は、ジャッドが追い求めた「体験する彫刻」の理念を静かに伝えています。
2階のウォッチ ギャラリーを抜けると、アンディ・ウォーホルによる『Double Elvis』と、ドリー・パートンを描いたシルクスクリーン作品が並び、アメリカのポップカルチャーへの敬意を示しています。ポップアートの旗手であるウォーホルは、セレブリティや消費社会を題材に、繰り返しの手法でイメージの儚さを問いかけました。銀色の背景に二重に重ねられたエルヴィスの姿は、スターのカリスマ性と、彼のコマーシャル アピールの両面を映し出しています。
2階のVICルームには、日本人アーティスト、ススム・カミジョウによる『The Chill』が展示されています。プードルをモチーフにしたこの作品は、シャープな線と鮮やかな色彩で構成され、即興性と構成美が交差する独自のスタイルを体現しています。彼は、書道に着想を得た筆致と、グラフィック的な緻密さが融合した表現で知られ、ティファニーが日本の芸術との対話を大切にしていることを象徴する展示です。
3階、LOVE & ENGAGEMENTのエレベーターロビーには、アメリカ人アーティスト、ジェニー・ホルツァーの『Unavailable』は、リネンに油彩と金箔を用いた4つのパートで構成される絵画です。それぞれのパートに描かれた言葉は、暗号のような意味を潜ませながら、見る者に静かな思索を促します。社会や政治をテーマに、言葉と素材を巧みに操り、現代美術の可能性を押し広げる彼女の姿勢が、作品全体に深みを与えています。
ティファニーの記憶に触れる、5つのアーカイブ物語
ティファニー 銀座に展示されているアーカイブ コレクションは、ティファニーの長い歴史に刻まれたクラフトマンシップ、芸術性、そしてデザインへのこだわりを物語っています。伝統と革新を体現した時代を象徴する数々のアーカイブ ピースをご覧ください。
「ダイヤモンド キング」を象徴する、華麗なダイヤモンドジュエリー
ダイヤモンド ジュエリーが並ぶ地下1階では、ダイヤモンド キングと称された創業者チャールズ・ルイス・ティファニーの名声を象徴する精緻なアーカイブ ピースを展示します。デイジーとキキョウのスワッグ（植物を束ねた壁飾り）のネックレスは、当時の職人技と審美眼が凝縮された逸品です。
ティファニーの歴史的なタイムピース
1847年に時計製作を始めたティファニーには、高級ジュエリー ウォッチ メーカーとして築きあげてきた輝かしい伝統と、時計製作の歴史があります。2階のウォッチ ギャラリーでは、1912年のタイタニック号沈没から救助された女性たちが、命の恩人である船長に贈ったゴールドの懐中時計を展示します。悲劇のなかで交わされた感謝の記として、深い感情を呼び起こします。さらに、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのジャポニスム様式の懐中時計、ラペルウォッチ、卓上クロックなどもご覧いただけます。
ルイス・コンフォート・ティファニー監修によるランプ
創業者の息子であるルイス・コンフォート・ティファニーは、異彩を放つ芸術家でありデザイナーでした。日本の芸術作品や応用美術に深い関心を寄せた彼のランプには、日本の美学からの影響が色濃く表れています。3階のVICルームでは、ティファニー 銀座のファサード デザインのインスピレーション源ともなった「ウィステリア テーブル ランプ」が、自然の美しさを追い求めたティファニーの精神を象徴しています。
ハイジュエリーの巨匠ジャン・シュランバージェの世界
3階のジャン・シュランバージェのエリアでは、かつての顧客たちが所有した貴重なピースを見ることができます。ダイヤモンドとサファイヤをあしらい精巧に作り上げられた「フルール ド メール」ブローチは、伝説的なハリウッド俳優エリザベス・テイラーが所有していたもので、1965年に夫のリチャード・バートンから贈られました。シュランバージェの独創的なスピリットと自然への愛を捉えたデザインです。
ティファニーと日本の絆
19世紀以来、日本の芸術や文化はティファニーに深いインスピレーションを与え、多くの名作を生み出してきました。伝統と革新を讃えるティファニー 銀座では、日本人アーティストとの協業や、歌川広重の浮世絵や伝統芸能 歌舞伎に着想を得たウィンドウ ディスプレイも登場します。3階に展示される「菊」のブローチは、一枚一枚の花びらがフレッシュウォーターパールで丹念にかたどられ、ティファニーと日本との深い絆を象徴する貴重な作品です。
ティファニー 銀座は、従来のストアの枠を超え、まるで美術館のような芸術体験を提供する空間です。
「ティファニー 銀座」店舗 概要
住所：〒104-0061 東京都中央区銀座6-9-2
お問合せ電話番号：0120‐488‐712
営業時間：10:30～20:30
定休日：不定休
「ティファニー 銀座」の詳細は公式オンライン ストアにて随時更新いたします。
ティファニーについて
ティファニーは、1837年にチャールズ･ルイス･ティファニーがニューヨークで創業し、洗練された革新的なデザイン、精巧なクラフトマンシップ、そして卓越した創造性の代名詞としてその名を馳せるグローバル ラグジュアリー ジュエラーです。
ティファニー社とその子会社は、全世界で300店以上の店舗と14,000名を超える従業員を擁し、ジュエリー、ウォッチ、ラグジュアリーアクセサリーのデザインから製造、販売までを行っております。また3,000名を超える卓越した職人たちは、自社工場でダイヤモンドのカッティングやジュエリー製作に携わりながら、ティファニーが約束する最高品質へのコミットメントの実現に貢献しています。
ティファニーは、責任ある事業活動を行い、自然環境を維持し、多様性と包括性を優先し、事業を行う地域社会に良い影響を与えることを長年にわたり取り組んでいます。ティファニー社、およびティファニーのサステナビリティに対する取り組みの詳細については、tiffany.co.jpをご覧ください。
@tiffanyandco #TiffanyAndCo